リーマンサット・プロジェクト、3機目の超小型人工衛星「RSP-03」引き渡し完了と打ち上げ計画のお知らせ

宇宙で作曲する人工衛星「RSP-03」引き渡し完了

　一般社団法人リーマンサットスペーシズ（東京都江戸川区西一之江４-3-5 代表理事　後藤悠）が取り組む「リーマンサット・プロジェクト」（以下“リーマンサット”）は、2024年12月4日（水）に3機目の超小型人工衛星（CubeSat）「RSP-03」（愛称：ハモるん）のJAXAへの引き渡しを無事に完了いたしました。

　RSP-03は2025年3月以降にISS「きぼう」補給船であるSpX-32にて打ち上げを予定しています（https://nextspaceflight.com/launches/details/6914）。ISSに運び込まれた後、軌道に投入されます。

引き渡しが無事に完了し、JAXAより受領証が交付されました。

RSP-03は1Uサイズ（10cm四方）の超小型人工衛星（キューブサット）。宇宙で作曲した音楽を地上に届けることがメイン・ミッション。

　リーマンサット・プロジェクトは、「趣味としての宇宙開発」を掲げる民間宇宙開発団体です。夢や好奇心から始まる“人を中心とした宇宙開発”を通じて、誰でも、いつでも、好きなように目指すことのできる“宇宙開発”の実現を目指しています。メンバーはほぼ全員が他に本業のあるサラリーマンです。仕事の合間を縫って、人工衛星開発や広報活動に取り組んでいます。

　RSP-03のメイン・ミッションは、宇宙空間で取得した星空のデータや衛星周囲の環境情報を基に、AIによる自動作曲を行い、その楽曲を地上に送信することです。

宇宙空間で生成された音楽は、地上にダウンリンクしたのち、RSP-03専用Webサイト（https://rsp03.rymansat.com/ja）にて公開される予定です。

RSP-03が宇宙で作成した音楽は、ダウンリンクが成功したらRSP-03専用Webサイトにて一般に公開します

人工衛星開発に関する無料の技術講演会を開催中

　RSP-03はリーマンサットメンバーが自ら無線機や制御システムなどを開発しています。今回の開発の成果を広く皆様に知っていただくために、リーマンサット・プロジェクトでは、2024年11月から2025年1月にかけて、RSP-03の技術解説や開発秘話を紹介する無料の「技術講演会」を開催しています。

<詳細URL>https://rsp03-techtalk.peatix.com/

RSP-03はバス・システムも含めてほぼすべて自分たちで設計・製造したことが特徴の一つ。本講演会では、開発の技術内容を合計14時間に渡ってじっくり解説します。

　講演会は全7日間、合計14回にわたり、ミッション設計、姿勢制御、通信システム、衛星構造など多岐にわたるテーマで実施されます。登壇者は実際に開発に関わったメンバーで、参加者には貴重な開発の裏側を直接知る機会を提供します。リアル会場およびオンラインでの参加が可能ですので、皆さま奮ってご参加ください。

打ち上げに向けたクラウドファンディングを実施中

　また、RSP-03の打ち上げに向けた最後のクラウドファンディングを実施しております。参加者への豪華なリターンも用意しておりますので、ぜひクラウドファンディングのページもご覧いただき、ご支援を賜れますと幸いです。

https://readyfor.jp/projects/rymansat6