ニールセン、Google、Metaがマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)の正確な用法についてのホワイトペーパーをリリース
インプットデータの要件により、MMMの分析結果の精度や信頼度に大きな差が生まれることが明らかに
ニールセンはこの度、Google、Metaとの三社で設立した日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムから、第三弾となるホワイトペーパー「正確なMMM結果を得るために必要なデータ要件とは」を発表しました。
ホワイトペーパーで解説している主な内容は以下の通りです:
- マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)を行う際に、インプットデータの粒度によって分析結果に大きな差が生じる
- 都道府県など地域レベルのデータで実施したMMMは、全国レベルで分析されたものよりも正確でかつ信頼度が高い結果が得られる
- 地域レベルのデータは、メディアチャネルやマーケティングキャンペーンなど多くの変数によってKPIの変動を捉えられるため、マーケティング活動の最適化により有効
MMMは世界中で、マーケティング効果測定のスタンダードとして長年使用されてきた統計手法ですが、近年、データドリブン・マーケティングという、データに裏打ちされたマーケティングの重要性の高まりに併せ、日本市場でのMMMの需要と、MMMを取り入れる業界も拡大傾向にあります。しかしながら、精度や信頼性の高い結果を得るために必要な要件については浸透しきっていないのが現状です。
ホワイトペーパーでは、キャンペーンの予算配分など広告主にとって非常に重要な局面で用いられるMMMによる分析結果が、インプットデータによっては誤った意思決定に繋がるリスクについて触れています。マーケティング活動の全体最適に活用できる、MMMの分析結果を得るために、インプットデータにどのような要件が求められるのか、エビデンスをもとに解説しています。
精度や信頼性の高いMMMの実施には、あらゆるデータを揃える必要があります。しかしながら、一度MMMを実施した後には、四半期、半年、1年など、定期的な修正を加えながら新しいデータをインプットして測定を行うことで、マーケティング活動全体を微調整し、常に最適化していくことができます。
MMMは変化の激しい今日のビジネス環境の中で、最適解を選び、データドリブン・マーケティングを実現することおいて最適なソリューションの一つです。ニールセンをはじめ日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムは、今後もMMMの認知度の向上および広告主の理解を助ける、有効な情報を発信していきます。
ホワイトペーパーは以下よりダウンロードすることができます。
https://www.nielsen.com/ja/insights/2022/marketing-mix-modeling/
日本マーケティング・ミックス・コンソーシアムはニールセン、Google、Metaとの三社で設立され、マーケティングKPIの達成に不可欠なマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)を日本市場において、正しい用法の啓蒙活動や認知度向上に取り組むことを目的としています。本件はMMCによる第三弾のホワイトペーパーとなります。過去にMMCが発表したホワイトペーパーは以下よりご確認ください。
- 2020年発行:マーケティング・ミックス・モデリングを理解する(https://www.nielsen.com/ja/insights/2020/understanding-mmm/)
- 2021年発行:マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)を活用した広告のパフォーマンスを向上させる方法(https://www.nielsen.com/ja/insights/2021/how-to-leverage-mmm/)
ニールセンについて
Nielsen Holdings(NYSE:NLSN)は、メディア業界の全体的かつ客観的な理解を提供するための世界有数のデータと分析を提供しています。ニールセンはオーディエンスの測定、オーディエンスの成果、コンテンツに関するサービスを通じて、クライアントとパートナーに複雑な問題に対するシンプルなソリューションを提供することで、クライアントの投資や成長戦略の価値を最適化しています。ニールセンは、重複を排除したクロスメディア・オーディエンス測定を提供できる唯一の企業です。ニールセンとクライアントにとって、Audience is EverythingTM であり、ニールセンはすべてのオーディエンスの声が重要であることを保証することに取り組んでいます。
S&P 500企業としてニールセンは、55カ国以上で測定と分析のサービスを提供しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください:www.nielsen.com
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