性別・体型・前後にまでとらわれず、自由なディスプレイ表現を目指したマネキン「PICT/ピクト」2024年5月よりレンタル開始
〜日本屈指のマネキン開発力 自社技術で原型から制作〜
株式会社アディスミューズ(本社:東京都中央区、代表:髙橋 拓也)は、2024年5月に新作マネキンボディ「PICT/ピクト」のレンタルを開始しました。「PICT/ピクト」は“ピクトグラム”をヒントに開発され、性別・体型・前後にまでとらわれず、自由なディスプレイ表現に挑戦したマネキンです。
「ダイバーシティ」という課題と向き合い開発
物を大切に扱うこと、差別のない世の中にすることが重要視される昨今、アパレル業界にも「サステナビリティ」「ダイバーシティ(多様性)」を意識した取り組みが浸透しており、それらの商品を纏うマネキンボディにおいてもその社会的義務に歩調を合わせることが重要と考えます。
サステナビリティという課題については各企業や消費者レベルでも考えや意識が定着し、身近なところでも積極的な取り組みが目立ちます。
一方ダイバーシティについては、個人が持つバックグラウンドが多種多様に及ぶため一言で定義することが難しく、取り組みへの壁を感じます。特に人体を模る「マネキンボディ」という分野においては、ある程度の外形を特定してしまうため“表層的ダイバーシティ”の観点ではこの取り組みを一層難しくしてしまいます。
特定の人を想起させない抽象マネキン
「PICT/ピクト」は、“ピクトグラム”からインスピレーションを受けて開発されたフルアブストラクトボディのマネキンです。
性別や年齢、スタイルや前後、すべてのカテゴライズを無くし、極限まで抽象化されたマネキンを目指して制作されました。
着る人やその背景をも想起させず、見る人にとっての不要なバイアスを取り払います。
見る側と使う側…どちらの多様性にも配慮
「PICT/ピクト」は、使用面においても負荷を抑えることで多くの方が扱いやすいディテールを実現しました。
ボディは衣服を着用させるために必要な最低限の造作のみにそぎ落とし、マネキン自体の重量を大幅に軽減。176cmのタイプの場合では約4kg程度と、通常のマネキンの約60%の重量となっています。
また、細くなめらかな腕・脚も衣服や靴を通しやすく、売り場の方々が扱いやすいマネキンを追求しました。
サイズは高さ110cm・176cm・185cmの3サイズ展開。さらに脚をクロスした動きのあるタイプを加え全4品種となります。
環境にも配慮
マネキンに通常使用されるFRPを、焼却による環境への負荷が少ないバサルト繊維素材(BFRP)に置き換えるなど、環境に配慮した研究開発にも取り組んでいます。
また、ボディの形状をそぎ落としたことでも、使用される原料の大幅な削減につながりました。
アディスミューズのSDGsへの取り組みについて
私たちアディスミューズは一度作ったモノを再利用し、廃棄物を減らすレンタル事業者として、サステナブルなビジネス環境の構築に貢献しています。
制作者のコメント
今まで見たことのない商品をつくりたいと日々思っています。
以前から「前後どちらでも使えるマネキンはできないだろうか?」とずっと考えていました。
通勤時に非常階段やエスカレーターのピクトグラムを見ていて、誰にでもわかる記号のようなデザインだなと感じ、この要素を生かしたいと思いました。
マネキンは洋服を着せることでより良く商品を見せるものですが、ジェンダーレス、サステナブル、ユニバーサルデザインといった言葉が定着して使い方も変化してきました。
多様性が求められる今だからこそ「PICT/ピクト」シリーズの開発をしようと決めました。
スケッチとミニチュア試作を重ねて実寸大の粘土原型を制作している時は、これが軽量化された製品になり、お店にディスプレイされているところを想像するとワクワクしながら完成させることができました。
企業概要
私たちアディスミューズは、お客様の「商品・サービスをもっと知ってもらいたい」という想いをお手伝いし、総合ディスプレイ企業として「売れる売場づくり」を追求しています。創業以来、長年で培った経験と持てるアイディアの全てで、販売促進をしたいお客様の想いをワンストップで叶える企業、お客様に寄り添える企業を目指します。
会社名:株式会社アディスミューズ
代表者:代表取締役社長 髙橋 拓也
設立:1978年 9月
資本金:9,750万円
住所:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町 1-6-4 ミューズ日本橋ビル
TEL:03-3865-9322(代)URL:https://www.addismuse.co.jp/
本件に関するお問合せ窓⼝
株式会社アディスミューズ マーケティング部| marketing@addismuse.co.jp(e-mail)
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