ストーリーライン、カフェインが選択できる企業向けサービス「CHOOZE COFFEE for BIZ」を提供開始。カフェインコントロールで、美味しく、健康経営を推進。
利用者アンケートでは、約9割が「カフェインコントロール」にメリットを感じており、「今後も続けたい」と回答。
東北大学と独自のカフェイン除去技術の研究開発を行うディープテックベンチャー、デカフェコーヒーの研究開発に取り組むストーリーライン株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:岩井順子)は、9月3日(火)に、ホテルやオフィス、コワーキングスペースやショールームなどで、「カフェインコントロール(※1)」しながら、美味しいコーヒーが飲める企業向けサービス「CHOOZE COFFEE for BIZ」を提供開始いたします。従業員やお客様は、カフェイン量の違う「レギュラー(100%)」「ハーフ&ハーフ(50%)」「デカフェ(0%)」の3パターン(※2)のコーヒーを選択いただけます。
また、実証店舗の利用者アンケートでは、約9割が「カフェインコントロール」にメリットを感じていることに加え、「今後も続けたい」と回答しており、導入企業は、従業員やお客様の体調管理はもちろん、睡眠の質や生産性向上を実現し、健康経営を推進いただけます。
(※1)「カフェインコントロール」とは
時間帯・気分・健康状態・コンディションに合わせて、摂取するカフェイン量を調節し、カフェインの作用と上手く・適切に付き合うライフスタイル。
(※2)カフェイン量の割合は、1%未満の誤差がある場合がございます。
サービス提供背景
■2011年度からの5年間に少なくとも101人が救急搬送。カフェインの調整が課題に。
日本では、健康な成人のカフェイン摂取量の目安として、1日あたり400mgまでが推奨(※1)されており、コーヒーで約3〜5杯分に相当します。カフェインは、適量を摂取すれば頭が冴え、眠気を覚ます効果があるとされていますが、カフェインの過剰摂取は、めまいや心拍数の増加、不安、震え、不眠などの健康被害を引き起こす可能性があることがわかっています。
また、日本中毒学会によると、カフェイン中毒で2011年度からの5年間に少なくとも101人が救急搬送され、うち3人が亡くなったとされており、カフェインの摂取量の調整が課題となっています。
■2022年10月に実証店舗「CHOOZE COFFEE」をオープン。約9割が「今後もカフェインコントロールを続けたい」と回答。
一方で、一般的にデカフェコーヒーは美味しくないとされており、コーヒー総輸入量の1%にも達していません。そこで、弊社では超二酸化炭素抽出法を用いた独自のカフェイン除去技術 「ZEN Craft Decaf Process™」の研究開発を東北大学と進めるとともに、2022年10月、日本橋で通常はデカフェを飲まないビジネスマンを対象に、「カフェインコントロール」をコンセプトとした実証店舗「CHOOZE COFFEE(チューズコーヒー)」をオープンしました。
2024年8月末現在では、ご利用いただいている全ユーザーのうち約4割の人が実際にカフェイン量を選択(減らす)しており、利用者へのアンケート調査では、約9割が「カフェインコントロール」のメリットを感じていることに加え、「今後も続けたい」と考えていることがわかりました。
■経産省が健康経営を推奨。カフェインコントロールで従業員のヘルスケアに投資。
また、企業向けには、従業員の健康管理を経営的視点で捉え戦略的に実践する「健康経営」が推奨されており、健康投資が企業の重要課題となっています。多くのオフィスでは福利厚生としてコーヒーが提供されている一方で、カフェインの過剰摂取を懸念する従業員も少なくありません。
そこで、従業員が自身のカフェイン摂取量を管理できるサービスを提供することで、経産省の健康経営フレームワーク「3. 制度・施策実行」にも合致した施策(※2)として、従業員の健康増進や生産性向上に繋がるヘルスケア施策として貢献できると考え、本サービスの提供に至りました。
(※1)カフェインの過剰摂取について(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
(※2)健康経営の推進について(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/240328kenkoukeieigaiyou.pdf
サービス概要:カフェインコントロールで、美味しく、健康経営を推進。
「CHOOZE COFFEE for BIZ」
2024年9月3日(火)から、企業向けに、ホテルやオフィス、コワーキングスペースやショールームなどで、「カフェインコントロール」しながら、美味しいコーヒーが飲める「CHOOZE COFFEE for BIZ」を提供開始します。専用のコーヒーマシンを導入するだけで、関係者の体調管理はもちろん、睡眠の質や生産性向上を実現し、健康経営を推進いただけます。
■体調や時間帯に合わせて、3パターンから選択可能
従業員やお客様は、カフェイン量の違う「レギュラー」「ハーフ&ハーフ」「デカフェ」の3パターンから選択でき、1日のライフスタイルに合わせて「カフェインコントロール」が可能です。「CHOOZE COFFEE for BIZ」なら、夜はもちろん、1日に5杯のコーヒーを飲むこともできます。
■コーヒーマシンの製品概要
提供方法 |
①レンタル ②リース |
製品形式 |
FCM300ML |
外形寸法 |
W300×D580×H690mm ※豆キャニスタ含む高さ745mm |
電源 |
単相100V 15A |
インターフェース |
タッチパネル方式 |
コーヒーブリュア |
ドリップ式金属メッシュフィルター |
■価格・好みで選べるコーヒー豆のラインナップ
自社製造のZEN Craft Decaf Coffee™️をはじめ、世界の産地から厳選したコーヒーをお届けします。価格帯は、プレミアム(4,350円/kg)、スタンダード(3,580円/kg)、ベーシック(2980円/kg)の3種類から選択でき、今後、お好みの味や産地、焙煎度で選べるラインナップの充実も予定しています。
今後の展開
「CHOOZE COFFEE for BIZ」は、健康経営に取り組む企業のオフィスを中心に、高付加価値コーヒーとして、施設利用者やお客様の健康を大切に考える、さまざまな事業者様への導入を目指します。今後は、コワーキングスペースや、会議施設はもちろんのこと、ショールーム、ディーラー、眠りを重要視する宿泊施設、航空会社のラウンジやファーストクラスのコーヒーとして、業態や規模に合わせたオプションを充実させる方針です。
また、自社製造のZEN Craft Decaf Coffee™️は、今後も研究開発を進め、さらなる改良と量産に挑戦します。現在、デカフェは先進国で加工されるため複雑なサプライチェーンを余儀なくされていますが、当社は将来的に当該技術を生産地に移転し、現地製造で生産者の利益確保とサプライチェーンの革新に貢献します。最終的には、貧困問題の解決と消費者の健康向上の両立を目指します。
関係者コメント
ストーリーライン株式会社 代表取締役 岩井 順子
当社は2018年の創業以来、「美味しいデカフェを作る」技術スタートアップとして成長してきましたが、コロナ禍以降の健康意識の高まりや食品の機能性向上を背景に、カフェインの機能にも注目しています。「カフェインコントロール」は過剰摂取による不調の改善だけでなく、効果的にカフェインを取り入れることで活力ある毎日を提供します。
「カフェインコントロール」は、ストレス社会に生きる人々が柔軟にコンディションを調整できる有効な手段であり、将来的なスタンダードになると確信しています。
■独自のカフェイン除去技術 「ZEN Craft Decaf Process™」
当社製法「ZEN Craft Deacf Process™️」は、超臨界CO2流体技術を基礎技術とした人と環境にやさしい独自のカフェイン除去技術です。デカフェ技術は水処理法など数種類存在しますが、どの製法においてもカフェイン抽出時にカフェイン以外の有効成分も損失してしまい、味の劣化につながることが大きな課題でした。「ZEN Craft Deacf Process™️」は、水と二酸化炭素のみを使用し、有効成分の保持に注力することで、環境負荷の低減と「安全で美味しい高品質デカフェコーヒー」を実現します。
■ストーリーライン株式会社について
ストーリーライン株式会社は、超臨界CO2流体技術を用いた独自のカフェイン除去技術「ZEN Craft Decaf Process™」を、東北大学と共同開発する研究開発型スタートアップです。東北大学内の自社研究室で開発を進め、東京・日本橋の実証店舗CHOOZE COFFEEでは、全ドリンクでカフェイン量を選べるメニューを提供しています。カフェインコントロールの啓蒙や市場開発に取り組み、将来はコーヒー生産国での量産とカフェインレスコーヒー豆のグローバルシェア獲得を目指します。
運営会社名: ストーリーライン株式会社
代 表 者: 代表取締役CEO/CDO 岩井 順子
設 立: 2018年7月
事業内容 : コーヒーの輸入販売、コーヒーのカフェイン抽出研究開発、カフェイン量が選べるコーヒー『CHOOZE COFFEE』の運営
■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
ストーリーライン株式会社 広報担当:柳澤
mail:pr@storyline.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像