アートを「見る」時代からアートを「買い」、アートで企業を評価する時代へ
ーMAGUSによる消費者調査からー
調査の背景
・日本は美術鑑賞人口は世界有数だが、アートコレクターは少ない
・昨年来、アートを日常に取り入れるサービスが登場し、オークションもニュースの話題になり、多くのギャラリーも「新しい顧客に売れ始めている」と言っている
・一般企業も、マーケティング戦略上、アートを活用する動きが増えてきた
調査の目的
・アートファンの中でのアートを「見る」「買う」「飾る」意識や、行動を数値化してみる
・アーティスト、ギャラリー、フェアから新しいアートサービスの知名度を調べる
・属性ではなく、保有ファッションや車ブランドと、アートへの行動パターンとの関係を調べる
・結果、MAGUS及び各企業のアートビジネスのスタートに寄与する
主な結果
- 20歳代、30歳代は、既にアートを購入している人が多い
- 50歳代、60歳代では、今後、アートを購入しようと考えている人が多い
- 高所得者層は、アートを買う、飾る、支援する/話す、資産として考える人が多い
- アートに力を入れている企業の方が、企業イメージがいい
■ 20歳代、30歳代は、既にアートを購入している人が多い
年代別で直近3年間でのアート購入有無を調査した項目では40代以上の年代では購入率が半数からそれを下回る結果となったのに対し、20代では7割以上、30代では6割以上が購入済みとの回答になり、若い世代のアート購入への意識が高いことが分かった。
■ 50歳代、60歳代では今後、アートを購入しようと考えている人が多い
過去3年に購入したものと今後の購買意欲を比べた項目では、50代、60代は音楽/ファッション/スポーツ/書籍などの他アイテムは減少傾向にあるものの、アート作品は唯一伸びをみせている。
アート市場は今後50代、60代などの高年齢層にも広がりをみせるのではないか。
■ 高所得者層は、アートを買う、飾る、資産として考える人が多い
2500万円以上の高収入層では、興味のある分野として「アートを買う」、「アートを飾る」、「資産としてのアート」が目立つようになる。
その中でも特に、年収2500万円以上とそれ以下では、「アートを買う」ことの興味について2倍以上の差が広がっている。
■ アートに力を入れている企業の方が、企業イメージがいい
企業に対していいイメージに繋がるものとして、アートに関する選択肢はスポーツ、音楽のものよりも上位に位置する結果になった。
企業の文化支援事業はスポーツに重点を置かれることが多いが、これからの企業イメージを考慮すると企業がブランディングとして、アート事業に乗り出す意義は大いにあるのではないか。
本調査では、アートファンにおける、意識や行動の数値化を目的としており、上記の以外にも下記を例とした設問項目で調査を行ないました。
■その他の調査項目
・買わない理由、購入場所、現代アートへのイメージ、子供のころのアート体験
・各種アート関係サービス、ギャラリー、アートフェア、アーティストの知名度
・ファッションブランド、車ブランド、好きな街と、アート関心度との関係
本件に関するお問い合わせ及び、より詳しい資料が必要な方は、下記までご連絡ください
株式会社MAGUS:magusinfo@magus-corp.jp
【調査概要】
・対象:年に3回以上、美術館に訪問した人
・年齢:20~69歳
・世帯年収:500万円以上
・地域:一都三県
・サンプル数:500
【MAGUS株式会社について】
社 名:株式会社MAGUS
代 表:上坂真人
資 本 金:2億1,600万円(資本準備金含む)
資本構成:寺田倉庫株式会社、三菱地所株式会社、株式会社TSIホールディングス、東急株式会社等
所 在 地:東京都品川区東品川二丁目1番3号
設 立:2021年3月8日
目的:海外のアートメディアと連携し、世界の人々が楽しむアートの楽しさと深さを日本に伝える立体的メディアを核にした事業会社です。
U R L:https://magus-corp.jp
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