アクアポニックス農園「ふじさわアクポニビレッジ」を神奈川県藤沢市にオープン

生産技術向上/エネルギー効率化/農福連携など、他社と連携しアクアポニックスの多様な可能性を追求

株式会社アクポニ

株式会社アクポニ(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:濱田健吾、URL:https://aquaponics.co.jp/)は2022年7月1日、神奈川県藤沢市に循環型農業“アクアポニックス”で野菜と魚を生産する農園「ふじさわアクポニビレッジ」をオープンします。当施設は他社と共同で複数の実証実験を行うコミュニティ型の農園であることが特徴で、3棟のアクアポニックスを設置しています。当社が販売するアクアポニックス生産パッケージ「アクポニハウス」初のショールームとして、見学会も開催。2021年2月に開設した「湘南アクポニ農場」に続き、当社がアクアポニックスを実践する第二の拠点として、今後はアクアポニックスに関する各種取り組みやイベントの開催、野菜と魚の販売等を予定しています。

 

アクポニハウス イメージアクポニハウス イメージ

アクポニハウスについて:https://aquaponics.co.jp/aquponi-house/
  • ふじさわアクポニビレッジの特長
1. 都市型パッケージ農園「アクポニハウス」初のショールーム
 2021年11月より提供を開始した、アクアポニックス生産設備をパッケージ化した商品「アクポニハウス」初の展示を行います。アクポニハウスは現在5、30、100の3サイズを展開しており、当施設では全てのサイズの見学が可能です。
 アクポニハウスでは、最新型の縦型水耕システムと立体的に組み合わせた養殖設備により、集積率を最大7倍に向上させ、駐車場1台程のスペースで毎月最大1,000株が栽培可能です。縦型水耕システムの課題であった生育ムラや収穫時の作業性を、全ての定植ポットに水を均等に供給する流路と、定植ポットをワンタッチでタワーに取付け・取外しできる構造にすることで大幅に高めています。縦型水耕システムには、培地栽培設備も備わっており、従来の縦型水耕システムでは育てることができなかった実物野菜やハーブなど、大きく育つ野菜の栽培も可能です。面積あたりの生産量を大幅に向上させることで、土地の狭い都市部でも物流コストやエネルギーを削減しながら野菜と魚を育て、地産地消や店産店消を実現することができます。

アクポニハウスで育つ野菜アクポニハウスで育つ野菜

アクポニハウスで育つチョウザメの様子アクポニハウスで育つチョウザメの様子

アクポニハウス詳細:https://aquaponics.co.jp/aquponi-house/

2. データに基づいた評価と異業種連携を通して、アクアポニックスの多様な可能性を追求

 試験場にはサイズの異なる3棟のアクアポニックス生産設備を設置し、並行して複数の実証実験を行います。

<実験内容詳細>
・新しい作物品種や魚を組み合わせた生産技術の研究
・アクアポニックス生産によるエネルギー効率化、資源循環の定量的・定性的評価
・地産地消、農福連携、教育など、地域コミュニティとの連携による価値創造

 各アクポニハウスにはIoTセンサーとWEBカメラを常設しており、アクアポニックスに特化して開発した生産管理アプリにより生育環境データの計測や作業の記録を行っています。これらのデジタルデータを活用し、数値データによる定量評価を実施し、生産技術の改善やシステムの効率化を行います。
 また、試験場の一部区画は他社と共同で運営を行っており、アクポニ技術スタッフによる生産技術サポートを提供しています。今後は「ふじさわアクポニビレッジ」での交流を通して業種や業界を超えた企業が連携して相乗効果を生み出すことを目的とし、アクアポニックスに取り組む企業との技術交流や、研究依頼等にも対応していく予定です。

3. 地域に開かれた農園として、野菜の一般販売やイベント開催を予定
 「ふじさわアクポニビレッジ」はさまざまなアクアポニックスや人が集まる、開かれた農園をコンセプトに設計しています。当施設では企業や自治体との交流に加え、一般の方に「見る」「食べる」「知る」等の体験を通してアクアポニックスをより身近に感じていただくことを目的とし、2022年夏頃にアクアポニックスで生産した野菜と魚の一般販売開始を予定しています。また、2022年6月に開始した参加型のユーザーコミュニティ「アクアポニックス・コミュニティ」とも連携し、資源循環や食育を学べるイベント等も開催する予定です。

子ども向けにアクアポニックスから生態系を学ぶイベントも開催予定子ども向けにアクアポニックスから生態系を学ぶイベントも開催予定

<ふじさわアクポニビレッジ概要>

名称:ふじさわアクポニビレッジ
所在地:神奈川県藤沢市長後
総面積:500㎡
運営:株式会社アクポニ
  • 株式会社アクポニ 代表取締役 濱田健吾のコメント
 「ふじさわアクポニビレッジ」はアクアポニックスの可能性を凝縮した農園です。アクポニでは、ここから“新しい食の生産と流通”を発信していきます。これまでの地方大規模型農業に加えて、都市部の遊休地や廃熱・排水などの資源を一次産業に活用することで、資源が循環し、人も嬉しくなる、小規模分散型の都市農業を推進していきます。
  • 循環型農業「アクアポニックス」について
 アクアポニックスとは、水耕栽培と養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業です。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として、その可能性に世界が注目しています。土耕農法と比較して同面積で約7倍の収量となる高い生産性と、約80%以上の節水、ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の低さが特徴です。アクアポニックスの生産物にはUSDA(アメリカの有機認証)取得が認められており、少ない手間で安心・安全な野菜と魚を育成することができます

アクアポニックスの仕組みアクアポニックスの仕組み

  • 農場見学について
 オープンを記念して、見学会キャンペーンを開催します。期間中は通常の半額で、湘南アクポニ農場とふじさわアクポニビレッジの2つの農園の見学会(同日実施)にご参加いただけます。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

開催場所:湘南アクポニ農場、ふじさわアクポニビレッジ
所在地:神奈川県藤沢市
対象期間:2022年7月1日〜7月31日
開催日時:毎週水、土曜日 16:00〜17:30(完全予約制)
見学スケジュール
・ 16:00~16:40 湘南アクポニ農園     
・ 17:00~17:30 ふじさわアクポニビレッジ
参加費用:5500円(税込、1名様)
参加をご希望の方は下記よりお申し込みください。
URL:https://aquaponics.co.jp/shonan-aquponi-farm/
※住所詳細およびアクセス方法につきましては、お申し込みの際にご連絡いたします。
  • 株式会社アクポニについて
 「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに。」をビジョンに掲げる、日本初のアクアポニックス専門企業です。よりよい形で資源が循環する社会を目指し、生産者とともに食の生産流通を変革するための製品開発を行っています。

所在地:〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
設立:2014年4月2日
代表取締役:濱田健吾
事業概要:
・アクアポニックス農場の導入支援/運用支援
・アクアポニックス・アカデミー(日本で唯一のアクアポニックスが学べる講座)
・導入支援コンサルテーション(導入計画、品種選定、生産システム選定、設計、業務プロセス作成等)
・生産管理コンサルテーション(スマホアプリ、環境センサー、Webカメラ等を活用した生産支援)
URL:https://aquaponics.co.jp
採用情報:https://aquaponics.co.jp/blog/recruiting_202205/
  • 本リリースに関するお問い合わせ
株式会社アクポニ
TEL:050-5539-1923
E-mail:info@aquponi.com

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会社概要

株式会社アクポニ

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URL
http://aquaponics.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル 2F
電話番号
050-5539-1923
代表者名
濱田健吾
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2014年04月