年末年始へむけた生活の不安軽減へ。ひとり暮らしや親に頼れない若者に、NPOが5万円の給付を決定
12月25日付にて振込を行います。対象の10名は、D×Pが運営するLINEを使った相談事業「ユキサキチャット」内で、生活相談などのやりとりをしている方々です。
2020年12月16日(水)認定NPO法人D×P(ディーピー)(本社:大阪市、理事長:今井紀明、以下D×P)は、ひとり暮らしや、親に頼ることができない25歳以下の若者10名に現金5万円を給付することを決定しました。12月25日付にて振込を行います。対象の10名は、D×Pが運営するLINEを使った相談事業「ユキサキチャット」内で、生活相談などのやりとりをしている方々です。本日時点でユキサキチャットは登録者が3,027名となりました。相談者は、11月末時点で1,213名です。
非正規の職員・従業員数は前年同月に比べ85万人の減少。8か月連続の減少を続けています。(労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)10月分より)10代〜20代前半は、アルバイトなど非正規で働くことも多く、コロナの影響がで始めた2020年4月頃から「アルバイトがなくなってしまった」「貯金も切り崩し、所持金が1,000円ほどです」などの相談がユキサキチャットに寄せられました。
同年5月より食糧支援や現金給付(1万円の給付を上限3ヶ月間)で開始し、現在までに食糧支援は延べ1,695食、現金給付は延べ47名に実施しました。
年末年始は、他の支援機関も休暇となることが多く、若者が孤立する可能性があります。経済的に少しでも余裕を持って年末年始を過ごせるように、給付を決定しました。この給付は一時的なものですが、まずは安心して過ごせる状況をつくります。相談者と相談員はその後もやりとりをつづけ、本人の希望を踏まえたうえで、就職や公的支援につながるなどの生活の安定を目指します。
- 認定NPO法人D×P 理事長今井紀明より
年末年始を迎えるにあたり、ひとり暮らしで親に頼れない若者や、生計を担っていたり、同居していても頼れない環境の10代に5万円給付を決定しました。彼らの生活は余裕がないことが多く、「生理用品など生活に必要な日用品が買えない」「食べるのは、1日1食ですませている」などの声をきいています。今回の給付で、経済的に少しでも余裕を持って年末年始を過ごしてほしいと思います。残念ながらいちNPOとしては現在関わっている10名のみの給付となりましたが、食糧支援や月1万円の給付は、今後も実施していきます。これらの財源は、D×Pへ共感してご支援くださる方のご寄付です。子どもたちの不安を少しでも軽減できるように、ぜひ寄付で支えてください!
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https://www.dreampossibility.com/supporter/
- ユキサキチャット
13〜19歳に向けた進路・就職相談サービス。LINEを使い気軽に相談することができます。
コロナ禍においては、困窮状態にある13歳〜25歳までに対象者を広げ食糧支援や現金給付を行いながら相談者の生活の安定をサポートしています。
ユキサキチャット:https://www.dreampossibility.com/yukisakichat/
- 認定NPO法人D×P(ディーピー)
通信・定時制高校とオンラインの両方で、生きづらさを抱えた10代に「つながる場」を届けるNPOです。不登校/中退経験や経済的困難などさまざまな事情をもった10代と学校やオンラインでつながり、仕事など次のステップにつながるようにサポートしています。コロナ禍においては、LINEや若者向けSNSをフィールドにオンラインでの相談事業を実施。提供する進路・就職LINE相談「ユキサキチャット」は登録者が3,000名となりました。在宅ワークなどの情報提供も進めています。
公式WEBサイト:https://www.dreampossibility.com/supporter/
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