1月17日は「防災とボランティアの日」。地域の防災活動を支援するため、能登地震で出動中の水陸両用車を提供する埼玉県の企業が防災相談の受付を実施
能登地震を受け、今一度見直したい災害時の人命救助や電源確保
埼玉県春日部市で事業を展開する有限会社サポートマーケティングサービス(本社:埼玉県春日部市 代表取締役:荒川 真一、以下、サポートマーケティングサービス)は、災害時に役立つ水陸両用車の販売や、再生可能エネルギー活用を促進するポータブル電源の普及に尽力しています。1月1日の能登地震では、各県の自治体へ納めた水陸両用車「ARGO」が能登に向けて多数出動いたしました。この度、阪神・淡路大震災を機に制定された1月17日の「防災・ボランティアの日」をきっかけに地域の方が防災への意識を高め、災害対策を迷わず進められるよう、防災相談の受付を実施いたします。
この度の石川県能登地方を震源とする地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。また、被災地域の一日も早い復興をお祈りいたします。
■【背景】能登地震復興のため、水陸両用車が各地から出動
有限会社サポートマーケティングサービスは、東日本大震災を契機に、水陸両用車の普及に尽力してまいりました。今回の能登地震では、地震に伴った家屋の倒壊と津波被害が発生し、水陸両用車ARGOが搭載された「津波・大規模風水害対策車」が、救助のため京都府の舞鶴消防本部、捜索活動のため愛知県海部南部消防署、被災地支援のため三重県津消防本部ほかから派遣されました。警察関連では、国から無償貸与を受けた水陸両用車が福岡県警から捜索および救助のため現地に向かいました。その他、各県からも水陸両用車が出動し現地で活動しています。
動画:令和6年能登半島地震被災地を走行するARGO
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、全国から数多くのボランティアが駆け付け、様々な活動を実施したことが被災地の復興に向けた大きな力となったことから災害ボランティア活動の重要性が広く認識され、「防災とボランティアの日」とされています。これを機に、全国の方に防災への意識を高め、災害対策を進めていただきたく、防災相談の受付を開始いたします。
■災害に関する相談窓口
サポートマーケティングサービスでは、春日部市、越谷市、群馬前橋市、千葉県市川市との災害協定に基づき、地域の防災を支援するため、水陸両用車やポータブル電源、移動式太陽光発電機の導入など防災全般に関するご相談を受け付けます。災害対策にお困りの企業や自治体のご担当者様はご一報くださいませ。
<防災相談窓口>
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電話:048-711-6867
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FAX:048-733-4011
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住所:〒344-0063 埼玉県春日部市緑町2-14-13
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e-mail:info@sms-argo.com
参考記事:
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【能登半島地震】福岡県警の機動隊員80人石川県に向け出発 救助活動などにあたる 水陸両用車も出動:https://www.fbs.co.jp/news/news96zxol47m8lgay3qd5.html
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被災した石川県珠洲市へ水陸両用バギー 京都府舞鶴市から派遣:https://www.asahi.com/articles/ASS1B72S8S1BPLZB001.html
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水陸両用バギー搭載「津波対策車」、能登被災地へ派遣 孤立集落救助へ活用:https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1181334#goog_rewarded
■【導入のきっかけ】「これが災害時にあれば…」消防隊員の一言から始まった水陸両用車の普及
水陸両用車ARGOは、弊社代表の趣味としての利用から始まりましたが、水上と荒地の両方に対応する便益性と、誰もが運転しやすい操作性から、本業の土木工事への導入を開始しました。
その後、2011年に東日本大震災と紀伊半島豪雨が発生。東日本大震災では、津波により道路に浸水し、瓦礫が浮いてボートに穴があいてしまう状況でしたが、その頃ARGOは使用されていませんでした。
災害により物資を運べない地域があると知った弊社代表が、現地に救援物資を持っていく際、トラックに水陸両用車ARGOを搭載し、その荷台に物資を載せて運びました。
宮城県名取市の名取消防へ物資を運んだ際には、多くの隊員が水陸両用車に興味を示し、こう呟きました。
「これが震災のときにあれば、もっと多くの人の命を助けられた」代表はその一言から、より多くの消防団や団体に水陸両用車を導入する必要性を強く感じました。また、代表は当時消防団に所属していたことから、消防にも役立てられるのではと考えました。
同年8月には、紀伊半島豪雨により、各地で土砂崩れが発生しました。土砂を除去する工事が行われた際、ゼネコンが現場までの移動手段として3台のARGOを使用し、水陸両用、かつ頑丈な特性を活かして、徒歩で1時間かかる移動を5分に短縮できたという実績がございます。
緊急消防援助帯全国合同訓練の動画では、0:47頃にARGOが登場しています。
■【停電対策】燃料が必要な発電機に依存しない準備を
弊社では、水陸両用車の販売だけでなく、再生可能エネルギーの活用促進のため、「移動式小型太陽光発電システム」(軽トレーラーに搭載)や「超小型移動式小型太陽光発電システム」(オートバイ等の三輪に搭載)を開発してまいりました。
災害現場では、多くの場合停電が発生します。今回の能登地震でも広範囲で停電が発生したように、災害時は特に電気と水が不足しやすくなります。そこで活躍するのが、多様な方法で充電できるポータブル電源です。弊社が代理店として販売を行うEcoFlow社製のポータブル電源は、太陽光、発電機、コンセントなどでの充電が可能な「ハイブリッド式」である点が大きな特長です。
災害時、発電機の用意のみでは、電気を供給したいときには常に動かし続ける必要があります。ポータブル電源があれば、ある程度充電した後は燃料を消費する発電機を使う必要がなくなり、コスト削減、排ガス削減になります。化石燃料の使用による特有の臭いも軽減できます。
これらのメリットから、弊社では、多くの電力を必要とする時間帯や天気が悪いときには発電機でポータブル電源に充電しながら使用し、それ以外の場面では、太陽光発電を使用することを推奨しています。ポータブル電源は大小様々なタイプがあり、企業の場合は事業継続力の強化、一般家庭では温かい食事の提供など、あらゆる場面で活躍します。
■水陸両用車ARGOについて
これから災害対策をお考えの企業・自治体には、道路の通行が難しい状況でも頼りにされ、生命救助や物資運搬に貢献できる水陸両用車ARGOの導入をお勧めしております。
ARGOは一般道路、荒れ地、水上での走行はもちろん、ゴムクローラー(キャタピラー)を装着することで、濘地・砂利道・急な登坂・雪上の走行も可能です。一般的には4人乗りが多い中、ARGOは6人が同時に乗れる8輪構造になっており、優れた操作性、頑丈さ、耐久性を活かして、消防、警察、大雪地域など、国内外で活躍しています。平常時には、水陸両用車に乗る体験自体を楽しんでいただけるため、観光地域でのアトラクションとして導入する企業も増えています。お祭りやイベント等でも利用され、TVにも多数出演しております。また、火山灰にも対応していることが実験により実証されました。
■EcoFlowのポータブル電源について
企業でもご家庭でも、いざというときに太陽光充電が可能なポータブル電源を備えておくことで、災害時に貴重な情報獲得源となるスマホやラジオの充電を確保できます。EcoFlowのポータブル電源は、ソーラー充電、スマート発電機充電、AC充電、12Vシガーソケット充電、USB-C充電など、複数の充電方法に対応しており、さまざまな環境での充電が可能です。
ポータブル電源は災害時、防災アイテムとしてだけではなく、平常時のイベント等での電源供給やキャンプ、車中泊などフェーズフリーに役立ちます。
1時間以内で0%の状態から80%まで急速充電可能な「X-Stream」機能や、定格消費電力を無理やり落として使用できる「X-Boost」機能があります。フル充電であれば1.6時間で完了し、専用アプリで静音モードに切り替えるとより静かに充電を行うことができます。高性能で安全なリチウムイオンバッテリー(リン酸鉄)を使用し、バッテリーの長寿命化や充電回数の大幅アップが実現しています。さらに、200Vを出力するポータブル電源もございます。
■今後の展望
災害時は、トイレやお風呂の悩みも多く発生します。弊社では、今後扱う製品として、ご年配の方や介護を必要としている方や、お子様をお連れのお母様方がゆったりと使用できる広く移動式トイレの構想を進めております。
介護者やお子様が一緒に入れる広さを確保し、折りたたみの子供用ベッドや汗が流せるシャワーを設置するなど、トイレの悩みを改善することで災害地の人々の精神的ダメージの改善に寄与してまいります。
有限会社サポートマーケティングサービスは、水陸両用車をはじめ、EVや太陽光事業など幅広い分野での研究開発を続け、今後も安全で持続可能な地域社会の発展に寄与してまいります。
有限会社サポートマーケティングサービス
事業内容:土木建築資材(パイプ・接手類他)リース・販売
水陸両用バギー販売・キャラピラー式車椅子販売・再生可能エネルギー設置コンサル・トレーニング用品販売・EVモビリティ販売(コンサル)・その他
代表取締役 荒川 真一
設立:2005年4月1日
URL:https://www.sms-g.co.jp
<各事業ホームページ>
土木事業部:https://www.sms-pp.com/
特車事業部:https://www.sms-argo.com/
エネルギー事業部:https://sms-energy.com/
EV事業部:https://sms-ev.com/
福祉事業部 :https://sms-welfare.com/
海外事業部(ワールドサポートインターナショナル LLC):https://sms-w.com/
【本社】
〒344-0062 埼玉県春日部市粕壁東6-10-9
TEL:048-753-4200 / FAX:048-753-4201
【ショールーム】
〒344-0063 埼玉県春日部市緑町2-14-13
TEL 048-711-6867 / FAX 048-733-4011
【関西営業所】
〒675-2445 兵庫県加西市殿原町275-3
TEL:0790-44-8787 / FAX:0790-44-8788
【東京事務所】
〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関3-6-14 三久ビル501
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