昆虫食の「ANTCICADA」が、蚕(カイコ)を原料に使用した「シルクソーセージ」をリリース。8月1日よりオンラインショップや店舗にて販売開始。

シルキーで繭のようなソーセージ!?

株式会社Join Earth

コオロギラーメンなどで知られる、昆虫食の魅力を探究するチーム『ANTCICADA(アントシカダ)』(代表・篠原祐太)と、 広島県のソーセージ専門店『.comm』が、蚕(カイコ)の蛹を原材料に使用した「シルクソーセージ」を共同開発。8月1日16より、オンラインショップやANTCICADA店舗で販売を開始します。

 

 
  • 商品概要

●商品名:シルクソーセージ

●内容量・価格:1,080円 / 1パック(5個入り、150g)※税込
●販売場所:
-ANTCICADAオンラインショップ (https://antcicada.shop)8月1日16時販売開始 
-ANTCICADA店舗 毎週日曜11:00〜21:00(コオロギラーメン営業にて提供予定です。)
-.comm店舗(https://dot-comm.info/shop
●使用素材:豚肉(国産)、生クリーム、卵白、玉葱、蚕の蛹、大蒜、塩、海藻粉末、香辛料、牛乳、陳皮(一部に卵、乳成分、大豆を含む)

蚕の繭をイメージした見た目蚕の繭をイメージした見た目

 

  • 「シルクソーセージ」の特徴

蚕の蛹(さなぎ)は、ナッツのような香ばしさや、豆のような甘みを持ち、どこか懐かしい滋味深さが特徴です。そんな蚕の蛹の唯一無二の味わいを活かしつつ、濃厚な生クリームや卵白を贅沢に使用することで、シルクのようにきめ細やかな食感のソーセージに仕上げました。
 

口に含むとジューシーな肉汁とともに、蚕の旨みがじんわり広がります。

蚕の蛹と繭。原料には国産の蚕を使用。蚕の蛹と繭。原料には国産の蚕を使用。

日本で古くから行われてきた養蚕業の中で、シルク(絹糸)を取り出した後に残る蛹は、伝統的に貴重なタンパク源として食されてきた食材です。その文化は未だに長野や群馬県などに色濃く残っており、現在でも、お土産品として販売されています。

 

その一方、近年ではあまり有効活用されず、捨てられてしまっている現状もあります。私たちは、蚕の個性的な味わいを最大限に生かした商品を作り、蚕の食材としての価値を底上げしたいと思っています。

 
  • 開発への想い
ANTCICADAは、昆虫食の魅力を伝える活動をしています。
昆虫食は、近年、栄養価の高さや持続可能性の高さを中心に、世界的な注目が集まっています。そして何より、豊かな個性や滋味深い風味など、食材としての魅力に溢れています。

特に、食材としての「蚕」には大きな可能性を感じています。

蚕が繭を作る光景。山梨県アシザワ養蚕にて。蚕が繭を作る光景。山梨県アシザワ養蚕にて。

実際これまでも、レストランでの蚕の蛹を使った料理の提供や、「カイコの佃煮」や「蚕沙タピオカミルクティー」(いずれもANTCICADAオンラインショップで販売中。)等の商品を開発・販売を続けてきました。つい先日も、蚕沙(蚕の糞)を原材料に使用した蒸留酒をリリースしたところです。

「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」リリース後、即完売となった。「SANSHA - Mulberry and Silkworm droppings」リリース後、即完売となった。

蚕は、繭が絹(シルク)の素材となることから重宝され、古くから人間と密接に関わりを持ってきた虫でした。そしてまた、養蚕業は、日本の近代化を支えた一大産業でもあります。

 

しかし近年では、担い手が激減。一時は数百万軒あったと言われる養蚕農家も、現在は全国で250軒ほどと言われています。そして、養蚕農家さんも新しいあり方を模索している状況です。

 

本商品を通じ、より多くの人に、昆虫を身近に楽しめる機会を届けるとともに、蚕の新たな魅力を生み出していけたら何よりです。

また今回、「ソーセージで世界を熱狂させる」ことを目指し、様々なソーセージを製造している「.comm」さんと出会い、素材の特徴を引き出す技術や探究心、何事にも果敢に挑戦する姿勢に共感し本商品開発に至りました。


.commさんも本製品に対して「ジビエ肉と昆虫食。聞こえは全く違えど、根底に流れるテーマと言いますか、お互いのバックボーンと言いますか。また、常にチャレンジングな姿勢を持ったANTCICADAさんと今回このような機会をいただき、一緒に仕事が出来て嬉しく思っております。」とコメントいただきました。

これからもANTCICADAは、まだまだ未発掘な虫たちの可能性を探究し、皆様に驚きと発見を届けていけるよう励んでまいります。
 
  • ANTCICADA(アントシカダ) 概要
2020年6月に日本橋・馬喰町にレストランを開店。2種類のコオロギで出汁をとった「コオロギラーメン」や「旬の虫を使ったコース料理」を提供中。商品開発にも注力し、過去には、世界初のタガメのクラフトジン「タガメジン」や昆虫発酵調味料「コオロギ醤油」、コオロギを原料にした「コオロギビール」などが話題を呼んだ。2020年4月にはオンラインショップも開設し、「動物も、植物も、虫も、分けへだてなく向き合える世の中」を目指して活動中。

●所在地:〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6
●レストランサイト : https://antcicada.com (コース料理のご予約はこちら)
●オンラインショップ:https://antcicada.shop
●Instagram:https://www.instagram.com/antcicada.jp/
●Facebook:https://www.facebook.com/antcicada.jp/
 
  • 【代表プロフィール】篠原祐太 / Yuta Shinohara
1994年、地球生まれ。慶應義塾大学卒業。昆虫食歴21年。幼少期から自然を愛し、あらゆる野生を味わう。「ラーメン凪」やミシュラン一つ星「四谷うえ村」で修行し、食材としての虫の可能性を探究。昆虫料理創作から、出張料理、ワークショップ、授業、執筆と幅広く手掛ける。2019年11月、株式会社Join Earthを設立。狩猟免許や森林ガイド資格も保持。

●Twitter:https://twitter.com/earthboy64
●Instagram:https://www.instagram.com/earthboy.64/
 
  • .comm(ドットコミュ) 概要
広島市西区にお店を構える、食べるとみなぎるソーセージ専門店。おいしくてつよくなる。世界を熱狂させるソーセージ屋さん。

●所在地: 広島県広島市西区観音町16-33-102

●ウェブサイト:https://dot-comm.info/
●Facebook:https://www.facebook.com/gibier.comm
 

  • 報道関係者の皆様へ
本件についてのお問合せや、取材のご依頼は、下記までお願いいたします。画像一式をまとめたプレスキットもご用意しておりますので、お気軽にご連絡ください。

株式会社Join Earth
担当 : 豊永
Mail : info@antcicada.jp

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会社概要

株式会社Join Earth

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URL
https://antcicada.com
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6
電話番号
080-8830-3348
代表者名
篠原祐太
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2019年11月