コーヒーを“食べる”「モカブル」 総額1.5億円の資金調達を実施
サントリーホールディングス株式会社の社内ベンチャー制度を経て、大企業カーブアウトによるスタートアップを設立

「大切に育てられたコーヒー豆の個性を余すことなく楽しんでいただきたい」という想いから生まれた株式会社モカブル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:糸山彰徳、以下「モカブル」)は、“コーヒーを食べる”という新しいカテゴリーを提案するスタートアップです。サントリーグループの社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO(フロンティア道場)※1」」を経てカーブアウトし、今回シードラウンドで総額1.5億円の資金調達を実施しました。
※1 2021年より実施する、社員が新規事業創出にチャレンジするグループ内制度
シードラウンド 引受先VCファンド
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Genesia Venture Fund 4号投資事業有限責任組合
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サントリーホールディングス株式会社
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みずほ成長支援第5号投資事業有限責任組合
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Kconイノベーション1号投資事業有限責任組合
資金調達の使途
このたびの資金調達によって、主軸事業であるモカブルの開発および販促活動の強化を行うとともに、2025年7月に設立した北米法人の体制を強化し、グローバル展開を加速させてまいります。また、コーヒーの産地への開発投資も行うことで、より持続可能かつ美味で多様性豊かなサプライチェーン構築へと発展させます。
投資家からのメッセージ

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ General Partner 鈴木 隆宏(写真左)
Investment Manager 祝 煜洲(写真右)
この度、外部投資家による1st roundのファイナンスとして、ジェネシア・ベンチャーズからリード投資をさせていただきました。チョコレート市場は一見すると成熟市場ですが、日本でもグローバルでも依然として成長し続けています。その市場で、Mokableは「コーヒーを食べる」という新しい体験価値を生み出し、成熟したチョコレート市場に革新をもたらすとともに、食品ロスの削減と中長期には農園改革も視野に入れた大きな社会的課題の解決にも挑むユニークな会社です。代表の糸山さんとはジェネシアの創業支援プログラム「Ignition Academy」を通じて出会いました。安定した大企業を飛び出し、自らリスクを取り挑戦する姿勢と、短期間で日本市場にとどまらず海外展開の布石を築く実行力・熱量には強い感銘を受けています。私たちは、Mokableが「Japan to Global」を体現し、新しい食文化を創造する担い手となることを期待し、一緒に挑戦を支えていきます!

サントリーホールディングス株式会社
未来事業開発部 部長 後藤 謙治
株式会社モカブルは、当社社内ベンチャー制度”FRONTIER DOJO”から生まれました。起案者である糸山社長の強い想いが多くの関係者を動かし、約2年間の検証を経て、当社からのカーブアウトとして、事業会社が設立されました。コーヒー豆を無駄なく使い切るサステナビリティの観点でお客様から高い評価を頂いており、また今後はグローバルでの市場拡大も期待しています。上記も踏まえ、当社として出資を決めました。今後も連携を図り、成長を後押しして参ります。

みずほキャピタル株式会社
常務取締役 小土井 善章(写真左)
投資第二部 インベストメントマネージャー 植田 晃仁(写真右)
この度、モカブル社への出資に参画し、大きな成長に向けて伴走させていただけることを大変光栄に感じております。糸山代表のサントリーでの豊富な経験を元に、こだわりを持って開発された商品は「コーヒーを丸ごと食べる」がコンセプトであり、香りや味はトップパティシエやバリスタを含め業界評価がとても高いものになっています。コーヒー豆の廃棄が出ないサステナブルな文脈に沿った新感覚の商品が皆さまの手元に届く日が非常に楽しみです。冷静で聡明でありながら、熱い想いを持つ糸山代表なら国内だけでなく、グローバルにこの商品を展開できると信じており、みずほキャピタルとしても全力で支援していきたいと思います。

株式会社きらぼしコンサルティング
ベンチャーファンドチーム パートナー 岩田 元様
このたびモカブル社への出資機会を得たことを大変光栄に感じております。
同社が提案する「コーヒーを食べる」という新しい発想は、これまでの常識にとらわれないチャレンジであり、世界中のコーヒー好きに新しい体験を届ける大きな可能性を秘めています。コーヒー豆をまるごと楽しむというアイデアはコーヒー豆生産農家への敬意とサステナブルな未来への想いが込められており、糸山氏を中心としたチームのビジョンと実行力にグローバルな成長を期待しております。私たちきらぼしコンサルティングも、地域金融グループとしてのネットワークを活かしながら、モカブル社が日本から世界へ羽ばたき、新しい食文化を創り出していく挑戦を伴走支援してまいります。
株式会社モカブル 代表取締役 糸山彰徳のコメント

私たちは、「大切に育てられたコーヒー豆の個性を余すことなく楽しんでいただきたい」という想いのもと、サントリーホールディングス株式会社の社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO(フロンティア道場)」から誕生しました。まだ幼木のような私たちの事業ですが、今回いただいたご支援を新たな水の潤いとして、グローバル展開を一層加速させ、さらに大きな成長に挑戦していきます。モカブルというブランドを世界中のお客様にお届けすることを通じて、未来にわたってコーヒーに関わる人々が幸せを感じられるような世界の実現に向けて邁進いたします。
プロフィール
九州大学大学院システム生命科学府卒。同大学院にて分子生物学を専攻し博士号を取得。サントリーホールディングス株式会社に入社し、“BOSS”など飲料の商品開発やR&D戦略企画、新規事業開発を経験。同社の社内ベンチャー制度にて前身ブランドである「カフェレート-コーヒーを食べる-」事業の企画を立案し、2025年に株式会社モカブルを立ち上げ。
コーヒーを“食べる”「モカブル」とは
モカブルは、「大切に育てられたコーヒー豆の個性を余すことなく楽しんでいただきたい」という思いから始まった、コーヒーをまるごと食べることができる製品です。豆の約70%がフィルターに残ってしまう“飲む”スタイルに対して、コーヒー豆をまるごと微粉砕し使用することで、豆が持つ豊かな香りや美味しさなどの貴重な成分をとりこぼさず、無駄なく最大限引き出します。
モカブル公式サイト:https://mokable.jp

コーヒーを“食べる”新たな体験
まるごと微粉砕したコーヒー豆とサステナブル植物油脂から生まれたモカブル。
見た目や口どけはチョコレートのようですが、ひと口で広がるのは、コーヒーの華やかな香りとリッチな味わい。コーヒーを“食べる”という今までにない体験と特別な時間をお届けします。

株式会社モカブルについて

私たちは、「大切に育てられたコーヒー豆の個性を余すことなく楽しんでいただきたい」という想いのもと、2024年にサントリーホールディングス株式会社の社内ベンチャー制度から誕生しました。2025年4月、日本法人「株式会社モカブル」を設立し、北米市場でも「MOKABLE」として販売を開始。同年7月には北米法人も設立しました。
現在は、日本と北米の双方でブランド名を「MOKABLE」に統一し、グローバルな展開を進めています。
商号:株式会社モカブル
代表者:糸山 彰徳
所在地:東京都渋谷区円山町5番5号Navi渋谷V3階
設立:2025年4月
事業概要:「モカブル」の製造、販売
公式サイト: https://mokable.jp
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