【インバウンドで医療機関への外国人患者が急増?】外国人患者の受け入れが増加している一方、約4割は十分な患者対応が「できていない」実態 発生する問題は「ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる」など
~64.4%が、「医療安全のために医療に特化したAI通訳サービスと医療通訳の資格をもつヒトに365日の通訳ができるハイブリッドなサービス」に興味あり~
株式会社BRIDGE MULTILINGUAL SOLUTIONS(本社:東京都新宿区、代表取締役:吉川 健一)は、外国人患者が増加している医療機関で、外国人患者と接する職務を担当している職員107名を対象に、医療機関での外国人患者の受け入れに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

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01|外国人患者の受け入れが増加する一方、約4割は十分な患者対応が「できていない」実態
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02|発生している問題、「ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる」(50.0%)、「困りごとがわからない」(45.2%)など
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03|64.4%が、「医療に特化したAI通訳サービスと医療通訳資格をもつヒトに365日の通訳ができるハイブリッドなサービス」に興味あり
本調査のダウンロードはこちら:https://www.bridge-ms.com/whitepaper/
■調査概要
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調査名称:医療機関での外国人患者の受け入れに関する実態調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2024年9月5日〜同年9月6日
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有効回答:外国人患者が増加している医療機関で、外国人患者と接する職務を担当している職員107名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■外国人患者に対する言語対応は、「簡単な日本語を使う」が64.5%で最多
「Q1.外国人患者に対する言語対応をどのように行っていますか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「簡単な日本語を使う」が64.5%、「受付など機械翻訳で対応する」が37.4%、「院内表示の多言語化」が28.0%という回答となりました。

・簡単な日本語を使う:64.5%
・受付など機械翻訳で対応する:37.4%
・院内表示の多言語化:28.0%
・指さしツールを用意する:26.2%
・医療通訳を導入する:21.5%
・多言語対応フローを策定する:18.7%
・その他:9.3%
ー63歳:翻訳ソフトを使用
ー52歳:自分で喋る
ー51歳:スマホで翻訳させる
ー45歳:通訳の付き添いがいる
ー36歳:スマホの翻訳機能を使って対応してます
ー38歳:アプリの翻訳機能を使う
ー34歳:タブレットを用いて翻訳
ー48歳:なんとか英語で頑張る
ー48歳:ジェスチャー
・特に何もしていない:7.5%
・わからない/答えられない:2.8%
■多言語対応ツールに求めること、約6割が「医療用語への対応」と回答
「Q2.多言語対応ツールを導入する場合、どのような特徴を持つツールを選びたいですか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「医療用語に対応している」が56.8%、「対応している言語の数が多い」が42.1%、「費用がかからないこと」が38.3%という回答となりました。

・医療用語に対応している:56.8%
・対応している言語の数が多い:42.1%
・費用がかからないこと:38.3%
・24時間対応している:33.6%
・資格を持った医療通訳者がいる:30.8%
・医療通訳を行ってきた実績がある:29.0%
・その他:1.9%
ー51歳:スマホでいい
・特にない:8.4%
・わからない/答えられない:4.7%
■23.4%が、外国人患者の受け入れに「消極的」
「Q3.外国人患者の受け入れをどの程度実施していますか。」(n=107)と質問したところ、「積極的に実施している」が46.7%、「どちらともいえない」が25.2%、「消極的に実施している」が23.4%という回答となりました。

・積極的に実施している:46.7%
・どちらともいえない:25.2%
・消極的に実施している:23.4%
・わからない/答えられない:4.7%
■外国人患者の受け入れに消極的な理由、「言語の壁があるから」「医療保険に関する問題があるから」が上位
Q3で「消極的に実施している」と回答した方に、「Q4.外国人患者の受け入れに消極的な理由を教えてください。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「言語の壁があるから」が52.0%、「医療保険に関する問題があるから」が40.0%、「マナーなど文化が違うから」が32.0%という回答となりました。

・言語の壁があるから:52.0%
・医療保険に関する問題があるから:40.0%
・マナーなど文化が違うから:32.0%
・医療費に関する問題があるから:28.0%
・受け入れの体制が整っていないから:28.0%
・接し方がわからないから:20.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:4.0%
■外国人患者の受け入れが増加する一方で、約4割が、十分な患者対応が「できていない」と実感
「Q5.外国人患者の受け入れが増加する一方、十分な患者対応はできていますか。」(n=107)と質問したところ、「あまりできていない」が34.6%、「全くできていない」が4.7%という回答となりました。

・かなりできている:21.5%
・ややできている:30.8%
・あまりできていない:34.6%
・全くできていない:4.7%
・わからない/答えられない:8.4%
■十分な対応ができないため生じている問題、「ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる」「困りごとがわからない」が上位
Q5で「あまりできていない」「全くできていない」と回答した方に、「Q6.十分な対応ができていないことで生じている問題を教えてください。(複数回答)」(n=42)と質問したところ、「ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる」が50.0%、「困りごとがわからない」が45.2%、「服薬コンプライアンスが伝わっているかわからない」が35.7%という回答となりました。

・ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる:50.0%
・困りごとがわからない:45.2%
・服薬コンプライアンスが伝わっているかわからない:35.7%
・費用の説明に手間がかかる:28.6%
・施設のルールを十分に理解してもらえない:23.8%
・外国人患者を安心させることができない:23.8%
・未収金が発生した:16.7%
・その他:0.0%
・特にない:7.1%
・わからない/答えられない:2.4%
■「きちんと通じているのか、いまいち分からない時がある」や「英語が出来るスタッフが少ないので外国人患者とコミュニケーションが取りづらい」などの課題も
Q6で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に「Q7.Q6で回答した以外に、十分な対応ができていないことで生じている問題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=38)と質問したところ、「きちんと通じているのか、いまいち分からない時がある」や「英語が出来るスタッフが少ないので外国人患者とコミュニケーションが取りづらい」など29の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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60歳:訴えに対して納得のある診療が出来ているか。
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62歳:非英語圏の患者が増えており簡単な英語も通じないケースが増加。独自にツールの準備が必要となる。
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40歳:英語が出来るスタッフが少ないので外国人患者とコミュニケーションが取りづらい。
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51歳:きちんと通じているのか、いまいち分からない時がある。
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27歳:その患者さんの症状にあったものを本当に出せているか分からず、処方した薬のことで薬剤師の方からよく電話が来る。
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48歳:スタッフが2人とられて他の業務が滞る。
■外国人患者を受け入れるときに悩みを感じる場面、「問診票の記載をお願いするとき」「初診申込書など初回案内の対応をするとき」など
「Q8.外国人患者を受け入れることで悩みを感じる具体的な場面を教えてください。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「問診票の記載をお願いするとき」が52.3%、「初診申込書など初回案内の対応をするとき」が41.1%、「診察結果を伝えるとき」が40.2%という回答となりました。

・問診票の記載をお願いするとき:52.3%
・初診申込書など初回案内の対応をするとき:41.1%
・診察結果を伝えるとき:40.2%
・薬の副作用を説明するとき:35.5%
・費用を説明するとき:33.6%
・処方せんの案内をするとき:32.7%
・待合室のルールを説明するとき:27.1%
・手術前の説明をするとき:26.2%
・傷口のケアや処置を行うとき:24.3%
・精算をするとき:24.3%
・その他:2.8%
ー44歳:入院の説明をするとき
ー37歳:検査の説明をする時
・特にない:4.7%
・わからない/答えられない:3.7%
■「問診票を書いていただくことが難しい」や「緊急時や家族に連絡したりする時に困る」などの悩みも
Q8で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した方に「Q9.Q8で回答した以外に、外国人患者を受け入れることで悩みを感じる具体的な場面があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=98)と質問したところ、「問診票を書いていただくことが難しいです」や「緊急時や家族に連絡したりする時に困る」など53の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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48歳:やはり専門用語等は理解できていないので、確認しながら関わる必要がある。
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60歳:旅行などの外国人の方は通訳や説明者がおらず考えが分かりにくい。
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62歳:意味が逆に通じてしまうことがあり、生活上の感覚の違いに注意する。
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36歳:問診票を書いていただくことが難しいです。
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51歳:緊急時や家族に連絡したりする時に困る。
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29歳:とにかく全ての場面において困る。
■64.4%が、「医療安全のために医療に特化したAI通訳サービスと医療通訳の資格をもつヒトに24時間365日の通訳ができるハイブリッドなサービス」に興味あり
「Q10.医療安全のために医療に特化したAI通訳サービスと医療通訳の資格をもつヒトに24時間365日の通訳ができるハイブリッドなサービスに興味はありますか。」と質問したところ、「ややある」36.4%、「かなりある」が28.0%という回答となりました。

・かなりある:28.0%
・ややある:36.4%
・あまりない:19.6%
・全くない:3.7%
・わからない/答えられない:12.1%
■まとめ
今回は、外国人患者が増加している医療機関で、外国人患者と接する職務を担当している職員107名を対象に、医療機関での外国人患者の受け入れに関する実態調査を実施しました。
まず、外国人患者に対する言語対応では、「簡単な日本語を使う」が64.5%で最も多く、多言語対応ツールを導入する場合に求めることについて、約6割が「医療用語への対応」と回答しました。一方で、外国人患者の受け入れに「消極的」な医療機関は23.4%に上り、その理由として、「言語の壁があるから」(52.0%)や「医療保険に関する問題があるから」(40.0%)が挙げられています。また、外国人患者の受け入れが増加する一方で、約4割が、十分な患者対応が「できていない」と感じており、それにより生じている問題では、「ヒアリングがスムーズにできず時間がかかる」(50.0%)、「困りごとがわからない」(45.2%)などが上位になりました。さらに、外国人患者の受け入れにおいて、「問診票の記載をお願いするとき」(52.3%)、「初診申込書など初回案内の対応をするとき」(41.1%)に悩みを感じるという声が多く、64.4%が、「医療安全のために医療に特化したAI通訳サービスと医療通訳の資格をもつヒトに24時間365日の通訳ができるハイブリッドなサービス」に興味を示しています。
今回の調査では、医療機関での外国人患者増加に伴い、言語の壁や文化的な違いに対処することが、医療安全の観点からも大きな課題となっていることが明らかになりました。これに対し、AI通訳と医療通訳士の24時間対応ができるハイブリッドな通訳サービスが、効果的な解決策となる可能性があります。このような技術を取り入れたサービスの導入が、より安全な医療の提供に繋がるでしょう。
本調査のダウンロードはこちら:https://www.bridge-ms.com/whitepaper/
■【1デバイスで同時通訳を実現!世界76言語対応】AI通訳サービス×ヒトの通訳者=通訳会社の通訳アプリ「BRIDGEアプリ」

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■会社概要
会社名 :株式会社BRIDGE MULTILINGUAL SOLUTIONS
設立 :2010 年5 月17 日
代表者 :代表取締役社長 吉川 健一
所在地 :〒160-0022 東京都新宿区新宿4丁目3番17号 FORECAST 新宿SOUTH 4F
事業内容:通訳・翻訳業務、多言語コンタクトセンターの運営、バイリンガルスタッフ人材支援、外国語コールセンター(オンサイト、アウトソーシング)、日本語コールセンター(オンサイト、アウトソーシング)、外国語コールセンター、コンシェルジュサービスの運営、多言語ホームページの作成、メールサポート業務(外国語・日本語)、通信キャリアサポート業務、モバイルアプリ開発、顧客データベース構築
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