施設管理の統合ツール「HoteKan」が第6回 あいちサービス大賞「特別賞」を受賞
ホテル、清掃会社を運営しながら、施設メンテナンスの「現場」をスマートにするアプリを開発&提供。現場だけで修繕・保守が解決する世界の実現を目指す。
表彰式日時 | 2024年2月5日(月) 11:45~12:00 |
場所 | 愛知県公館 〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸3丁目2-3 |
出席者 | あいちサービス大賞受賞企業 5社 あいちサービス大賞審査委員長 太田聰一(慶應義塾大学 経済学部 教授) 愛知県知事 大村秀章 愛知県経済産業局長 矢野剛史 |
あいちサービス大賞について
「モノづくり県」と言われる愛知においても、サービス産業は、事業所数・従業者数の7割以上、GDPの5割以上を占める、地域の経済活動を支える重要な産業です。本賞は、先進的なサービスを提供している事業者を対象に、優秀な成功事例を選考・表彰する、都道府県では初めての制度です。
受賞した事業者やその取組・サービスを広くPRすることにより、優秀な成功事例を広く展開し、県内サービス産業の生産性向上を図ります。
あいちサービス大賞: https://www.aichi-service.jp/about/
ホテル、ITシステム経営者が立ち上げた清掃会社
ビジネスホテル(エクセルイン)、ITシステム会社(FRINGE)を営む代表が、2015年6月にホテルを中心とした清掃会社リウシスを立ち上げました。現在、愛知県を中心に13棟のホテルの客室清掃を行っています。
ホテルスタッフ、清掃スタッフ、ホテルオーナー、その施設を利用するお客様、どの視点からも「良し」となる仕組みを作る事を重視しています。一般的には日の当たらない現場にフォーカスし、人手不足のメンテナンス業界に対して、現場を理解した上でのDXサービスを提供します。
ホテル承継時に苦しんだ修繕履歴のなさ
代表が9年前にホテルを事業承継した際、一番大変だったのは「修繕履歴が残っていない」ことでした。
施設にある設備がそれぞれどのメーカーで、型番は何で、いつ設置されたか、そしていつ寿命を迎えるのか。見た目にみえる設備と空調・水・お湯の配管、電気ケーブル等の外からは見えない設備。
過去に、いつ誰がどうやっていくらで直したか、全く情報が残っていません。
その状態で正しい設備投資計画の策定は困難でした。
結果、修繕したばかりの所を更に修繕する事態や、寿命が過ぎた設備を改修せず、大きな設備事故が発生する怖れもありました。そこで清掃とホテルスタッフ、修繕業者を繋ぎ、簡単にやり取りを行いながら、修繕データが残るアプリを作ろうと思い、出来たのが「HoteKan」です。
HoteKan: https://hotekan.com
施設メンテナンスの現場をよりスマートに
2019年に施設管理の統合ツールである「HoteKan」を開発しました。
修繕や定期メンテナンスごとにチャットやデータ管理ができるアプリとして宿泊施設を中心に導入を開始し、これまでチャットアプリとデータ蓄積用のシートや管理システムを並列で使用していた事業者から、一度に完結する画期的なシステムとして評価されています。
過去の修繕履歴も様々な検索条件で直ぐに探すことができ、これまでオーナーや支配人しか対応できなかった内容が現場で判断できるようになりました。設備故障による売止期間も大幅に短縮され、客室の稼働率の向上にもつながっています。
古き良き日本の宿泊施設を支えていく
コロナ禍を越えて、宿泊事業者もようやくお客様を多く迎えらえる状況となりました。
しかし、コロナ禍による財務状況の悪化、設備投資の延期、人材確保の困難が重なり、施設としてお客様を100%稼働で迎えることができる事業者は多くありません。
適切なタイミングで適切な修繕予防をしてきた宿泊事業者は現在大きく利益を出せている状況です。
今後、観光立国という産業の柱を担う上で、施設メンテナンスのDX化は必須となります。
ホテルを運営する立場としても、日本の古き良き宿泊施設が廃墟となっていくのは見たくないと思っています。
HoteKanを通じて、日本の大事な財産である宿泊施設を守っていきたいと考えております。
代表取締役 苅谷 治輝のコメント
この度は、あいちサービス大賞の「特別賞」に選んで頂き、誠に有難うございます。
これまで宿泊事業では、「集客」が重要視されてきました。
一方で、泥臭い修繕や清掃といった「施設管理」の領域は注目されてきませんでした。
管理者よりも、現場のスタッフが喜ぶツールを今後も作り続けていきたいです。
HoteKanについて
HoteKan(HoteKan設備/備品)は、宿泊施設内における設備の修繕管理や備品管理をスマホで行うことができる、ホテル運営会社とホテル清掃会社の共同開発による施設管理の統合ツールです。施設運営のDX化を手軽に実現することができます。現在、JR西日本ヴィアイン様を始め、60施設のホテル・旅館でご利用頂いております。
HoteKan設備では、清掃スタッフが清掃時に客室の設備の不備に気付いた際に、スマホで写真を撮影し状態を入力します。ホテルスタッフや工務店がアプリで確認し、その後の対応について、その事象内チャットでコミュニケーションします。見積書や修繕解決後の写真もアップして、完了。修繕記録や報告書がデジタルに残ります。同じような事象が起きた際も事象や部屋番号ごとに検索が簡単にできます。消防機器点検やEV点検などの法定点検の定期メンテナンスの報告書も整理できるため、ペーパーレスも促進します。
HoteKan備品では、清掃スタッフがアメニティや客室備品の在庫の出し入れをする際にスマホで数量を簡易に入力します。ホテルスタッフが毎月の棚卸をすることなく、在庫数の状況や変動がリモートで分かります。在庫の下限値を下回ると、自動で発注者にメールが飛び、発注忘れが防げます。
アプリ名 | HoteKan設備、HoteKan備品 |
価格 | 初期費用0円、33,000円/⽉(設備)、33,000円/⽉(備品) |
URL | |
動作環境 | iOS/Android/WEBブラウザ ※HoteKan備品はWebブラウザのみとなっております。 |
株式会社リウシスについて
企業名 :株式会社リウシス
代表者 :苅谷治輝(代表取締役)
本社所在地:愛知県名古屋市熱田区川並町4番7号Rビル
設立 :2015年6月22日
事業内容 :ホテル、工場、オフィスビル、販売店、学校、商業施設、レジャー施設などの管理業務、清掃管理、設備機器の保守・運転、設備点検整備
コーポレートサイト: https://rivusis.com
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