奈良の鹿と人の「あわい」を、暮らしに寄り添う石へ。「DEER DROP STONE PROJECT」2月ギフト・ショーで初披露

研磨石国内シェア70%の技術で挑む、地域循環共生プロジェクト

stone+

バレル研磨用の樹脂メディア製造において国内シェア70%を誇る国広産業株式会社(本社:奈良県葛城市、代表取締役:影石崇)は、自社ブランド「stone+(ストーンプラス)」より、カワセケイスケ氏をデザインディレクターに迎え、奈良公園の保護鹿の堆肥化されたフンを活用した素材を約30~35%配合した新たな人造石素材を用いたプロジェクトDEER DROP STONE PROJECT(ディア・ドロップ・ストーン・プロジェクト)」を始動いたします。

本プロジェクトは、2026年8月予定の一般販売に先駆け、2026年2月4日(水)から開催される「第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026」にて、全ラインナップを初披露いたします。

【出展情報】

・展示会名:第101回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026

・会期:2026年2月4日(水)~6(金) 10:00~18:00 *最終日は17:00まで

・会場:東京ビッグサイト

・出展エリア:FOCAL POINT(西展示棟アトリウム)

・ブースNo.:西AT-FP-03(DEER DROP STONE PROJECT)

*ご来場には来場登録が必須です。詳細は公式サイト(https://www.giftshow.co.jp/tigs/)をご確認ください。ご取材の方はプレスルームにお問い合わせください。

■ DEER DROP STONE PROJECT 概要

本プロジェクトは、奈良公園の保護鹿の堆肥化されたフンを活用し、産業素材として再定義することで、野生動物と人の共生を日常に取り入れる循環型プロジェクトです。

国広産業が50年以上にわたり培ってきた研磨石製造技術を活かし、環境性と耐久性を両立した新素材・新プロダクトを開発しました。売上の一部を「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」へ寄付することで、地域の循環共生を目指します。

プロジェクトサイト 

https://kunihiro-stone.com/pages/about-ddsp

■ プロジェクト背景:野生動物と人の「共生」をデザインする

奈良公園の鹿は「神の使い」として愛される一方で、環境保全や保護施設の維持など多くの課題を抱え、保護活動を支える仕組みづくりが求められています。奈良公園近隣に生息する鹿の頭数は3年連続で増加し、1,325頭(2024年調査)に達しています。観光客の増加に伴うオーバーツーリズムの影響もあり、人とのトラブルや農作物への食害といった新たな課題が顕在化しています。

本プロジェクトでは、保護施設「鹿苑(ろくえん)」(※1)で日々発生する、利活用されていない「鹿フン堆肥」に着目。これをプロダクトの原料として再定義することで、「野生動物と人間のあわい」を素材化しました。

売上の一部を「奈良の鹿愛護会」へ寄付し、地域の循環を支えるこのモデルは、プロダクトを使うことで間接的に奈良の景観と鹿の保護に繋がる設計となっており、現代における「共生の在り方」を日常の中で問い直す試みです。

※1)「鹿苑」は、1929年に建設された、一般財団法人奈良の鹿愛護会の活動拠点。国の天然記念物である「奈良のシカ」の保護・育成を目的としており、交通事故や病気で負傷した鹿の保護・治療、一時的な隔離保護などを行っています。また、野生動物である鹿と人間が共生できる町づくりを推進するため、生態や歴史に関する資料展示や一般公開を通じた啓発活動も実施。環境への取り組みとして、苑内の鹿のフンを堆肥(しかっぴ)にし、有効活用する試みも長年続けられています。

■ stone+(ストーンプラス)について

1972年の創業以来、50年以上にわたり産業用研磨石を追求してきた国広産業が、2023年7月に立ち上げた自社ブランドです。「研磨石の可能性を広げる」を掲げ、工業製品の裏方であった石に、デザインという新たな息吹を吹き込むことで、現代の暮らしに調和するプロダクトを提案しています。長年培ったバレル研磨技術(※2)により、天然石のような温かみと、工業製品としての精緻さを併せ持つ「新しい石の形」を追求しています。

※2)回転する容器の中で素材同士や研磨石を長時間接触させることで角を落とし、全体を均一に整える加工技術。

■ 素材開発:50年の研磨技術が「奈良の鹿フン」に新たな命を吹き込む

本プロジェクトの最大の特徴は、「鹿フン堆肥」を野生動物と人間の「あわい」と捉え、プロダクトの主原料へと昇華させた点にあります。国内トップシェアを支えてきた国広産業の「バレル研磨技術」が、利活用されていない資源に新たな価値を与えました。 地域の方へのインタビューや歴史・生態のフィールドリサーチ、衛生面を担保する調査研究を経て、独自の「人造石」の開発を実現しました。

あわいを表現する無垢な5つの色彩

着色材を一切使わず、鹿フン堆肥を乾燥・細粉化し、天然鉱石や樹脂と独自の比率(堆肥含有量 約30~35%)で配合。野生動物と人間の境界線を「あわい」として表現すべく、堆肥と鉱石が持つ本来の色相だけで、マットで上品な5色(Light gray, Gray, Gray brown, Brown, Dark brown)を導き出しました。

• 小石のような手触りを再現するバレル研磨

50年培ったバレル研磨技術(容器内で石同士を長時間擦り合わせる加工)を応用。数時間の研磨工程を経て、角を落とし、まるで長い年月を経て川岸に流れ着いた小石のような、さらさらと手に馴染む心地よい質感を実現しました。

品質と耐久性の両立

アップサイクルでありながら、肉厚で軽く、割れにくく扱いやすい、工業製品としての確かな品質を備えています。

■ プロダクトラインナップ(全9種)

デザイナー カワセケイスケ氏との協働により、日常に自然を取り入れやすいアイテムを展開。デスクやテーブル、シェルフに置けるサイズ感で、割れにくい素材を活かして、扱いやすさも重視しています。シンプルながらも「触覚」と「体験」を重視したプロダクトです。

てざわりマテリアル

バレル研磨により川の小石のような手ざわり。素材そのものの風合いを生かした、触れる・置く・留める行為を楽しめる磁石内蔵のオブジェクトです。

いちりんざし

本体とベースの2パーツで構成された、デスクやシェルフに最適な一輪挿し。生ける植物や枝ぶりに合わせ、本体の角度を自由に傾けてスタイリングを楽しめます。

•フラワーベース (コインバンク / コンテナ)

デスクやシェルフに馴染む小ぶりなブーケサイズの花器シリーズ。2パーツ構成で、清掃しやすい作りになっています。円筒型は「貯金箱」、オーバル型は「小物入れ」としても機能。花を飾るだけでなく、お金や資源の循環、保存、そして自然との共生に意識を向けるきっかけとなる多機能な道具として設計されました。

プラントポット(2号・3号・寄植S/M/L)

多肉植物や観葉植物にぴったりの、コロッとした愛らしいフォルムの鉢シリーズ。インテリアに馴染むよう、本体と受け皿を重ねたスマートな一体型デザインを採用。底面の排水口から直接器へ水捌けする機能美を備えています。単体で楽しむ2号・3号サイズに加え、複数の植物を組み合わせて「小さな生態系」や景色を構築できる寄せ植え用(S・M・L)を展開。暮らしのすぐそばに、「小さな生態系」を再現する感覚を楽しめ、自然との共生を取り入れやすいラインナップです。

■ デザインディレクター

カワセケイスケ / Keisuke Kawase

1983年新潟県生まれ。スウェーデン王立芸術大学KONSTFACKにて修士号を取得後、2012年に日本にスタジオを設立。空間・プロダクトデザイン、ディレクションを行い、国内外の企業と協働。ストックホルムファニチャーフェアやミラノサローネなどに参加。近年は暮らしの中に新たな循環を生み出すデザインを探っている。主な受賞歴にiF DESIGN AWARD, GERMAN DESIGN AWARD, KYOTO DESIGN AWARD 2024大賞, RISING STAR AWARD Nomination STOCKHOLM FURNITURE FAIR 2017など。

「奈良で紡がれてきた動物・土地・人による時間の積層の中で、鹿のフンから植物が芽吹く光景を目にしたことは、私にとって重要なインスピレーションのひとつでした。

日々の暮らしに共生の視点を取り込み、生態系とのつながりを身近に感じてもらえたら幸いです。」

■ 代表メッセージ

「古くから奈良の鹿は、神の使いとして人々に敬われ、千年以上にわたり人と自然が共生する関係の中で受け継がれてきました。シカと人が共に生きるこの稀有な都市構造に、私たちはあらためて大きな価値を見出しています。

DEER DROP STONE PROJECTは、古代から現代にかけて、多くの営みの積み重ねによって育まれてきた歴史・文化・自然などの遺産を未来へつなぐ取り組みです。

50年以上にわたり培ってきた研磨石の加工技術を応用し、シカの堆肥を新たな石素材として昇華させることで、石を通して暮らしに穏やかな豊かさを届けていきます。 」

国広産業株式会社 代表取締役 影石 崇

代表プロフィール

1980年、奈良県橿原市生まれ。2004年に父が経営する国広産業株式会社に入社。2009年、父の急逝に伴い20代で経営を引き継ぐ。就任後は、国内シェア約70%を誇るバレル研磨用の樹脂メディアの製造で培った高度な成形・加工ノウハウを基盤に、新たな価値創造を模索。2023年に自社ブランド「stone+」を立ち上げ、自社技術を生活道具へと転用する新機軸を打ち出す。地元・奈良の環境課題へ貢献するとともに、地域に根差した次世代の製造業の在り方を追求している。

■ 会社概要

国広産業株式会社 

1972年創業。奈良県葛城市に拠点を置く、バレル研磨用樹脂メディアの国内トップシェアメーカー。半世紀にわたり培った高度な成形・加工技術を武器に、2023年に「石の可能性を広げる」自社ブランド「stone+(ストーンプラス)」を立ち上げ、工業技術とデザインを融合させた新領域への挑戦を続けています。

  • 代表取締役:影石 崇

  • 所在地:奈良県葛城市新村39番地

  • 従業員:41名

  • 公式サイト: https://www.kunihiro1972.jp/

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会社概要

国広産業株式会社

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URL
https://kunihiro-stone.com/
業種
製造業
本社所在地
奈良県葛城市新村39番地
電話番号
0745-62-1428
代表者名
影石崇
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1972年07月