【徳川美術館】夏季特別展「もののふの備え 甲冑の美学 / 馬とともに」開催、7月27日(土)~9月16日(月・祝)まで
美しさと機能性が融合した日本の甲冑を紹介する「甲冑の美学」、馬とともに生きた武士の感性を紹介する「馬とともに」。”もののふの備え”を共通テーマにした2展を同時期開催します。
【夏季特別展 もののふの備え 甲冑の美学】
古今東西の鎧のなかでも、日本の甲冑は美しさ華やかさを重視して作られた特異な鎧です。平安時代に登場する大鎧は、戦闘に用いる武具であるにもかかわらず、王朝装束の「かさねの色目」の影響を受け、色彩豊かな威糸で装飾されました。また戦国期の甲冑は、徒歩戦のために機能性を追求して構造がシンプルになる一方、戦場で目立ち、あるいは武運を祈るため、個性的で奇抜なデザインが取り込まれることもありました。これら装飾性豊かな日本の甲冑美を紹介するとともに、江戸時代以降、さかんに行われた中世武具の考証、復古にも焦点を当てます。
▼甲冑の美学 作品リスト(案)
d126379-9-c41ce9424052d7553dacb10522c2b276.pdf【夏季特別展 もののふの備え 馬とともに】
馬は古来より人の生活と文化に深く関わり、中世からの武家社会ではとくに軍馬として重用されました。軍事権を「兵馬の権」・武芸一般を「弓馬の道」と言うように、馬を扱うことは武士の必須の嗜みであり、優れた馬は、武威・武芸の象徴として武士の身分格式を示す存在となりました。こうして武家風俗と密接に結びついた馬は、その気高い姿が武士たちに愛好され、多様な美術工芸品のモチーフにも表されます。また、人馬を繋ぐ馬具は時代や用途によって変化し、近世には華やかな装飾性が取り入れられて発展しました。本展では、馬と人がともに生きた歴史について、武家社会と馬の関わりを中心に紐解いていきます。
▼馬とともに 作品リスト(案)
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会期 |
2024年7月27日(土)~9月16日(月・祝) 前期日程:7月27日(土)~8月13日(火)/ 後期日程:8月14日(水)~9月16日(月・祝) ※一部の作品は作品保護の観点から、展示替えまたは巻き替えを行います。 |
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ジャンル |
〔甲冑の美学〕甲冑・武具・装束・文書 〔馬とともに〕馬具・絵画・工芸・文書 |
時代 |
〔甲冑の美学〕古墳時代 5~6世紀 - 現代 〔馬とともに〕北宋時代12~13世紀 - 江戸時代19世紀 |
作品数 |
〔甲冑の美学〕91件 〔馬とともに〕52件 |
展示構成 |
〔甲冑の美学〕 1.古式の武装 2.大鎧、腹巻(現:胴丸)の登場 3.戦国 当世具足 4.太平の江戸時代と甲冑 5.式正の大鎧 6.中世甲冑の復古と考証 〔馬とともに〕 1.戦と馬 2.江戸の武家と馬 3.美術のなかの馬 4.人と馬をつなぐ馬具 |
関連企画 |
夏季特別展「甲冑の美学」関連企画 記念講演会「日本甲冑の特質-機能性・装飾性・象徴性-」 講 師:佐藤寛介氏(東京国立博物館 学芸企画部企画課 特別室長) 日 時:8月4日(日)午後1時~午後3時 会 場:講堂 定 員:80名(既に満席) 受講料:無料(但し入館料は必要) 夏休み子ども企画 もののふの備え 小・中学生を対象に展覧会をわかりやすく紹介。楽しく鑑賞するためのワークシートを配布し、スタンプラリーやクイズを実施します。 期 間:7月27日(土)~9月1日(日) 参加費:無料 |
≪徳川美術館 概要≫
名古屋市(東区徳川町)にあり、徳川家康から尾張徳川家初代の徳川義直(家康9男)が譲り受けた遺品を中核に、江戸時代を通じて御三家筆頭の大名家に受け継がれてきた名品と、その後の収集品から成る1万件を超えたコレクションを有する美術館です。
「源氏物語絵巻」や「初音の調度」をはじめとする国宝9件、重要文化財に指定される絵画・陶磁器・染織品など59件、「短刀 銘 吉光 名物 後藤藤四郎」など1000振に及ぶ刀剣類など、質量ともに充実した日本文化の発信地です。
徳川美術館では、日本の伝統に育まれた極上の名品にいつでも出会えます。
■入館チケット
一般 |
高大生 |
小中生 |
|
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通常料金 ※毎週土曜日は高校生以下無料 |
1,600円 |
800円 |
500円 |
オンライン前売り・団体(20名様以上)料金 |
1,400円 |
700円 |
400円 |
オンライン一般ペアチケット (前売り価格) |
3,200円 (2,700円) |
―― |
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【オンラインチケットサイト/ 前売り期間:6月25日(火)~7月26日(金)】
https://www.e-tix.jp/tokugawa-art-museum/
※前売券はオンラインチケットサイトのみでのお取り扱いとなります。
■所在地とアクセス
〒461-0023 愛知県名古屋市東区徳川町1017
・JR中央本線「大曽根」駅下車、南口より徒歩8分
・市バス・名鉄バス 基幹2系統「徳川園新出来」下車、徒歩3分
・名古屋観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」下車すぐ
・美術館南側に無料駐車場17台あり
■開館時間と休館日
10:00~17:00(最終入館16:30)
月曜日は休館(祝日の場合は直後の平日)
■公式ホームページ
https://www.tokugawa-art-museum.jp/
https://www.facebook.com/tokugawa.art.museum
https://www.instagram.com/tokugawa_artmuseum/
■X
https://twitter.com/tokubi_nagoya
徳川美術館
〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017
電 話:052-935-6262(月曜日を除く10:00~17:00)
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