日本酒「羽根屋 DIAMOND 雄町8% 無濾過生原酒」2025年 IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でゴールドメダルを受賞
酒蔵で搾りたての超フレッシュな日本酒を即凍結!ロンドンへ輸送して審査
株式会社TOMIN SAKE COMPANY(本社:富山県高岡市美幸町、代表取締役社長:前川 達郎 以下 TOMIN SAKE Co.)が帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」のみで販売する「羽根屋 DIAMOND 雄町 8% 無濾過生原酒」(製造:富美菊酒造株式会社/本社:富山県富山市)が、2025年の「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」純米大吟醸部門にてゴールドメダルを受賞しました。
TOMIN SAKE Co.は、-30℃の不凍液を活用した液体凍結機「凍眠」(製造・販売 株式会社 テクニカン/本社:神奈川県横浜市 )を使い、酒蔵で搾りたての超フレッシュな冷凍生酒を商品化し販売しています。
IWCはイギリス・ロンドンで開催される世界最大規模の酒類コンペティションで、日本酒部門には2025年大会で1,476銘柄が出品されました。そのうち、純米大吟醸部門でゴールドメダルを受賞したのは52銘柄です。今回受賞した 「羽根屋 DIAMOND 雄町 8% 無濾過生原酒」は、液体凍結機「凍眠」で凍結し、凍結状態で出荷。冷蔵状態で審査を受けたものです。


富美菊酒造は、富山県富山市で創業以来100年以上にわたり酒造りを続けてきた蔵元です。年間を通じて酒を仕込む「四季醸造」で、仕上がりの安定性と技術力の向上を図っています。原料にはすべて富山県内で育てられた酒米を用い、仕込み水には常願寺川水系の天然水を使用、酵母は昔から蔵に棲みつく蔵つき酵母を独自に培養し、酒ごとの個性を生み出しています。製造工程においても、一般には鑑評会用など限られた酒に使われることが多い「限定吸水」や「箱麹・蓋麹」といった手法を、特別な酒に限らず、純米酒以上のほぼ全商品で用いるほか、米をザルに分けて秒単位で吸水時間を管理するなど、緻密で高精度な作業を日常的に行っています。このような酒造りへの徹底したこだわりと高い技術を駆使してつくり出された日本酒は、国内のみならず海外の品評会でも高い評価を受けています。(詳しい情報は弊社HPの特集記事 https://www.tomin-sake.co.jp/haneya)
今回IWCでゴールドメダルを受賞した「羽根屋 DIAMOND 雄町8% 無濾過生原酒」は、日本最古の酒米とされる「雄町」を使用し、精米歩合8%まで磨き上げて醸した純米大吟醸の生原酒です。雄町米由来のふくよかな旨味に加え、羽根屋らしい華やかな香り、なめらかな口当たりが特徴です。「すっきりとした味わいで、洋ナシとリンゴのアロマ、白い花、タマリンドの香りが広がる。生き生きとした風味とシルキーな舌触りが、洗練されたグラニースミスリンゴの川のような余韻へと続く」とテイスティングの評価を受けています。
■商品概要

•商品名:羽根屋 DIAMOND 雄町 8% 無濾過生原酒
•内容量・価格:500ml/28,600円(税込)
•製造元:富美菊酒造株式会社(富山県富山市)
•販売元:TOMIN SAKE COMPANY(富山県高岡市)
•販売場所:帝国ホテルオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」限定
•使用米:富山県産 雄町
•精米歩合:8%
■コメント

2023年海外に出荷する際に品質維持に課題があったところ、「凍眠」での商品化のお話しを頂きテストした所、「搾りたての生」がそのまま維持され、課題解決の大きな可能性を感じました。富美菊酒造の総力を挙げて搾った商品を、完全なコンディションで購入者にお届けするには、この「凍眠」を活用すれば可能になると考え、お話しをお受け致しました。
一部商品化後に、帝国ホテルのオンラインモール(ANoTHER IMPERIAL HOTEL)出品に際しての話をいただいた時、 スペックも価格も一切制限無しという事でしたので、新しい価値創造の為にチャレンジしたいと、有している酒蔵の総力を上げてこだわりをもって商品化しました。中身はもちろん、パッケージやトレーサビリティにも力を入れ、最高のものができたと自負しています。最高の状態を保持する為に「凍眠」は必要不可欠でした。
IWCに出品したのは、その想いが独りよがりで自己満足なのか、日本酒の発展に寄与出来るのか、そのジャッジを受ける為に出品しました。今回、最難関である純米大吟醸部門での金賞という大変栄誉ある評価を頂き、今後の自分達の背中を押してくれたのは間違いないです。

「世界中どこでも、酒蔵に行って飲める新鮮な搾りたての日本酒(生酒)を味わえたら!」という想いを持った7年前から、多くの酒蔵様を始め、行政・研究機関・流通・飲食など日本酒事業に関わる皆様のお力添えがあり、国内外に出荷販売を実現出来ました。
羽根屋ブランドの生酒のフレッシュさ、生特有のライブ感(ガス感)が好きで、 2023年に凍眠生酒事業を始めた時に、ぜひ、凍眠を試して欲しいと思い、知人を通して羽根千鶴子さんを紹介頂きました。思った通り、羽根さんの生酒と凍眠の相性は抜群でした。今回、帝国ホテルさんからお話しをいただいた時には一番に羽根さんを思い浮かべ、お願いを致しました。 「羽根屋ダイヤモンド雄町8%」を通した富美菊酒造様の想いと技術の結晶を、凍眠を用いていかにそのままに留める事が出来るかが課題でした。正直なところ、変化しやすい生酒を搾り立ての状態をキープしたまま、遠くロンドンまで運んでの審査評価されるということはプレッシャーと不安もありました。しかし、今回のゴールドメダル受賞は、
改めて弊社の技術力に自信を持つことができ、「世界中においしい日本酒を届け、日本酒文化の発展に貢献する」ための存在意義も確信する事が出来ました。
まだ日本酒(生酒)を飲んだ事がない多くの方々に広げるには「初めて飲む一口目が美味しい事がすごく大切な事だと」考えております。日本酒に関わる方々の想いの詰まった一本を大切に国内のみならず世界に向けて提供し続けてまいります。
◼︎「凍眠生酒」は、 酒蔵でしか味わえない生酒の美味しさをそのままに。
「鮮度維持」と「長期保管」で海外輸出も実現
通常の日本酒は品質を維持するために「火入れ」による加熱処理を施します。この工程により、搾りたてのフレッシュ感は失われてしまいますが、長期保管が可能になります。一方、火入れをしていない酒を「生酒」と言い、搾りたてでないと味わえないフレッシュ感や華やかさで人気があるものの、鮮度保持が非常に困難であるため、長期保管が難しいと言う特徴があります。そのため、搾りたてのフレッシュ感を味わうには酒蔵へ足を運ぶ必要がありました。このようにコインの表と裏のような「フレッシュ感」と「長期保管」の関係性がある中、弊社はグループ企業である株式会社テクニカン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:山田義夫)の冷凍技術である「凍眠(とうみん)」で搾りたての生酒を凍結することで、フレッシュ感と長期保管を非常に高い次元で両立することに成功しました。
従来の冷凍手法では凍結時間を要するため、成分の分離や破瓶の恐れがあり、商品化が叶いませんでした。しかし凍眠を用いれば、搾りたての日本酒を瓶ごと急速冷凍出来る上、成分分離をほぼ起こさず均一に凍結出来、解凍時もほぼ均等に溶かすことが可能に。溶け始めから完全に溶けきるまで、温度の上昇や空気に触れ、時間の経過とともに変化する香りや味わいを楽しめるのが特徴です。まさに「冬眠」から覚めたような、生まれたてのフレッシュ感と繊細な味わいが解凍すると共に鮮やかに立体感を帯び、時間が経過するにつれて成長していくような味わいです。また、溶け始めから飲むことが出来るため、飲み始めの温度帯はこれまでに体感したことのないような「超冷酒」。凍眠凍結処理を施した特別な生酒だけがこのような味わい・温度の変化を楽しむことが出来ます。
★液体冷凍技術「凍眠」生酒の劣化臭「生老香(なまひねか)」の抑制効果があることを確認 リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000150567.html
■凍眠とは
「凍眠」はテクニカンが製造・販売している液体凍結機で、-30℃の不凍液で食材などを凍結するものです。液体の熱伝導率は気体の約20倍と、圧倒的なスピードによって細胞や組織破壊をせず、鮮度、品質を保ったまま凍結する事ができます。(テクニカン調べ)水パックの凍結テスト比較表 https://drive.google.com/file/d/1xeXrv1GgEeyUHxjWvle8Bt1ToER608uA/view?usp=drive_link
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=4U0W-YkkoWY
◼︎会社概要
株式会社TOMIN SAKE COMPANY
代表者:代表取締役 前川 達郎
所在地:富山県高岡市美幸町1-2-22
URL:https://www.tomin-sake.co.jp/
設立:1952年02月
業種:酒類卸売業、小売業
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