「海と宇宙、測位・センシング・通信技術で前進する漁業を日本から」第６回宇宙開発利用大賞において、選考委員会特別賞を受賞しました

2024年3月12日に宇宙開発利用大賞表彰イベントが開催されました

弊社が提供する「トリトンの矛」は、世界の海で活躍する漁業者に対して、GNSS測位により自船の航跡を記録し、センシングによって得られた海況情報の提供、漁獲情報の陸上への伝達と船員の安全確保として通信衛星を活用したサービスを展開しています。取得された航跡を元に、AIを活用した水産資源評価に資するデータ生成を実行し、測位データを担保として確実な産地証明を消費者へ届けることで、漁業者と消費者を結びつけています。

• 宇宙開発利用大賞とは

詳細はこちら

https://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html

• AIによる漁獲努力量の判定、世界初の取り組みが注目を集めました

受賞のポイントは、AIを活用した「漁獲努力量」の判定です。弊社の取り組みは世界的にも初めての試みであり、海外展開においても大きな期待が寄せられています。近年、管理漁業の重要性がますます高まる中、新たな技術が導入されることで、その効率性や持続可能性の向上が期待されています。

準天頂衛星みちびきをはじめとする複数の衛星データを活用し漁業者の利便性に寄り添っている点、グローバル展開が期待できる点が評価されました。

漁獲努力量のAIによる判定は、衛星測位、衛星リモセン、衛星通信など、宇宙開発の多岐にわたる技術を統合して行われており、その先進性が高く評価いただいております。

• オーシャンソリューションテクノロジー株式会社　代表取締役　水上陽介のコメント

この受賞を光栄に思います。衛星データの活用を通じて、水産資源の保護と持続可能な水産業の発展に貢献できたことを誇りに思います。我々のチームは、衛星データを活用し、海洋生態系の健全性を維持しつつ、地球上の水産業の持続可能性を高めるために努力してきました。今後も、より良い未来のために研究と技術の進歩に取り組み、地球上の海洋環境と水産業の健全性を護り続けます。この受賞を支えてくださった皆様に心から感謝申し上げます。

＜オーシャンソリューションテクノロジー株式会社について＞
 水産県である長崎県佐世保市にて、水産業のための漁業者支援サービス「トリトンの矛」を開発しております。
 国内水産業の深刻な高齢化、次世代の後継者不足、水産資源の大幅な減少という社会課題と向き合い、持続可能な水産業と収益性向上の両立を目指し、水産業の変革と発展を支援するサービスを提供してまいります。
 
 会社名：オーシャンソリューションテクノロジー株式会社
 代表取締役：水上陽介
 本社所在地：長崎県佐世保市有福町203番地1
 福岡オフィス：福岡県福岡市博多区上川端町12-28安田第一ビル8階
 事業内容：ソフトウエアの企画・開発・運営及び関連するサービス
 取得認証：ISO/IEC27001：2013（情報セキュリティマネジメントシステム）
 　　　　　ISO/IEC9001：2015（品質マネジメントシステム）
 ホームページはこちら>>
 https://www.ocean5.co.jp/