【ゴミ屋敷予備軍に関する調査】まず溜めてしまうのは『ゴミ』ではなく『服』~誰しもがなりうるゴミ屋敷予備軍~
ストレスや忙しさ、仕事や勉強による負荷など、生活環境が大きく影響
『関西クリーンサービス (所在地:大阪府大阪市)』を運営するA-LIFE株式会社(代表取締役:亀澤 範行)は、①物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方、②その家族を対象に、「ゴミ屋敷予備軍」に関する調査を実施しました。
片付けに苦手意識を持っていたり、様々な理由で片付けができずに悩んでいたりする方も多いのではないでしょうか?
では、そういった方たちにはどのような特徴があるのでしょうか?
また、ゴミ屋敷問題を解決できた方はどのようにそこから脱却したのでしょう?
前回の調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000074320.html)では、特にゴミ屋敷になりやすい方の多くが「高齢者」だったことが判明しました。
今回はより詳細に迫ってみましょう。
そこで今回、『関西クリーンサービス』(https://www.k-clean.jp/)を運営するA-LIFE株式会社(https://alife-grp.com/)は、①物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方、②その家族を対象に、「ゴミ屋敷予備軍」に関する調査を実施しました。
解決のためには、片付けられない原因がどこにあるのか、何を変えるべきなのかを考えることが大切です。
- ゴミ屋敷予備軍は全国に1万人以上!?
セルフネグレクトは自身の健康や生活環境が悪化しても改善しようとする気力を失っている自己放任の状態をいいます。
上述の調査ではセルフネグレクト状態にある高齢者の住居について「ほとんどメンテナンスされていない、みすぼらしい、ゴミやがらくたがある」「とても汚い、洗っていない皿、ごみ、糞がある」の回答が目立つ結果となり、ゴミ屋敷とセルフネグレクトが深い関係にあることは明らかです。また当社が前回、役所に勤務している方を対象に実施した「ゴミ屋敷問題の実態」に関する調査において、役所へ相談に来るきっかけとして最も多かったのは『近隣トラブル』や『臭い・害虫・害獣被害』といった実害のあるゴミ屋敷でした。
周囲へ影響を及ぼさずとも、セルフネグレクト状態はゴミ屋敷のはじまり「ゴミ屋敷予備軍」に相当するということができるでしょう。
そして、これまで認知機能や身体能力が衰える高齢者に多いと捉えられてきたセルフネグレクトは近年、20代の若年層から30代・40代・50代にも増加しています。なぜ現役世代のセルフネグレクトが増加するのでしょうか?
現代の日本では一昔前よりもモノや情報はあふれ、あらゆるモノが誰しもの手の届く範囲にあります。SNSでは顔も知らない人と容易につながることができるようになった反面、身近な社会での人間関係や近所付き合いは希薄さを増すばかり。
このようなモノや情報の氾濫はときにストレスを生み出すこともあります。ゴミ屋敷を片づける当社の清掃スタッフに現場の話を聞いてみると、ストレスを抱え孤立した人々が隠れたゴミ屋敷の住人へと変わっていく様子が窺えました。
- ゴミ屋敷の実際。清掃スタッフからの現場の声
当社はゴミ屋敷の片付けや住まいの整理など住環境を改善するサービス提供しています。そして、ご依頼を通して様々なゴミ屋敷を実際に目の当たりにしてきました。
清掃スタッフがこれまでで印象に残っている実際のゴミ屋敷のご相談を紹介します。
「ゴミ屋敷の住人の方は内向的な方が多いように思います。30代の女性からのご依頼では、お姉さんと連絡が取れなくなり家に来てみたらゴミ屋敷状態だったとのことでした。清掃をしていると仕事での人間関係の悩みを書いたメモがあり、お姉さんはひとりで悩みを抱えてしまう性格の方だったのだろうと思います。」(20代・男性 清掃スタッフ)
「仕事が多忙なうえに夜勤で生活リズムが崩れて片付けをする気力を失ってしまったというご依頼主様は多くいらっしゃいました。特に2・30代の若い世代の方からのご相談に多いように思います。夜勤の日はゴミ出しの時間に間に合わないこともゴミを溜めてしまう原因になっているようです。」(30代・男性 営業スタッフ)
「ブランド品がお好きだというシングルマザーのご依頼主様の話が印象に残っています。お子さんから手が離れてご自身の好きなブランド品にお金を使うようになったそうですが、いつの間にかブランド品を買うために仕事を掛け持ちし、そのストレスで徐々にゴミ屋敷になったそうです。」(20代・男性 清掃スタッフ)
「足を骨折したご依頼主様からは、エレベーターのないマンションの部屋から階段を上り下りすることが困難になり、ゴミを溜め込んでしまったというご相談がございました。これまでの人間関係が変わってしまうのを懸念して、周囲の人を頼ることができず弊社へご依頼くださいました。」(20代・男性 清掃スタッフ)
きっかけはどこにでも・誰にでも起こり得る出来事。しかし一度ゴミを溜めてしまうと精神的・体力的な負担が伴い自分の手で片づけることはますます困難になり、住環境の悪化が心を蝕み、悪循環を引き起こしてしまうのです。
- 物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある回答者729人に聞く
それでは具体的にどのような状況がゴミ屋敷予備軍を引き起こすのか、①物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方、②その家族を対象に実施した「ゴミ屋敷予備軍」に関する調査の結果を見ていきましょう。
今回のアンケート調査では20代~50代の「物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方」729名の回答を得ることができ、片付けることに悩みを抱えている人が現役世代に少なくないことがわかりました。
回答者の年齢分布は以下のとおりです。
- 【時間がない?やる気が出ない?】片付けに関する悩み
物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方に、「現在も片付けに関する悩みはありますか?」と質問したところ、8割以上の方が『ある(86.1%)』と回答しました。
過去に片付けに悩んだ経験がある方は、かなりの割合で現在も悩みを持っていることが分かります。
では、どのような悩みがあるのでしょうか?
そこで、「どのような悩みがありますか(ありましたか)?(複数回答可)」と質問したところ、『片付け自体が苦手(64.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『物が増える(58.2%)』『片付けてもすぐに散らかる(47.7%)』『やる気が起きない(45.8%)』『片付けの時間がない(36.6%)』『片付けの習慣が身に付かない(27.6%)』と続きました。
片付けに対する苦手意識がある方が多く、片付けへのモチベーションが上がらず習慣化させるのが難しいのかもしれません。
具体的にどのようなものを溜めてしまうのでしょうか?
「具体的に何を溜めてしまいますか(溜めていましたか)?(複数回答可)」と質問したところ、『衣類(63.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『小物(アクセサリー など)(34.7%)』『本(34.4%)』『趣味関係のもの(カメラ、フィギュア、カード など)(33.7%)』『日用品(洗剤・トイレットペーパー など)(28.0%)』『段ボール(25.8%)』『ゴミ(22.6%)』と続きました。
生活必需品である衣類は、1日に1回出し入れする方が多いため、洗濯物や身支度の際に溜まりやすいものでもあります。
また、本や趣味関係のものなどは、収集癖がある人ほど溜まりやすいかもしれません。
- 【性格だけではない】片付けられない原因は忙しい現代人の特徴そのもの
では、片付けができない方はどのような性格の持ち主なのでしょうか?
「あなたの性格について当てはまるものを教えてください(上位3つ迄)」と質問したところ、『面倒くさがり(66.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『大雑把・ズボラ(41.2%)』『物が捨てられない(もったいない精神が強い/優柔不断)(39.2%)』『やることを先延ばしにしがち(27.5%)』『物忘れが多い(16.2%)』と続きました。
面倒くさがりや大雑把、ズボラなどを自覚している方が多いようです。
では、性格以外で考えられる片付けができない理由とは何なのでしょうか?
そこで、「片付けができない(できなかった)ことに関して、性格以外で考えられる理由やきっかけを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ストレス(40.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『片付けに割く時間がないこと(39.6%)』『仕事や勉強の負荷が大きいこと(27.5%)』『環境の変化(一人暮らしになった など)(14.8%)』『精神的な病気・障がい(10.2%)』『具体的な怪我や病気・障がい(9.1%)』と続きました。
ストレスや忙しさ、仕事や勉強による負荷など、生活環境が大きく影響していることが窺えます。
元々片付けに苦手意識を持っている方にとって、時間や心に余裕がない時に片付けを行うということは、負担が大きいのかもしれません。
どのような習慣から部屋が汚れていくと考えているのでしょうか?
「どのような習慣から部屋が汚くなっていくと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『出したものを元の場所にしまわない(54.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『物の置き場所が決まっていない(47.9%)』『床に物を置く(46.8%)』『見えないところに物を隠す(29.8%)』『ゴミをすぐにゴミ箱に捨てない(25.6%)』『収集日にゴミを出さない(18.8%)』と続きました。
出したものを元の場所にしまわないことが原因で散らかっていることを自覚している方は半数以上いますが、実際に意識して生活するのは難しいのかもしれません。
また、物の置き場所が決まっていないと、床においてしまったり見えない場所に隠すだけになってしまったりと、悪循環に陥ってしまうことが窺えます。
- 【片付けの悩みが解決したきっかけ】“片付けられる人”になるには?
では、片付けに関する悩みが解決したきっかけとは何なのでしょうか?
そこで、「片付けに関する悩みが解決に至ったきっかけを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『思い切って物を捨てた(46.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『意識や習慣を変えた(31.0%)』『引越しをした(25.0%)』と続きました。
物を捨てることにより、本当に必要なものなのかを見直すきっかけになった方も多いのかもしれません。
また、意識や習慣を変えることは今すぐできるため、真似しやすい解決策でもあります。
まずは出来る所から少しずつ意識を変えていくことで、片付けが習慣化できるかもしれません。
片付けの悩みを解決できた方に、片付けのコツやアドバイスを伺ってみましょう。
■片付けに悩む方へのアドバイスとは
・物を増やさない、買わない(30代/女性/福島県)
・迷ったら捨てる(30代/男性/千葉県)
・人の目があると良い(40代/男性/北海道)
・人を家に呼ぶ(40代/女性/栃木県)
・ゴミが出たらすぐ捨てたほうが良い(40代/男性/大阪府)
などの回答が得られました。
綺麗な状態を保つためには、意識を変えることが大切なようです。
迷ったら捨てる、物は増やさないなど、ルールを決めておくといいかもしれませんね。
また、一人で解決が難しいと感じた場合は、周りの手を借りるのも得策なようです。
- 【家族に聞く】片付けられない、を救いたい家族の言葉
まずは片付けられないことをどう思っているのか聞いてみました。
■片付けられないことをどう思ってる?
・自分では必要な物だと思い込んでる(30代/女性/北海道)
・諦めている(30代/女性/埼玉県)
・一人で住んでいて部屋の広さが居心地悪かったのかな?とか、部屋がスッキリしているのは逆に寂しく感じるのかな?と感じました(30代/女性/大阪府)
・本人に自覚がないので仕方ない(40代/女性/広島県)
・物が大切で捨てられないのだと思う(40代/女性/新潟県)
・精神的にしんどかったのだと思います(40代/女性/京都府)
・誰にでも苦手な事はあるから仕方ない。出来る人がサポートすれば良い(40代/男性/神奈川県)
などの回答が得られました。
だらしない、諦めているなどのマイナスな意見がある一方で、なぜ片付けができないのかをしっかり分析できているご家族も多いようです。
また、本人の精神状態を気にかけている様子も窺えました。
では、そんなご家族が本人に伝えたいことは何なのでしょうか?
■片付けに関して本人に伝えたいこと
・片付けられないなら物を増やさないことを考える(30代/男性/愛知県)
・快適だからと言うけど、いつも片付けた後の方が気持ち良いと言っている。だから、片付けた後の自分を想像して掃除頑張って欲しい(30代/女性/愛知県)
・使ったら元に戻すことが習慣になると良いと思う(40代/男性/埼玉県)
・最低限いつ人が来てもいいくらいには綺麗にしておいて欲しい(40代/男性/埼玉県)
・毎日5分とかひとつだけで良いので、やってみて欲しい(40代/女性/岡山県)
・ゆっくり向き合いながら、手伝うからね(40代/女性/京都府)
・アドバイスやきっかけを一緒に考えよう(40代/男性/長野県)
・ものが多くあるのは危険な事(転倒)があるから、片付けたほうがいいんだよ(50代/女性/岩手県)
などの回答が得られました。
ご家族としては片付いた綺麗な状態の部屋で過ごして欲しいという想いがあるようで、具体的なアドバイスをしている方が多いようです。
応援の言葉や、「一緒に頑張ろう」と片付けられない家族に寄り添う言葉も見受けられ、家族の愛が感じられます。
- 【まとめ】孤立を生む日本社会。誰しもがなりうる、ゴミ屋敷予備軍
昨年2021年、当社はブラジルのテレビ局からゴミ屋敷清掃の現場で取材を受けました。ラテン系と日本人の血を継ぐ番組記者はこう言うのです。
「ブラジルでゴミ屋敷はあまり聞きません。日本では自分の隣人がどんな人か、どんな仕事をしている人なのか知らないし関心を持たないことがあります。ブラジルではそんなことは考えられない。顔を見ない日があれば家に上がり込んで様子を伺ったり、互いの家を行き来したりする近所付き合いが盛んです。もしゴミが溜まっていたら注意する、そんな気質があります。」
ブラジル人のいい意味でおせっかいな気質が、孤立を生む日本とは大きくかけ離れています。
さて、今回の調査で、性格や生活環境といった様々な要因が片付けに支障をきたしていることが判明しました。
性格以外の面でストレスや時間のなさが影響していることは、時間に追われる現代人の誰もがゴミ屋敷になりうるリスクを負っていると考えられます。
また、具体的に溜めてしまうものは『服』と回答した方が6割以上いたことから、ゴミ屋敷状態になる原因が『ゴミ』に限らないことも分かりました。
さらに、物が溜まる習慣をみても、『元の場所に戻さない』『物の置き場所が決まっていない』といった回答が上位に挙がっており、ご自身が『ゴミ』と判断していない物が溜まることでゴミ屋敷状態になってしまうことも考えられるようです。
思い切って物を捨てたり習慣を変えたりすることで解決できた方も多く、片付けに悩んでいる方は身の回りの整理から始めてみてもいいかもしれません。
ご家族からもできるだけ綺麗な部屋で過ごして欲しいという声が多いことから、部屋の片付けに悩んでいる方は一度断捨離を検討してみることをおすすめします。
そして、ブラジル人のようにオープンな近所付き合いとはまではいかなくても、人を家に招くなど人の目があることも片付けの悩みを解決するコツのひとつです。あなたの身近に片付けることに悩んでいる人がいるなら、手を差しのべ、話かけることで解決することがあると願います。
- 部屋の片付けに困ったら『関西クリーンサービス』
今回調査を行ったのは、『関西クリーンサービス』(https://www.k-clean.jp/)を運営するA-LIFE株式会社(https://alife-grp.com/)です。
【関西クリーンサービス】
◇不用品回収
ご家庭にある少量の粗大ゴミから大量のゴミ屋敷の片付けをはじめ、法人・店舗様の産業廃棄物の処理まで「粗大ゴミひとつ」から承っております。
家具・家電製品・粗大ゴミまで、あらゆる不用品の回収・処分が可能です。
また、不用品回収の際、買取可能な商品は査定・高額買取も承っております。
◇遺品整理サービス
✓遺品の量がとにかく多く、親族ですべてを片付けるのが難しい ✓遠方に住んでいるため、整理を行う時間を作ることができない ✓賃貸の退去期日が迫り、急いで片づけなければならない ✓故人との思い出がよみがえって、整理の手が進まない ✓膨大な遺品の中から形見品や重要書類などを見つけ出してほしい ✓長年空き家になっている実家の遺品整理をしたい |
また、関西クリーンサービスでは、遺品整理の他にもお客様のニーズに合わせた多彩なサービスをご用意しております。
・骨董品の鑑定
・貴重品の探索サービス
・不動産を現状有姿で買取
・特殊清掃
・生前整理
・空き家整理
【対応エリア】
大阪府・奈良県・京都府全地域に対応
お問い合わせを頂いた当日の対応も可能です。
対応エリア外の方も、まずはご相談ください!
【メディア掲載実績】
NEWS23(TBS)、ニュース きん5時(NHK)、情報ライブ ミヤネ屋(読売テレビ)、探偵!ナイトスクープ(朝日放送)、お笑いワイドショー マルコポロリ!(関西テレビ)、産経新聞、読売新聞、朝日新聞、日経新聞、イギリスTHE TIMESなど
家のお掃除にお困りの方は、充実なサービスと“安心”を届ける『関西クリーンサービス』を是非ご活用ください。
YouTubeにて作業の様子を公開しています。(https://www.youtube.com/c/k_clean0)
■A-LIFE株式会社:https://alife-grp.com/
■関西クリーンサービス:https://www.k-clean.jp/
(所在地:大阪市東成区深江北3-16-39、代表者:亀澤 範行)
■お問い合わせ:https://www.k-clean.jp/estimate/
■LINEでのお問い合わせ:https://www.k-clean.jp/line/
■TEL:0120-673-373 受付時間:8:00~20:00(年中無休)
調査概要:「ゴミ屋敷予備軍」に関する調査
【調査期間】2022年3月4日(金)〜2022年3月8日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】①物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方:729名、②その家族:307名
【調査対象】①物やゴミが部屋にあふれて困った経験がある方 ②その家族
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
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