農林水産省主催「ディスカバー農山漁村の宝アワード」で「楽しさ・想いが次世代につながる地域貢献賞」を受賞! 石破総理からも激励された、ねっか奥会津蒸留所の取り組みとは?【合同会社ねっか】
「ディスカバー農山漁村の宝アワード」で、合同会社ねっかが「楽しさ・想いが次世代につながる地域貢献賞」を受賞。評価いただいたのは、「地域の想いをかたちにし、楽しいを次世代につなぐ」ための取り組みでした。
合同会社ねっかの理念は「地域の想いをかたちにし、楽しいを次世代につなぐ」こと
農林水産省が主催する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」で、合同会社ねっかが「楽しさ・想いが次世代につながる地域貢献賞」を受賞しました。令和7年1月7日には、首相官邸で行われた交流会にも出席。弊社の理念である「地域の想いをかたちにし、楽しいを次世代につなぐ」ための取り組みを石破茂総理大臣にもご説明し、激励の言葉を頂戴しました。
交流会では石破総理大臣をはじめ、林官房長官、江藤農林水産大臣、伊東地方創生担当大臣、青木副長官、佐藤副長官、阪田副長官補とお話しする機会を頂き、米焼酎「ねっか」もご試飲いただきました。鉄道好きを自称する石破総理大臣は、只見線ラベルのねっかにも興味津々のご様子。交流会の挨拶で総理が「戦後の強い日本、豊かな日本の次は、地方から楽しい日本を築いてください」と発言され、弊社の理念にも通じていることに嬉しさを覚えると同時に、JGAP認証の自社圃場で栽培した酒米を活用した米焼酎製造でさらなる地域貢献をしていきたいと、決意を強くしました。
本記事では、アワードでも評価をいただいた、弊社の地域貢献に関する取り組みについて詳しくお話していきたいと思います。
私たちが米焼酎をつくる最大の理由は、田園風景を守り、雇用を生み出すため
福島県只見町は、ユネスコエコパークにも認定される自然首都であり、日本有数の特別豪雪地帯です。夏は米やトマトなどの栽培が盛んな地域で、冬は積雪3mを超えるのでスキー・スノーボードや雪祭りで賑わいます。
その一方で、只見町は東京都23区と同じ面積を有しながら、人口およそ3,500人のうち高齢化率が49%と少子高齢化が進行。耕作放棄地の増加も地域の課題になっています。私たち合同会社ねっかは、この美しい田園風景を未来へ守りつなげることを目的に、2016年に米焼酎「ねっか」の蒸留をスタートしました。只見で盛んに栽培されている飯米よりも収穫時期が早い酒米を活用することで、米農家の作業分散が可能になり、より広い面積での作付けを実現。農業と酒造業をセットで営むことで、雪深く農作業のできない冬期を含めた通年雇用を生み出し、UターンやIターンを検討している若者の定住にも貢献してきました。
未来を担う子どもたちに地域の価値を伝え、ともに成長していく
私たち合同会社ねっかは、只見町にある小・中・高校と連携し、地域の魅力を伝える活動(FUKUSHIMA NEXT)を行っています。例えば小学5年生と一緒に田植え・稲刈りを行い、その米を使用した焼酎を製造して9年後の成人式でプレゼントしたり、南会津高校と只見高校の3年生と一緒に酒米づくりと酒造りを行う「18歳の酒プロジェクト」でも完成したお酒を2年後の成人式にプレゼントしています。
子どもたちが地元の″ものづくり″に触れることで、地域との関わりを考えるきっかけになるだけでなく、地域学を学んでいない親世代への教育にもつながっています。これらの取り組みは「ふくしま地産地消大賞」や「『新しい東北』復興ビジネスコンテスト」、「日本農業賞」などでも表彰いただきました。只見で育った子どもたちが誇れる米焼酎を造り続けることが、私たちの使命です。
地域環境を守る最先端の農業を実践し、次世代に高い技術を継承していく
合同会社ねっかでは、自社で7haのJGAP認証圃場を管理し、酒米を栽培しています。JGAPとは、農業における食品安全、環境保全、労働安全など持続可能な農業につながる生産工程管理の取り組みのこと。土壌、水、米の検査をし、科学的にも安全な環境で農業を実践していることを証明するものです。JGAPの認証プログラムを通して、世界共通の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」への取り組みも行っています。
ねっか奥会津蒸留所では、JGAP認証の田圃で栽培された原料米のみを使用。肥料メーカーの片倉コープアグリ株式会社が開発したノンプラスチック肥料を使い、環境負荷をかけない安心安全なお米でお酒をつくっています。昨年からは最先端のAI解析による施肥を行うなど、進化する農業にもコミットすることで、次世代に高い技術を継承していきたいと考えています。
また、JGAP認証やノンプラスチック肥料開発によるマイクロプラスチックごみ削減の取り組みは、弊社だけでなく「只見ブランド米協議会」の取り組みとして地域農家にも波及しています。
合同会社ねっかの次なる挑戦は、只見のお米を使ったウイスキーづくり
地域貢献のための弊社の様々な取り組みをご紹介してきましたが、私たちの新たな挑戦はライスウイスキーの蒸留です。酒米を使った米焼酎「ねっか」の製造以外にも、2021年には国内第1号となる「輸出用清酒製造免許」を取得し、香港をメインに日本酒の販売を開始(現在は東京電力福島第一原子力発電所からのALPS処理水の影響で出荷が止まっていますが、北米を中心に少しずつ販路を広げています)。その他、只見線の全線運転再開に合わせ、JR只見駅前でどぶろく醸造所を操業するなど、只見の田園風景を守るためにより広い面積での酒米栽培を行う取り組みを続けてきました。只見産の酒米を原料に使ったライスウイスキーづくりをはじめる理由も、「原料に酒米を使うことで、未来にこの美しい田園風景を守りつなげること」と「雪深く農作業のできない冬期に雇用を生み出すこと」であることに変わりありません。ウイスキー蒸留所の完成や蒸留が始まるのはもう少し先になりますが、このプロジェクトに対する想いと詳細はPR TIMES STORYに記してあります。これからも私たちは地域の子どもたちと一緒に成長し続け、只見から世界へ羽ばたく100年企業を目指していきたいと考えています。
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