年齢差による組織摩擦を解消し、生産性を最大化へ:株式会社リスキルが「エイジダイバーシティ研修」をリリース
少子高齢化・働き方多様化に対応。無意識の年齢バイアス(エイジズム)に気づき、リバースメンタリングなどを通じて「明日から使える」協働スキルを習得します
株式会社リスキルは、多世代が協働する現代の職場の課題解決を目的とした「エイジダイバーシティ研修」の提供を開始いたしました。
本研修のゴールは、年齢差による偏見や固定観念を払拭し、世代を超えた信頼関係を構築すること、そして年齢にとらわれない協働的な職場環境を実現することです。少子高齢化の進行や働き方の多様化に伴い、20代から70代まで幅広い世代が共に働く機会が増加しており、多世代協働はイノベーションや組織能力向上に不可欠な価値をもたらします。
しかし、「エイジズム」と呼ばれる年齢に基づく偏見や差別が組織のパフォーマンスを低下させるため、本研修ではエイジズムに気づき、相互学習と建設的な対話を通じて、多様な人材の能力を引き出す実践的なアプローチを提供します。

組織活力の維持と向上に不可欠な「エイジダイバーシティ」
社会的背景:多世代協働が必須となる現代の職場環境
現代の職場では、20代から70代まで幅広い世代が共に働いています。これは、社会構造の変化、特に少子高齢化の進行により、65歳以上の人口が全体の約30%を占め、労働人口における高齢者の割合が増加していることに起因します。また、定年延長や再雇⽤制度など働き⽅の多様化が進み、60代・70代の現役労働者が増えていることも背景にあります。各世代が異なる時代背景で育ち、仕事に対する価値観や働き方が多様化しているため、年齢に関わらない協働が強く求められています。
多世代協働がもたらす企業価値
年齢の異なるメンバーが協働することには、組織にとって大きな利点があります。
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経験豊富な世代の知見と、若い世代の新しい視点が融合し、イノベーションが生まれやすくなる
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異なる世代の顧客ニーズを理解しやすくなり、幅広い層へのサービス提供が可能になる
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世代間での知識やスキルの継承が進み、組織全体の能力が向上する
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多様な価値観に触れることで、柔軟な思考力と適応力が養われ、少子高齢化の中でも人材確保が容易になり競争力が生まれる
潜在的なリスク:「エイジズム」が組織にもたらす悪影響
多世代協働がスムーズに実現する価値は大きい一方で、年齢を理由とした課題も存在します。「エイジズム(Ageism)」とは、年齢を理由とした偏見や差別、固定観念のことであり、「若者は経験が浅い」「高齢者は新しいことを学べない」といった画一的なイメージを持つことがエイジズムにあたります。これは組織や上司だけでなく、全従業員が持っている可能性があるアンコンシャスバイアスであり、避ける必要があります。
エイジズムは、職場において、若手社員の提案を「経験不足」と決めつけて検討しない、ベテラン社員に「新しい技術についていけない」と思い込み研修機会を提供しない、といった形で現れます。これにより、個人の自己効力感の低下や心理的安全性の損失、世代間のコミュニケーション阻害、多様な視点の不活用によるイノベーションの低下、優秀な人材の離職率上昇など、企業パフォーマンスに悪影響を与えます。
研修内容の紹介:「エイジダイバーシティ研修」
研修タイトル
エイジダイバーシティ研修(https://www.recurrent.jp/listings/diversity-diversity-agediversity)
受講対象
全従業員(年齢や役職を問わず、世代を超えた協働を推進したい全ての方)
身に付くスキルや目的(ゴール)
本研修の主なゴールは以下の通りです。
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年齢差による偏見や固定観念を払拭し、世代を超えた信頼関係を構築できるようになる
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一人ひとりと真摯に向き合い、年齢にとらわれない協働的な職場環境を実現する
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エイジズムの影響を理解し、多様な世代が協働する意義を認識する
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自身の年齢バイアスに気づき、偏見を超える視点を獲得する
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年齢差を超えたコミュニケーションと協働の実践スキルを習得する
研修全体の流れ
研修は「明⽇使える」知識を身につけることを重視し、スタンダードな考え⽅や基本を中心に進められます。
1. エイジダイバーシティの基本理解
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オープニングワーク:世代間コミュニケーションを題材に話し合い、導入とする
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エイジダイバーシティ:年齢の多様性と、世代ごとの強みを活かす考え方を理解
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エイジズム:年齢を理由とした偏見・差別(アンコンシャスバイアス)の特徴と影響を学ぶ
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ケーススタディ:若手とベテランの対立例などを通じて、無意識のエイジズムを理解
2. 年齢に対するバイアス
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無意識バイアスの基礎:確証バイアス・ステレオタイプ・親近性バイアスなどを整理
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年齢バイアスの種類:若年・中年・高齢・理想年齢などの偏りを認識
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世代ステレオタイプ:団塊世代やZ世代などによくある固定観念の問題点を確認
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ワーク:自分が持つ年齢イメージを可視化し、影響を振り返る
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バイアスを越える方法:先入観を保留し、質問・対話・継続的な気づきを実践する姿勢を学ぶ
3. 世代を超えて協働する方法
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コミュニケーションの基本:相互尊重・傾聴・年齢に依存しない伝え方を学ぶ
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相互学習:リバースメンタリングと従来型メンタリングを踏まえ、双方向の学びを促進
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協働を生む仕組み:多世代チーム、心理的安全性の確保、公平な評価の重要性を理解
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建設的な対話:意見の違いを多様性として捉え、「事実と解釈を分ける」「共通目的を確認する」などの方法を習得
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ワーク:職場課題に対する行動計画を作成
本研修の主要な特徴
実務で活用できる「スタンダードな基本」を重視
本研修は、オリジナルの手法や奇抜なテクニックではなく、スタンダードな考え方や基本を習得することを目的としています。難しい理論講義ではなく、「明⽇使える」ことに焦点を当て、偏見の払拭から信頼関係構築、具体的な協働の仕組みづくりまで、現場での実践に直結する知識と行動変容を促します。
エイジズムを組織課題として構造的に理解
年齢に基づく偏見を、個人の性格ではなく、誰しもが持つ「アンコンシャスバイアス」の一種である「エイジズム」として定義し、その発生背景と組織への悪影響を構造的に理解します。これにより、参加者は自分を責めることなく、バイアスに気づき、修正する姿勢を持つことができます。
相互学習(リバースメンタリング)によるフラットな関係構築
年齢や経験の上下関係にとらわれず、「お互いに学び合う」双方向の関係を意識することを学びます。特に、若手がベテランにデジタルスキルや新しいトレンドを教える「リバースメンタリング」の活用を推奨し、世代間の心理的距離を縮め、フラットなコミュニケーションが生まれやすい環境を促進します。
株式会社リスキル 研修開発者コメント
近年、人材の確保と定着、そしてイノベーション創出のため、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の重要性が高まっています。その中でも、多世代が混在する日本企業にとって「エイジダイバーシティ」の実現は喫緊の課題です。
無意識のうちに存在するエイジズムは、個々の従業員のモチベーションや自己効力感を低下させ、組織全体の成長を阻害しかねません。本研修は、参加者がまず自身のバイアスに正直に向き合い、その上で相互尊重と傾聴に基づいたコミュニケーションを学び、最終的に多世代が持つ知見と強みを統合し相乗効果を生み出すための具体的な手法を習得することを目的としています。
私たちは、本研修を通じて、企業が年齢に関係なく、一人ひとりの能力と価値が最大限に発揮される、心理的安全性の高い職場環境を構築できるよう、継続的に支援してまいります。
今後の展望
株式会社リスキルは、今後も社会構造の変化や企業が直面する具体的な組織課題に対応した実践的な研修プログラムを開発・提供してまいります。D&I領域においては、多様な視点と経験が組織の競争力に直結するよう、企業の人材育成・組織開発をサポートし続けます。
リスキルの概要
株式会社リスキルは、人材育成を軸に、公開講座・一社研修・eラーニングなどの研修サービスを提供しています。
本リリースで紹介した「エイジダイバーシティ研修」(https://www.recurrent.jp/listings/diversity-diversity-agediversity)をはじめ、幅広いテーマに対応した研修ラインナップを揃えています。
お問い合わせ先
株式会社リスキル
Web:https://www.recurrent.jp/
メール:info@reskill.jp
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