MICUL MICUL × Vitality.Swiss - あなたのレシピ、教えてください!
「藻・海藻」の可能性を学び、一緒に新しいレシピを作ろう。
この度、在日スイス大使館はVitality.Swissのアンバサダーを務めるマヤ・ミンダーと共に、Vitality.Swiss の新プロジェクト「MICUL MICUL × Vitality.Swiss」をスタートします。マヤ・ミンダーはイートアート (Eat Art) 分野で活躍するスイス人のアーティストでキュレーター、そして料理人です。本プロジェクトが取り上げるのは「藻」。諸説ありますが藻は酸素の約70パーセントを生産しており、気候変動問題を抱えた現代においてエネルギー危機を解決するカギと注目されています。日本の食卓ではなじみの深い海藻類ですが、世界の食卓を見るとこれは特筆すべき事柄のようです。
MICUL MICUL × Vitality.Swiss – - あなたのレシピ、教えてください!は、皆さまの参加で成り立つプロジェクトです。すべての情報はVitality.Swissのホームページ(https://vitality.swiss)で公開されます。
1.知る:研究者へのインタビュー映像をオンデマンドで視聴
2.共有:あなたの海藻レシピを教えてください
3.創造:新レシピの開発。ワークショップ(大阪・東京)に参加
4.発展:公開された新レシピにチャレンジ。アレンジを加えてもで公開されます。
- 1.知る:研究者へのインタビュー映像をオンデマンドで視聴
収録インタビュー:
ドミニク・レファルト博士(チューリヒ応用科学大学/ZHAW)
エドゥアール・バル(民族植物学者)
フィリップ・ポタン博士(ロスコフ生物学 研究所)
マイラ・チャベス博士(ベルン大学解剖学研究センター)
- 2.共有:あなたの海藻レシピを教えてくださいある海藻の新しいレシピ作りを行います。
応募詳細:https://algae.vitality.swiss/slide3_9
- 3.創造:新レシピの開発。ワークショップ(大阪・東京)に参加
みなさんに教えていただいたレシピをヒントに、大阪と東京で行うワークショップで、新しいMICUL MICUL × Vitality.Swissレシピを作ります。
MICUL MICUL
海の中で生きる海藻、それは植物ではなく原生生物です。原生生物とは、分類学における、動物、植物、菌類、細菌に次ぐ5番目に大きいグループのこと。藻類は酸素の70パーセントを生産していて、気候変動問題を抱えた現代においてエネルギー危機を解決するカギになると注目されています。バイオ燃料、食糧供給、医療や化粧品への応用、更にはバイオプラスチックなどの新素材といった様々な分野で研究や開発が行われています。
日本の食卓では、海藻は調味料として広く使われ、また古くより食材の一つとして親しまれてきました。さらに科学研究によれば、何世紀にもわたって海藻を食べ続ける日本人の体内では、マイクロバイオームが遺伝子の水平伝播を起こし、それによって海藻類に含まれる栄養分を分解する特別なしくみが働くそうです。現在、西洋の食生活や食文化において、ノリ、昆布、ワカメを始めとした多くの海藻食品が少しずつ身近なものとなってきています。
アーティストのマヤ・ミンダーが皆さんにお願いしたいのは、“未来の食べ物”である海藻の新しいレシピ作りです。新レシピを作るに当たって、伝統的な日本食から多国籍料理まで、海藻を使った様々なレシピを募集します。西洋の食卓に合いそうな料理、一番好きな海苔の食べ方、とっておきのレシピ、家族から受け継いだ思い出の味、ご家庭での海藻の活用方法など、様々な情報を送ってください! マヤ・ミンダーより
マヤ・ミンダー(Maya Minder) アーティスト、キュレーター、料理人
マヤ・ミンダーは、バイオハッキング、メーカー・ムーブメント、サードスペース(“第三の場所“)の流れをくむアーティスト。草の根的なアイデア、差別や攻撃を受けない“セーフゾーン”、市民科学などの思想や方法論を用い、食材や料理を通じて“集団的な語り”を形成する。チューリヒ大学で美術史を学び、チューリヒ芸術大学で造形美術を学んだ。その後から現在に至るまで活動を広げ、自主的なイベントや国際ハクテリア協会の活動の中で様々なプロジェクトの共同キュレーションや企画運営をしている。「グリーン・オープン・フード・エボリューション」では、人間にとっての日用品と自然のアニミズムとの間の複雑な関係性が形成されている。“料理は私たちを変える”とは、ミンダーの作品の根底にある思想であり、糸をつむぐように作品の中で表現される。ミンダーにとって料理とは、“ありのままの自然”から“調理された文化”へ移行する様を見つめることであり、それは人間の姿を映し出すことにもつながる。さらに、植物、動物、人間における共生・共存の新しい構想を生み出している。
ワークショップ
大阪 MICUL MICUL×Vitality.Swiss in Osaka
日時: 2023年4月 24日(月曜日)14:00ー17:00
場所: OSAKA FOOD LAB (大阪フードラボ/大阪市北区中津1-1-36)
参加費用 無料、定員25名
お申込みはこちらからお願いいたします。https://forms.gle/3JtroQkLoGbBCo5V7
詳細:https://vitality.swiss/jp/calendar/2023/micul-micul-workshop
東京 MICUL MICUL×Vitality.Swiss with UoC
日時: 2023年4月 27日(木曜日)14:00ー17:00
場所: UNIVERSITY of CREATIVITY (東京都港区赤坂5丁目3−1 赤坂Bizタワー 23F)
参加費用 無料 、定員16名(先着順)
企画・運営協力:UNIVERSITY of CREATIVITY
お申込みはこちらからお願いいたします。https://bit.ly/3m7ZAMg
詳細:https://vitality.swiss/jp/calendar/2023/micul-micul-workshop
プロジェクトチームについて
「MICUL MICUL」は、マヤ・ミンダーのリサーチ・プロジェクト「GREEN OPENFOOD EVOLUTION」の一部であり、インスタレーション、ストーリーテリング、キュリナリーアート、パフォーマンスを含んだエワン・シャルドゥロネとの共同作品です。「MICUL MICUL -あなたのレシピ、教えてください!」は、在日スイス大使館が進めるVitality.Swissの コミッションワークです。 当プロジェクトはスイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団の助成と在日スイス大使館の協力により実施されています。
プロジェクトチーム
アーティスト: Maya Minder
音声: Patric Catani
ストーリー構成: Maya Minder
映像: Sandra Bühler, Ewen Chardronnet, Tokio Murai, Maya Minder
テキスト: Ewen Chardronnet, Maya Minder
ハイパーテキスト·ストーリーテリングツールに基づくハイパーフィクション·コン セプトの構築: Twinery.org
グラフィックデザイン: Anika Rosen, anikarosen.ch ウェブサイト制作: Ken Gubler, muzosa.ch
翻訳: Ayuko Nishida, Kyoka, 在日スイス大使館(長井祐子、広瀬綾子、サラ・ボ ックマン、高橋優子)
インタビュー: Edouard Bal, Dr. Myra Chavez Rosas, Dr. Philippe Potin, Dr. Dominik Refard
助成 スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団
協力 在日スイス大使館
謝辞: Jonas Pulver, Lisa Jancovics, Zuko Takahashi, Constance Juliette Meffre D.D.A. Contemporary Art, Ewen Chardronnet, Cherise Fong, Kyoka, Christoph Stahl, Chloé Desmoineaux, Kyong-Hwa Minder-Yu, Huhtamaki Wab, Elisa Chaveneau, Xavier Bailly, Gaëlle Correc, Station Biologique de Roscoff, Roscosmoe, CNC, ART2M, Georg Tremmel, Bioclub Tokyo, Hideo Iwasaki, Metaphorest, Sachiko Hirosue, Marc Dusseiller, Urs Gaudenz, Hackteria.org, 在大阪スイス領事館/Swissnex in Japan, Office for Typography, UNIVERSITY of CREATIVITY, OSAKA FOOD LAB(大阪フードラボ), 高橋優子
※Vitality.Swiss(バイタリティ・ドット・スイス)- ゆたかな未来って?は、在日スイス大使館がスイス関連機関や日本のパートナーと共に進める、2025年に開催される大阪・関西万博に向けたコミュニケーション・プログラムです。詳細:https://vitality.swiss/jp
プロジェクトについて https://vitality.swiss/jp
広報画像ダウンロード https://www.eda.admin.ch/content/dam/countries/countries-content/japan/image/2023/micul_micul.zip
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