営業日報、約4割が「活動報告レベル」の実態 日報業務の課題、「提出自体が目的」、「形骸化」の声多数
〜成果報酬制度で「健全な差がつくことに加え、賞与インセンティブ制度まで連動している」企業は、わずか9.9%~
目標達成クラウド「ジョブオペ®」を展開する、株式会社給与アップ研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:高橋 恭介)は、「営業日報」運用がある企業(従業員数100名以上規模)に勤める、直属の部下が5名以上の営業部の課長・マネージャー111名に、営業日報管理に関する調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年11月18日〜同年11月20日
有効回答:「日報」運用がある企業(従業員数100名以上規模)に勤める、直属の部下が5名以上の営業部の課長・マネージャー111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社給与アップ研究所」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.salary-up.com/
- マネジメントしているチームでの日報について、約4割が商談内容等の営業活動の報告などの「活動報告レベル」と回答
・レベル1|就業時間管理レベル(例:業務内容の羅列):5.4%
・レベル2|活動報告レベル(例:商談内容等の営業活動の報告):38.7%
・レベル3|上司・会社に対する報告・連絡・相談レベル:24.3%
・レベル4|具体的な期日や行動目標が設定され、部下自身で日次PDCAが回せるレベル(個人の行動改善レベル):20.7%
・レベル5|上司・会社側との相互やり取りが発生し、チーム・部署全体の改善が進むフィードバックシステムが機能しているレベル(チームの行動改善レベル):9.0%
・その他:0.0%
・答えられない/わからない:1.8%
- 日報業務を遂行する中での課題、「日報提出自体が目的となっており、形骸化している」が56.6%で最多
・日報提出自体が目的となっており、形骸化している:56.6%
・日報記載時間そのものが業務時間の圧迫や残業に繋がっている:26.3%
・日報提出がまばらであり、ルールが守られていない:21.1%
・日報の文言がネガティブなものとなっており、会社への不平・不満の温床になっている:3.9%
・その他:0.0%
・特になし:18.4%
- 日報業務を遂行する中での課題、「活動の内容に個人差が大きい」や「日報閲覧に時間がかかる」などの声
<自由回答・一部抜粋>
・49歳:報告の内容に個人差が大きい。
・52歳:日報閲覧に時間がかかる。
・58歳:内容を精査する時間が取れない。
・50歳:スピーディーな案件把握が出来ない。
・46歳:記載しないスタッフもいる事。
・43歳:日報の中身がないので実態がわからない。
・46歳:管理者が確認しづらい。
- 日報で得られた成果、「個人の意識向上」や「業務改善スピードのアップ」などの声
<自由回答・一部抜粋>
・51歳:個人の意識向上。
・50歳:業務改善スピードのアップ。
・42歳:データとプロセスをもとに次への改善が図れた。
・32歳:具体的な活動のKPIを掲げて、日々進捗の確認をしているため、個人間での意識の差が減った。
・51歳:月額目標値の未達状況を日報による報告でマイナス要素が把握出来、改善できたこと。
・37歳:クレームになる前の懸念事項について共有が出来て階層をあげての顧客対応が迅速にできた。
・42歳:管理がpc上でリアルタイムに確認できるので、スピード感をもって指示がだせる。
- 部下の業務を把握する時間軸、1日に1回の「日次単位」が約半数
・月次単位(1ヶ月に1回):7.2%
・週次単位(1週間に1回):39.6%・日次単位(1日に1回):46.8%
・時間単位(1日に2回以上*午前中/午後など):6.3%
・その他:0.0%
- 部下の業務の把握について、「スケジュール把握はしているが、MTGや商談のみとなっている」が45.0%
・レベル1|スケジュール把握はしておらず、結果/成果のみを把握している:14.4%
・レベル2|スケジュール把握はしているが、MTGや商談のみとなっている:45.0%
・レベル3|タスク・Todoレベルまでスケジュールを把握できている:27.0%
・レベル4|レベル3までの把握を行った上で、上司側からスケジュールの修正・介入を行っている:12.6%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.9%
- 6割以上が、部下一人ひとりに合わせた目標設定は、「会社・上司と部下が双方協議」して実施
・レベル1|そもそも個別に目標設定をしていない:5.4%
・レベル2|会社・上司から一方的に個別目標(成果)が設定されている:12.6%
・レベル3|会社・上司から一方的に個別目標(成果と行動プロセス)が設定されている:16.2%
・レベル4|会社・上司と部下が双方協議し、合意された目標(成果)が設定されている:30.6%
・レベル5|会社・上司と部下が双方協議し、合意された目標(成果と行動プロセス)が設定されている:21.6%
・レベル6|会社・上司と部下が双方協議し、合意された目標(成果と行動プロセス)があるが、逐次修正・調整され、最新化している:9.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:3.6%
- 71.1%が、目標設定における部下の納得性は、「仕事・業務のパフォーマンスを向上させる」と回答
・非常にそう思う:13.2%
・ややそう思う:57.9%
・あまりそう思わない:23.7%
・全くそう思わない:5.3%
・わからない:0.0%
- 目標の修正は、3人に1人が「半期」に実施
・年:7.9%
・半期:29.7%
・四半期:25.7%
・毎月:20.8%
・毎週:13.9%
・毎日:1.0%
・その他:1.0%
- 成果と報酬の連動について、約4割が「成果により多少の増減差が付いている」のみ
・成果と報酬は連動していない:16.3%
・連動しているが年功給が基本でわずかな差が付く:27.0%
・成果により多少の増減差が付いている:35.1%
・昇給金額3万円~5万円など健全な差が付いている:9.0%
・健全な差が付くことに加え賞与インセンティブ制度までに連動している:9.9%
・その他:0.0%
・分からない/答えられない:2.7%
- まとめ
マネジメントしているチームで運用されている日報は、「活動報告レベル」や「上司・会社に対する報告・連絡・相談レベル」の割合が多く、半数以上が「日報提出自体が目的となっており、形骸化している」などといった課題があることがわかりました。また、部下の業務については、「スケジュール把握はしているが、MTGや商談のみ」となっているマネージャーが多数おり、タスク・Todoレベルまでスケジュールの把握を行った上で、そこから上司側からのスケジュールの修正や介入までしているマネージャは、わずかとなりました。
また、ジョブ型雇用(成果報酬制度)において、成果と報酬が「健全な差が付いている」まで連動している企業はまだまだ少ないことも分かりました。成果において、目標設定における部下の納得性は仕事・業務パフォーマンスを向上させると実感してることから、それに報酬が連動することによって、部下の業務パフォーマンスがあがり、チーム全体の業績が向上するのではないでしょうか。
- 【12月13日(火)開催】『その日報、その1on1、意味ありますか?』 意味ある日報、意味ある1on1へ繋がるクラウドサービスを大公開!
https://www.salary-up.com/archives/news/seminar20221213?fbclid=IwAR3ATTzHyg0L-lY3AUnxswI1vqL8GCdBLOiJarAKb4Umtafk14sw-1u17es
昨今の企業を取り巻く環境は劇的に変わってきています。労働人口の減少、人材獲得競争の激化、そして過去最大の最低賃金の引き上げ等、今までの当たり前が通用しなくなった今、一人一人の「生産性向上」は各企業の喫緊の課題となっています。そのような中でITツールの導入や徹底した業務管理・日報、1on1の実施等、仕組みづくりや人の育成に資する各施策に取り組みへ舵を取る企業は増えています。
しかし実はうまくPDCAが回らずに形骸化してしまっているケースも非常に多くなっています。その理由は今までのやり方が通用しない、適切な目標設定が難しい、正解が分からないなど理由があります。
本セミナーではPDCAが回らなくなる理由を解説、そして登壇企業2社がそれぞれ実践してきた一人一人が自走できる人材へと育つための組織マネジメントのノウハウを実例としてお伝えします。
▼申し込みはこちらのURLより
https://www.salary-up.com/archives/news/seminar20221213?fbclid=IwAR3ATTzHyg0L-lY3AUnxswI1vqL8GCdBLOiJarAKb4Umtafk14sw-1u17es
- 会社概要
代表者 :代表取締役社長 高橋 恭介
所在地 :〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2 5F
設立 :2021年1月
資本金 :10,000,000円
URL :https://www.salary-up.com/
事業内容:目標達成クラウド「ジョブオペ®️」
社長コーチングプログラム「社長のジョブオペ®️」
幹部コーチングプログラム「幹部のジョブオペ®️」
人事評価コーチング
営業会議コーチング
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像