共同研究講座「免疫精神神経学共同研究講座」の設置について記者会見のご案内
~免疫障害に由来する精神神経疾患の治療法研究開発に向けて~
島根大学と株式会社RESVOは共同で免疫障害に由来する精神神経疾患の新たな治療法開発に向け、「免疫精神神経学共同研究講座」を設置いたします。
島根大学と株式会社RESVOは共同で免疫障害に由来する精神神経疾患の新たな治療法開発に向け、「免疫精神神経学共同研究講座」を設置いたします。
精神神経疾患の一つである統合失調症は人口の約0.8%が発症すると考えられています。しかしながら、根本的な治療法が確立されていないため多くの人々を苦しめています。
基礎研究によって、統合失調症の一部が免疫障害に由来することが明らかとなったものの、これらに対する治療方法は確立していません。
近年、島根大学医学部精神医学講座において一部の統合失調症患者に対して免疫に作用する薬剤や骨髄移植が有効である可能性が発見されました。
そこで、免疫障害に由来する統合失調症の基礎研究に強みを持つ(株)RESVOと共同で免疫障害に由来する精神神経疾患の治療法の開発に挑みます。
免疫障害に由来する精神神経疾患は、患者全体の~30%を占めるとの試算もあることから今回の共同研究講座の設置により、治療開発に困難を極めている精神神経疾患に対し新たな扉を開くことが期待されます。
【共同研究講座の概要】
名 称:免疫精神神経学共同研究講座
開設期間:平成30年1月5日~平成33年1月4日
研究目的:免疫障害に由来する統合失調症の根治法開発
日 時: 平成30年 1月 5日(金) 10時00分~
場 所: 島根大学医学部本部棟5階大会議室
出席者: 島根大学長 服部 泰直
(株)RESVO代表取締役 小林 宣文
島根大学医学部長 並河 徹
島根大学医学部免疫精神神経学共同研究講座 特任教授 大西 新
※なお,記者会見後に,看板の上掲式を行います。
【用語及びその他補足説明】
共同研究講座・共同研究部門
島根大学と民間機関等外部の機関が共同して行う研究のため、民間機関等から受け入れる共同研究経費を有効に活用して設置及び運営し,当該研究の進展及び充実を図ることを目的として設置するもの。
統合失調症
幻覚、幻聴、異常行動を伴う精神神経疾患であり、未だ発症メカニズムは明らかになっていない。
免疫障害
免疫はウイルスや細菌から体を守る優れたシステムであるが、時に暴走し体の一部を攻撃し障害を起こさせることもある。アレルギーや自己免疫疾患は免疫の暴走によって起こると考えられている。
(株)RESVOの概要 成果等
2015年に設立されたバイオベンチャー。主に、免疫障害に由来する神経疾患の治療法を研究開発に強みを持つ。基礎から臨床までシームレスに創薬研究を行うことが可能。
最近、免疫障害性統合失調症/自閉症のバイオマーカー特許を国内で取得。
(プレス発表:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000017290.html)
免疫精神神経学共同研究講座設立の目的
免疫障害に由来する精神神経疾患を分類し、適切な治療が出来る様に研究開発を行う(下記図参照)
記者会見陪席者
島根大学医学部免疫精神神経学講座 特任教授 堀口 淳
島根大学医学部精神医学講座 准教授 宮岡 剛
島根大学医学部解剖学講座(発生生物学) 大谷 浩
リアルテックファンド グロースマネージャー 室賀 文治
(株)RESVO 技術顧問 前田 忠計(北里大学理学部名誉教授)
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