【大企業と地方公共団体・中央官庁を比較】ネットワークインフラ管理方法、大企業・自治体共に第1位は「ネットワーク監視ツール」、その満足度と課題は?
〜ネットワークインフラの管理に対する危機意識は、どちらも高い実態〜
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調査サマリー
調査概要
調査名称:大企業と地公共団体・中央官庁のネットワークインフラ管理における比較調査
調査方法:IDEATECHの企画によるインターネット調査
調査期間:2024年5月2日〜同年5月7日
有効回答:ネットワーク運用・監視に携わっている、大企業(従業員数1,000名以上)の管理者・担当者109名と地方公共団体・中央官庁の管理者・担当者103名、合計212名
ネットワークインフラの管理・監視方法、「ネットワーク監視ツール」が共に最多
「Q1.ネットワークインフラの管理・監視に、どのような方法を採用していますか。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=109)は、「ネットワーク監視ツール」が60.6%、「クラウドベースの管理プラットフォーム」が48.6%、地方公共団体・中央官庁(n=103)は、「ネットワーク監視ツール」が54.4%、「クラウドベースの管理プラットフォーム」が32.0%という回答となりました。
<大企業(n=109)>
・ネットワーク監視ツール:60.6%
・クラウドベースの管理プラットフォーム:48.6%
・サードパーティの管理サービス:43.1%
・AIの予測分析:24.8%
・内部チームによる手動管理:24.8%
・特に管理していない:6.4%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.8%
<地方公共団体・中央官庁(n=103)>
・ネットワーク監視ツール:54.4%
・クラウドベースの管理プラットフォーム:32.0%
・サードパーティの管理サービス:24.3%
・内部チームによる手動管理:17.5%
・AIの予測分析:13.6%
・特に管理していない:10.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:13.6%
ネットワークインフラ管理・監視の導入の経緯、「ネットワークの可視化が不十分である」が共に最多
Q1で「特に管理していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.お勤め先で採用している、ネットワークインフラ管理・監視の方法は、どのような課題があって導入したのかを、教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=100)は、「ネットワークの可視化が不十分である」が49.0%、「パフォーマンスの最適化が難しい」が43.0%、地方公共団体・中央官庁(n=78)は、「ネットワークの可視化が不十分である」が41.0%、「ネットワーク管理へのリソースが足りない」が39.7%という回答となりました。
<大企業(n=100)>
・ネットワークの可視化が不十分である:49.0%
・パフォーマンスの最適化が難しい:43.0%
・ネットワーク管理へのリソースが足りない:42.0%
・セキュリティ機能が不十分である:39.0%
・ネットワークの障害復旧に時間がかかる:24.0%
・ネットワークの帯域幅を適切に管理できない:14.0%
・エンドユーザーへのサービス品質が低下している:12.0%
・その他:1.0%
・わからない/答えられない:3.0%
<地方公共団体・中央官庁(n=78)>
・ネットワークの可視化が不十分である:41.0%
・ネットワーク管理へのリソースが足りない:39.7%
・パフォーマンスの最適化が難しい:38.5%
・セキュリティ機能が不十分である:34.6%
・ネットワークの障害復旧に時間がかかる:29.5%
・ネットワークの帯域幅を適切に管理できない:19.2%
・エンドユーザーへのサービス品質が低下している:9.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:5.1%
ネットワークインフラの管理・監視方法の満足度、大企業の約7割、地方公共団体・中央官庁の約6割が、「満足している」と回答
「Q3.お勤め先で採用している、ネットワークインフラ管理・監視の方法への満足度を教えてください。」と質問したところ、大企業(n=109)は、「非常に満足」が21.1%、「どちらかというと満足」が47.7%、地方公共団体・中央官庁(n=103)は、「非常に満足」が10.6%、「どちらかというと満足」が49.5%という回答となりました。
<大企業(n=109)>
・非常に満足:21.1%
・どちらかというと満足:47.7%
・どちらかというと不満:22.0%
・非常に不満:5.5%
・わからない/答えられない:3.7%
<地方公共団体・中央官庁(n=103)>
・非常に満足:10.6%
・どちらかというと満足:49.5%
・どちらかというと不満:20.4%
・非常に不満:7.8%
・わからない/答えられない:11.7%
利用しているネットワークインフラに満足している理由、「ネットワークの可視化が容易であるため」や「セキュリティ機能が十分であるため」が上位に
Q3で「非常に満足」「どちらかというと満足」と回答した方に、「Q4.現在利用している、ネットワークインフラの管理の方法に満足している理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=75)は、「ネットワークの可視化が容易であるため」が52.0%、「パフォーマンスの最適化が行いやすいため」が40.0%、地方公共団体・中央官庁(n=62)は、「ネットワークの可視化が容易であるため」が48.4%、「セキュリティ機能が十分であるため」が33.9%という回答となりました。
<大企業(n=75)>
・ネットワークの可視化が容易であるため:52.0%
・パフォーマンスの最適化が行いやすいため:40.0%
・セキュリティ機能が十分であるため:36.0%
・ネットワーク管理・監視へのリソースが削減できているため:32.0%
・障害やトラブルの早期発見・解決ができるため:26.7%
・コスト効率が良いため:25.3%
・ネットワークの帯域幅を効果的に管理できるため:22.7%
・エンドユーザーへのサービス品質が向上しているため:13.3%
・その他:1.3%
・わからない/答えられない:0.0%
<地方公共団体・中央官庁(n=62)>
・ネットワークの可視化が容易であるため:48.4%
・セキュリティ機能が十分であるため:33.9%
・ネットワーク管理・監視へのリソースが削減できているため:30.6%
・パフォーマンスの最適化が行いやすいため:30.6%
・障害やトラブルの早期発見・解決ができるため:29.0%
・ネットワークの帯域幅を効果的に管理できるため:19.4%
・コスト効率が良いため:19.4%
・エンドユーザーへのサービス品質が向上しているため:11.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
利用しているネットワークインフラに満足していない理由、大企業は「ネットワークの可視化が不十分であるため」、地方公共団体・中央官庁は「パフォーマンスの最適化が難しいため」が最多
Q3で「どちらかというと不満」「非常に不満」と回答した方に、「Q5.現在利用している、ネットワークインフラの管理の方法に満足していない理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=30)は、「ネットワークの可視化が不十分であるため」が60.0%、「セキュリティ機能が不十分であるため」が43.3%、地方公共団体・中央官庁(n=29)は、「パフォーマンスの最適化が難しいため」が48.3%、「セキュリティ機能が不十分であるため」が31.0%という回答となりました。
<大企業(n=30)>
・ネットワークの可視化が不十分であるため:60.0%
・セキュリティ機能が不十分であるため:43.3%
・パフォーマンスの最適化が難しいため:36.7%
・障害やトラブルの早期発見・解決が難しいため:30.0%
・ネットワークの帯域幅を適切に管理できないため:23.3%
・コストが高すぎるため:23.3%
・ネットワーク管理・監視へのリソースが削減できないため:13.3%
・エンドユーザーへのサービス品質が低下しているため:6.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<地方公共団体・中央官庁(n=29)>
・パフォーマンスの最適化が難しいため:48.3%
・セキュリティ機能が不十分であるため:31.0%
・障害やトラブルの早期発見・解決が難しいため:31.0%
・ネットワークの可視化が不十分であるため:24.1%
・コストが高すぎるため:17.2%
・ネットワークの帯域幅を適切に管理できないため:13.8%
・ネットワーク管理・監視へのリソースが削減できないため:10.3%
・エンドユーザーへのサービス品質が低下しているため:6.9%
・その他:3.4%
・わからない/答えられない:0.0%
ネットワークインフラの管理・監視において、大企業は85.4%、地方公共団体・中央官庁は65.1%が「危機意識がある」と回答
「Q6.お勤め先の、ネットワークインフラの管理・監視において、どの程度の危機意識を持っていますか。」と質問したところ、大企業(n=109)は、「とても危機意識がある」が34.0%、「やや危機意識がある」が51.4%、地方公共団体・中央官庁(n=103)は、「とても危機意識がある」が19.5%、「やや危機意識がある」が45.6%という回答となりました。
<大企業(n=109)>
・とても危機意識がある:34.0%
・やや危機意識がある:51.4%
・あまり危機意識がない:11.9%
・全く危機意識がない:0.9%
・わからない/答えられない:1.8%
<地方公共団体・中央官庁(n=103)>
・とても危機意識がある:19.5%
・やや危機意識がある:45.6%
・あまり危機意識がない:23.3%
・全く危機意識がない:1.9%
・わからない/答えられない:9.7%
ネットワークインフラの管理における危機意識、「ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい」が共に最多
Q6で「とても危機意識がある」「やや危機意識がある」と回答した方に、「Q7.お勤め先のネットワークインフラの管理において、どのようなことに危機意識を持っていますか。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=93)は、「ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい」が58.1%、「エンドユーザーへのサービス品質の担保が難しい」が44.1%、地方公共団体・中央官庁(n=67)は、「ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい」が47.8%、「バックアップを取るだけでは不十分」が35.8%という回答となりました。
<大企業(n=93)>
・ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい:58.1%
・エンドユーザーへのサービス品質の担保が難しい:44.1%
・ランサムウェアなどの脅威への対策が不十分:37.6%
・パフォーマンスの低下の検出が難しい:33.3%
・バックアップを取るだけでは不十分:25.8%
・法的・規制上のコンプライアンスの遵守:16.1%
・その他:1.1%
・わからない/答えられない:2.2%
<地方公共団体・中央官庁(n=67)>
・ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい:47.8%
・バックアップを取るだけでは不十分:35.8%
・パフォーマンスの低下の検出が難しい:34.3%
・エンドユーザーへのサービス品質の担保が難しい:29.9%
・ランサムウェアなどの脅威への対策が不十分:29.9%
・法的・規制上のコンプライアンスの遵守:26.9%
・その他:1.5%
・わからない/答えられない:3.0%
ネットワークインフラの管理における危機意識がない理由、「バックアップを取っているから」や「セキュリティ対策が十分であると感じるから」が上位
Q6で「あまり危機意識がない」「全く危機意識がない」と回答した方に、「Q8.ネットワークインフラの管理において、危機意識がない理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=14)は、「バックアップを取っているから」が57.1%、「過去に重大な問題が発生しなかったから」が42.9%、地方公共団体・中央官庁(n=26)は、「バックアップを取っているから」が38.5%、「セキュリティ対策が十分であると感じるから」が30.8%という回答となりました。
<大企業(n=14)>
・バックアップを取っているから:57.1%
・過去に重大な問題が発生しなかったから:42.9%
・セキュリティ対策が十分であると感じるから:21.4%
・ネットワーク監視や警告システムが十分であるから:14.3%
・システムやツールの信頼性が高いと思うから:7.1%
・スタッフの技術力や経験が高いから:0.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<地方公共団体・中央官庁(n=26)>
・バックアップを取っているから:38.5%
・セキュリティ対策が十分であると感じるから:30.8%
・過去に重大な問題が発生しなかったから:30.8%
・システムやツールの信頼性が高いと思うから:23.1%
・ネットワーク監視や警告システムが十分であるから:19.2%
・スタッフの技術力や経験が高いから:3.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:3.8%
今後のネットワークインフラの管理・監視の意向、大企業は87.1%、地方公共団体・中央官庁は71.8%が、「注力していきたい」と回答
「Q9.今後、お勤め先のネットワークインフラの管理・監視に対し、どのような意向をお持ちですか。」と質問したところ、大企業(n=109)は、「非常に注力していきたい」が34.8%、「やや注力していきたい」が52.3%、地方公共団体・中央官庁(n=103)は、「非常に注力していきたい」が28.1%、「やや注力していきたい」が43.7%という回答となりました。
<大企業(n=109)>
・非常に注力していきたい:34.8%
・やや注力していきたい:52.3%
・あまり注力したいと思わない:8.3%
・注力したいと思わない:0.9%
・わからない/答えられない:3.7%
<地方公共団体・中央官庁(n=103)>
・非常に注力していきたい:28.1%
・やや注力していきたい:43.7%
・あまり注力したいと思わない:11.7%
・注力したいと思わない:5.8%
・わからない/答えられない:10.7%
今後ネットワークインフラの管理で取りたい対策、「バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護」が共に最多
Q9で「非常に注力していきたい」「やや注力していきたい」と回答した方に、「Q10.今後ネットワークインフラの管理に対し、どのような対策を取り入れたいと思いますか。(複数回答)」と質問したところ、大企業(n=95)は、「バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護」が55.8%、「ネットワークの可視化を強化」が44.2%、地方公共団体・中央官庁(n=74)は、「バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護」が52.7%、「ネットワークの可視化を強化」が50.0%という回答となりました。
<大企業(n=95)>
・バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護:55.8%
・ネットワークの可視化を強化:44.2%
・データを保存しているストレージに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、データを保護:38.9%
・ランサムウェア、マルウェアなどの脅威への対策を強化:38.9%
・ネットワークの障害原因の把握を強化:30.5%
・ネットワークトラフィックのモニタリング体制の改善:22.1%
・ネットワークインフラのアップグレード:18.9%
・スタッフのトレーニングやスキル向上のための投資:17.9%
・その他:1.1%
・わからない/答えられない:1.1%
<地方公共団体・中央官庁(n=74)>
・バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護:52.7%
・ネットワークの可視化を強化:50.0%
・データを保存しているストレージに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、データを保護:37.8%
・スタッフのトレーニングやスキル向上のための投資:32.4%
・ネットワークの障害原因の把握を強化:28.4%
・ネットワークトラフィックのモニタリング体制の改善:27.0%
・ランサムウェア、マルウェアなどの脅威への対策を強化:23.0%
・ネットワークインフラのアップグレード:20.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.4%
まとめ
今回は、大企業と地方公共団体・中央官庁のネットワークインフラ管理における比較調査を実施しました。
まず、ネットワークインフラの管理・監視方法は、大企業・地方公共団体・中央官庁共に「ネットワーク監視ツール」が最多となり、その導入の経緯としては、「ネットワークの可視化が不十分である」が共に最多となりました。また、ネットワークインフラの管理・監視において、大企業は85.4%、地方公共団体・中央官庁は65.1%が「危機意識がある」と回答しており、「ネットワーク不全の原因を特定するのが難しい」などが理由として挙がりました。今後のネットワークインフラの管理・監視の意向としては、大企業は87.1%、地方公共団体・中央官庁は71.8%が、「注力していきたい」と回答しており、今後の対策として、「バックアップデータに対し、ランサムウェア等の検知情報を送付し、バックアップデータを保護」などが求められているようです。
今回の調査では、ネットワークインフラの管理・監視方法に関する現状とその課題が明らかとなりました。大企業と地方公共団体・中央官庁の双方でネットワーク監視ツールが多く利用されているものの、それぞれが抱える課題は異なることが調査からわかりました。しかしながら、「ネットワークの可視化が不十分である」と感じている課題は両者に共通していることから、解決のために新しいサービスを検討することも一つの手段かもしれません。
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会社概要
会社名 :プログレス・ソフトウェア・ジャパン株式会社
設立 :2007年5月30日
代表取締役:ユファン・ステファニー・ワン
所在地 :東京都港区南麻布4-11-22 南麻布T&Fビル8F
事業内容 :ネットワーク監視ソフトウェア、ファイル共有・転送ソフトウェア等の販売およびサポート
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