【日本企業初】ランドリンクが“野菜を皮ごと食べる活動”で「STEWARD　LEADERSHIP 25」を受賞

株式会社land link

2023年11月22日 10時00分

株式会社landlink（本社：東京都港区、代表：蓮見知章、以下ランドリンク)が推進する“野菜を皮ごと食べる活動”で、2023年11月21日に発表された、アジア太平洋地域で環境と社会の持続可能性の実現に向けて活動する優れた企業を選出する「STEWARD LEADERSHIP25」において、日本企業初の受賞を果たしました。

「STEWARD LEADERSHIP25」について

STEWARD LEADERSHIP25とは、シンガポール政府が所有する世界屈指の投資会社 “テマセク・ホールディングス”により設立されたスチュワードシップ・アジア・センターが主催するアワードです。

本アワードでは、アジア太平洋地域において、人類を脅かす課題を対処し、同時に収益性の高い成長が見込まれる営利団体で、社会や将来の世代、または環境に大きなプラスの影響を与えると認められた25のプロジェクトが毎年選出され、その活動へ支援が行われています。そして今回、ランドリンクの活動が日本企業として初めての受賞を果たしました。

受賞企業紹介：https://www.stewardleadership25.com/#portfolio

ランドリンクが行っている活動とは

”野菜を皮ごと食べる活動”は、2019年岩手県の学校給食会への導入からスタートしました。食材の表面についた土汚れや脂汚れ、残留農薬をランドリンクが開発した「野菜洗いのお水ベジセーフ」で落とし、野菜を皮ごと美味しく食べる為の献立の開発を現場の栄養士の皆さまと共に実施し各地で広がりを見せております。

この野菜を皮ごと美味しく食べる献立を導入した「皮ごと給食」の実施により、従来捨てられていた野菜や果物の皮を有効活用することで、約10％の過剰除去が削減され、食品ロスにも貢献しております。

カゴメ株式会社が開発したベジチェックⓇを用いて子ども達の野菜摂取量の平均値を算出し、次の日から「皮ごと給食」を開始します。1カ月後、改めて子ども達の野菜摂取量を計ることで、皮ごと食べる事により数値が上がることを認識してもらい「皮ごと給食」の継続、且つ家庭内でも皮ごと調理する活動を広げております。

そして、この活動の発起人であるランドリンクを中心に2023年3月、一般社団法人栄養まるごと推進委員会が設立されました。これにより、自治体や国が協力しやすくなることで、日本全体に皮ごと食べる文化を浸透させていきます。

この活動の目的とは？

野菜を皮ごと食べることにより、新型栄養失調や食品ロスの問題に貢献していくことです。

①子どもの新型栄養失調問題

新型栄養失調とは食事による「カロリー」は足りているのに、ビタミン・ミネラル・食物繊維など必要な栄養素が不足している状態のことです。「○○だけ」「○○抜き」といった偏った食事などが原因となり、疲れやすい・風邪をひきやすい・肩が凝るなどの体調不良を引き起こしてしまうと言われております。最近では、子どもに限らず大人も新型栄養失調になる方が増えていると言われております。

②食品ロス問題

日本では年間523万トンの食品が廃棄され、その内の244万トンが家庭から排出されています。その内訳は賞味期限切れや食べ残し、おいしく食べられるのに捨ている野菜の皮や根の周りなどの過剰除去です。