奥能登に賑わいを取り戻す「Present Tree in 能登金蔵」、本日より里親募集スタート!

震災からの“復興”の森づくりを、1本の植樹からご支援いただけます

 認定NPO法人環境リレーションズ研究所(東京都千代田区、理事長:鈴木 敦子)では、20年間継続運営してきた、森づくりと地域振興を結びつける事業「Present Tree(プレゼントツリー)」のスキームを活用し、石川県輪島市町野町にある金蔵地区の復興を支援するため、地権者である金蔵共有山林管理会(委員長:井池 光信)、森林施業に取り組む石川県森林整備協同組合(理事長:水上 正敏)、石川県山林協会(専務理事:坂口 浩一郎)との間で、石川県の立会いの下、今後10年間の森林整備協定を締結、本日より里親募集を開始いたします。プレゼントツリーの協定林としては、国内60カ所目となります。

 「Present Tree(プレゼントツリー)」は2005年1月に始めた取り組みで、「人生の記念日に樹を植えよう!」と呼びかけ、大切な人や自分自身のために記念樹を植え、森林再生と地域振興につなげます。今までに、植栽が放棄されたところ、台風や山火事などで森林が消失したところ、里山として保全していくべきところ、水源の森として維持していくべきところなど、それぞれの理由により植樹が必要な場所(国内59カ所)で活動を展開してまいりました。その殆どは、少子高齢化が進んでいる地域にある一方、記念樹を植える里親の方々の殆どが首都圏を中心とした都市部の人達です。都市部の人達が、記念樹を持つことでその森を訪れ、都市と森との交流がはじまること、その交流人口増大のための拠点を担い地域を元気にしていくこと、がPresent Tree(プレゼントツリー)の狙いであり、新たな森の付加価値づくりに挑戦し続けています。

石川県輪島市町野町 金蔵地区について

 日本で初めて世界農業遺産に認定された奥能登・輪島市の北部、町野町にある金蔵(かなくら)地区は、周囲を山々に囲まれた小さな盆地で、美しい棚田と里山に代表される日本の原風景が継承されてきました。「美しい日本の歩きたくなるみち500選」や「にほんの里100選」、「生物多様性保全上重要な里地里山」などにも選定されています。

  歴史は古く、7世紀中頃に建立された金蔵寺(かなくらじ)を中心に栄えた寺領荘園で、室町時代(1527年)には能登守護・畠山氏によって全村焼き討ちの憂き目に遭ったものの、寺々とその門徒を誘致し新しい寺院群として再興しています。檀家の繋がりにより、外部に交流人口を育んできた歴史が長く、関係人口や交流人口を増やす施策に対して地域全体の理解が深いことが、当地の強みになっています。地域づくり活動を活発化し金蔵再発見活動として、地域の歴史や民族文化を掘り起こし外部へ発信、来訪者の受入体制を整えてきました。夏の風物詩「金蔵万燈会」は、寺の境内やあぜ道に灯される明かりの数が、多い時で3万本にも上り、全国的に注目されるイベントとなりましたが、過疎高齢化が進んだことで近年は開催できない期間が続きました。そこへ追い打ちをかけるように2024年1月の能登半島地震が発生、過疎化が更に深刻化しています。

奥能登に賑わいを取り戻す“復興”の森づくり

 「Present Tree in 能登金蔵」では、美しい棚田と里山に代表される日本の原風景を維持し、そこに棲む生き物たちを守り続けるために、放置された牧草地跡に地元植生の広葉樹を植えて、自然の森に戻していきます。都市部の人たちがその樹の里親となり、以後10年間、地元の人たちと交流しながら共に育てることで、金蔵地区に新しい交流人口を創り、地域に賑わいを取り戻し、奥能登の復興を進めていきます。

 Present Treeでは、これまでに北海道から九州まで国内59カ所、海外2カ所で森林再生プロジェクトを進めており、現在までの植栽本数は約42万本におよびます。今後も様々な理由で森林再生による地域振興が必要とされている地域において、都市と中山間とを繋ぐプロジェクトを提供してまいります。また、個人、企業問わず、この活動に賛同いただける方を随時募集していきます。

 ■「Present Tree in 能登金蔵」概要

主催

認定NPO法人環境リレーションズ研究所

地権者

金蔵共有山林管理会

施業受託者

石川県森林整備協同組合

協力

石川県山林協会

立会人

石川県奥能登農林総合事務所

場所

石川県輪島市町野町金蔵

面積

約1.94ha

期間

令和7年5月23日から令和17年5月22日まで

樹種

コナラ、クヌギなど

1本

5,000円(植樹~10年間の育林まで)

詳細・申込URL: https://presenttree.jp/ptforests/detail.php?id=43

■Present Tree(プレゼントツリー)とは?

 プレゼントツリーの「プレゼント」には、大切な人へのプレゼント、と言う意味と、その地域の森へのプレゼント、延いては未来の地球へのプレゼント、という意味が込められています。「贈り物に樹を植えよう!」と呼びかけて、都市部の人達が、全国に拡がる放置された森や、災害に遭った森、ゴルフ場や牧場が破綻した跡地など、樹を植える必要のある場所に、自分や大切な人のために樹を植えて、地元と共にその後10年間育てていくというプロジェクトです。自分の樹がその地に存在することによって、その地域に足を運ぶようになり、足を運べば交流が生まれます。この交流によって、森だけでなく、地域丸ごと元気にしていきます。

 植えらえた苗木は10年間、森になるまで大切に育てます。苗木の里親になった方には、樹の管理番号が記された「植樹証明書」と贈り主からのメッセージカードが届きます。

 おかげさまでプレゼントツリーは今年1月、20周年を迎えることができました。

プレゼントツリー公式HP: https://presenttree.jp/

プレゼントツリーコンセプトムービー

 認定NPO法人環境リレーションズ研究所 概要

商号

認定NPO法人環境リレーションズ研究所

役員構成

理事長:鈴木敦子

副理事長:金子篤史

理事:中村則仁

理事:相田一成

監事:原元利浩

事務局長:石森英里

住所

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8階

電話

03-5283-8143

FAX: 03-3296-8656

公式サイト

https://env-r.com/(団体)

https://presenttree.jp/(プロジェクト)

設立

1999年10月~任意団体としてスタート。2003年9月、内閣府より認証を受け、全国展開を前提とした特定非営利活動法人となる。2010年4月より、国税庁の認定を受け「認定NPO法人」となる。

業務協力先

公共団体、国立大学法人、森林組合、シンクタンク、環境調査企業、製造業等

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会社概要

URL
https://env-r.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8F
電話番号
03-5283-8143
代表者名
鈴木敦子
上場
未上場
資本金
-
設立
2003年09月