シニア層のオンラインサービス利用実態~東京在住のシニア層におけるスマホ所有・利用状況に関する調査(2)~
株式会社メトロアドエージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長 肥後 謙一)は、東京在住の65歳以上のシニア層を対象に「スマートフォンの所有・利用状況」と「オンラインサービス利用状況」に関する調査を実施しました。調査では、東京在住のシニア層が、オンラインサービスやSNSを活用しながら、アクティブなデジタルライフを行っている様子が明らかになりました。
■調査記事リンク
https://www.metro-ad.co.jp/column/detail/id_324.html
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https://www.metro-ad.co.jp/column/detail/id_324.html
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はじめに
今回の調査は、東京在住のシニア層の方を対象としました。事前調査で、東京在住の65歳以上の男女2,288人に対してスマホの所有状況を確認すると、全体の79.2%がスマホを所有していることが分かりました。また、スマホの機能を幅広く利用しており、スマホで検索をアクティブに行っていて、スマホ利用に対してポジティブな気持ちを持っているなど、シニア層がデジタルライフに積極的である様子が明らかになりました。
▼レポート第1弾はこちらをご覧ください。
シニア層への広告コミュニケーションはスマホ必須!~東京在住のシニア層におけるスマホ所有・利用状況に関する調査~
https://www.metro-ad.co.jp/column/detail/id_303.html
第2弾となる本コラムでは、オンラインサービスとSNSの利用状況についてお伝えし、スマホ利用に限らない、シニア層のデジタルライフをさらに掘り下げていきます。
※対象者は「東京在住65歳以上のスマホ所有者(n=600)」です。
- シニア層のオンラインサービス利用経験率は?
経験率が最も高かったオンラインサービスは、オンラインショッピング(77.7%)でした。続いて、旅行のオンライン予約(51.3%)が高く、半数以上利用経験があることが分かりました。調査時点の2021年7月末から8月上旬では、ワクチン予約(46.7%)も半数に近い方が自身で利用していました。
また、利用経験率が半数を超えた「オンラインショッピング」と「旅行のオンライン予約手配」について、男女別でスコアを確認すると、いずれも男性において利用経験率が高いことが分かりました。
- シニア層はオンラインショッピングで何を購入している?
さらに深掘りするため、オンラインショッピング経験者のシニア層(n=466)に対して、購入したことがあるものについて確認しました。
最も多かったのは、日用品で75.3%でした。次に食品(生鮮食品を除く)が73.0%、家電が71.0%と続きます。本や服についても半数以上の方に購入経験があり、シニア層のオンラインショッピング利用者は幅広い商品ジャンルを購入していることが明らかになりました。
- 東京在住のスマホ所有シニア層は、主要SNSを知っている!
まずSNSについて見てみましょう。スマホ所有している東京在住のシニア層におけるSNSの名称認知率は、YouTubeで96.3%、LINEで96.2%、Twitterで94.0%、Facebookで93.7%、そしてInstagramは90.0%と、9割を超える高いスコアとなりました。TikTokに関しては若干スコアが下がるものの78.5%であり、シニア層は多くのSNSの名前を知っているということが分かりました!
利用経験率に関しては、LINEが73.2%、YouTubeが69.5%と、約7割が利用している一方で、その他のSNSに関しては、利用経験率は半数以下にとどまることが分かりました。
主要なSNSについて、おおむね9割の名称認知率とは驚きの結果ですね!スマホ所有している東京在住のシニア層は、SNSに対して感度が高い様子が明らかになりました。
また、各SNSの利用者に対して、そのSNSに投稿をしたことがある経験を確認したところ、最も高いスコアとなったのはFacebookで61.0%でした。シニア層のFacebook利用者は、ただアカウントを所有しているだけではなく、実際に投稿まで行うアクティブな利用をしていることが明らかになりました。
- シニア層の6割以上が、主要な動画配信サービスを知っている!
コロナ禍のおうち時間増加で、利用が増えている動画・音楽の配信サービスですが、どのような結果となるのでしょうか。
動画配信サービスに関しては、対象としたサービスは、いずれも6割以上のシニア層が名前を知っていることが分かりました。最も認知率が高かったのは、Amazon Prime Videoで84.7%でした。Hulu(72.7%)、Netflix(67.5%)は、約7割という結果となりました。利用経験率については、Amazon Prime Videoが30.2%でしたが、それ以外のサービスは約1割にとどまりました。多くの動画配信サービスをシニア層は認知しており、オンラインでの動画視聴が浸透してきていることが分かりますね!
音楽配信サービスについては、名称認知率が、Apple Musicは57.0%と過半数を超える一方で、Spotifyは約半分の27.7%でした。また、利用経験率はいずれも5%以下となりました。
東京在住のスマホ利用をしているシニア層は、多くの動画・音楽配信サービスを広く認知している様子が明らかになり、今後の利用拡大につながることが期待されます。
- おわりに
そして、主要なSNSが知られている事が分かり、SNSがシニア層にとって身近な存在となっていることが明らかになりました。動画の配信サービスについても6割以上が認知しており、この先の利用拡大につながることが期待されます。
このように、シニア層も活発なデジタルライフを行っている現代。広告コミュニケーションにおいても、シニア層にとってデジタルは重要なタッチポイントとなります。シニア層に対するアプローチを検討する際は、本コラムや、下記のシニア層のスマホ利用に関するコラムをぜひご参考いただけますと幸いです。
下記サイトから、「オンラインサービス」「SNS」「動画・音楽配信サービス」の利用経験率について全体・男女別・年代別のスコアがダウンロードできます。ぜひご活用ください!
■調査記事リンク
https://www.metro-ad.co.jp/column/detail/id_324.html
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