育休中の転職検討は男女ともに3人に1人。理由は、女性「給与が低いため」男性「企業の将来性に疑問を感じたため」

〜全国の育休取得経験のある男女2,000名、経営者・人事2,129名への意識調査より〜

XTalent株式会社

育児・介護休業法の改正により、令和4年4月1日から「雇用環境整備、個別の周知・意向確認の措置の義務化」「有期雇用労働者の育児・介護休業取得要件の緩和」が施行されます。XTalent株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:上原達也)が運営する、ワーキングペアレンツのための転職サービス『withwork(ウィズワーク)』では、改正育児・介護休業法の施行を目前に育休取得者と企業の現況を把握することを目的に、育休取得経験のある男女2,000名と経営者・人事2,129名を対象に意識調査を実施。育休取得者と企業間の意識の実態、認識ギャップ等が調査を通して明らかになりました。
*本リリースおよび調査レポートでは、育児休業のことを略称(育休)で記載します。

 
  • 調査結果のサマリー

1. 企業は育休復帰後の社員を「女性はライフ重視、男性はキャリア重視」前提でみている

2. 育休中の転職検討率は女性30%、男性37%。男性の動きが活発

3. 育休中に転職を検討する理由は、女性「給与が低いため」、男性「企業の将来性に疑問を感じたため」

 

 

  • 調査結果
1. 企業は育休復帰後の社員を「女性はライフ重視、男性はキャリア重視」前提でみている

◆ 同じ育児中の社員でも男女で捉え方が大きく異なる

[企業側]

・育児中女性の約3人に1人を「ワーキングマザー」として意識
・育児中男性の約5人に1人を「ワーキングファザー」として意識

 

◆ 企業と当事者間で意識ギャップが大きいのは、育児中の男性社員への意識

[当事者側]

・育児中女性の約2人に1人が、自身のことを「ワーキングマザー」として意識
・育児中男性の約3人に1人が、自身のことを「ワーキングファザー」として意識

 

◆ 経営者・人事自身の「子どもの人数」が多いほど、育休復帰後の社員に対して「女性はライフ重視、男性はキャリア重視」との見方が強まる。また、そのバイアスは特に女性経営者・女性人事側で顕著

 

◆「年齢」「育休取得期間」と「キャリア意識」との相関性は男女で異なる
 

・女性社員は年代が高まるほど、育休復帰後に「キャリア重視」となる割合が高くなる
・男性社員は年代が高まるほど、育休復帰後に「ライフ重視」となる割合が高くなる

  ・女性は育休取得期間が長いほど「ライフ重視」層が高まるが、育休取得期間1年以上の中にも「キャリア重視」層が存在

・男性は「育休取得期間が8〜10ヶ月未満」層で「キャリア重視」寄りが58%と最も高い

◆ 育休復帰後社員の「残業」「勤務形態」について、当事者と企業間には認識ギャップが存在


「頻回でなければ残業できる」の選択率は、企業→女性社員間で2倍弱、企業→男性社員間で+7%の乖離がある

   「育休復帰後、必ずフルタイムを希望する」という育休復帰後社員の比率は、企業→女性社員間で4倍超の乖離があり、企業と当事者間の認識ギャップが大きい

 

2. 育休中の転職検討率は女性30%、男性37%。男性の動きが活発


育休取得経験のある男女の、約3人に1人が育休中に転職を検討


育休中に転職活動を行った人は、女性社員で12%、男性社員で19%

 


3. 育休中に転職を検討する理由は、女性「給与が低いため」、男性「企業の将来性に疑問を感じたため」


◆ 社員が育休中に転職を検討する理由 TOP3

[女性社員]
1位:「給与が低いため」
2位:「育児をしながら働くことへの理解が薄いため」
3位:「仕事のやりがいが感じられないため」

[男性社員]
1位:「企業の将来性に疑問を感じたため」
2位:「仕事のやりがいが感じられないため」
3位:「自己成長ができないため」

◆【キャリア意識別】育休中に転職をした社員の転職検討理由 TOP3

 

  キャリア重視 どちらかというとキャリア重視 どちらかというとライフ重視 ライフ重視
女性社員 1位:「福利厚生が充実していないため」
2位:「自己成長ができないため」
3位:「給与が低いため」
1位:「評価・人事制度へ不満があったため」
2位:「企業の将来性に疑問を感じたため」
3位:「自己成長ができないため」
1位:「自己成長ができないため」
2位:「企業の将来性に疑問を感じたため」
3位:「育児をしながら働くことへの理解が薄いため」
1位:「自己成長ができないため」
2位:「残業時間が長いため」
3位:「評価・人事制度へ不満があったため」
男性社員 1位:「福利厚生が充実していないため」
2位:「自己成長ができないため」
3位:「時短勤務が長く使えないため」
1位:「自己成長ができないため」
2位:「評価・人事制度へ不満があったため」
3位:「給与が低いため」
1位:「自己成長ができないため」
2位:「福利厚生が充実していないため」
3位:「企業の将来性に疑問を感じたため」
1位:「残業時間が長いため」「評価・人事制度へ不満があったため」
2位:「給与が低いため」
3位:「リモートワークやフレックスなどの柔軟な働き方ができないため」

 

◆【キャリア意向別】企業と当事者間の認識ギャップ

[女性社員]
育休中の転職検討比率は企業側が想像するほどキャリア意向別で大差はない

[男性社員]
「キャリア重視」層の転職検討比率は60%、企業側の持つイメージは26%。企業→男性社員間で2倍超の乖離があり、認識ギャップが大きい

 

 

 

 
  • 調査レポート 

▼調査レポートはこちら

https://www.slideshare.net/TalentX/2022-251182960

*本調査の情報を引用いただく際は、調査主体として必ず【XTalent株式会社】と明記してください。
*本調査レポートの百分率表示は四捨五入で端数処理を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。

  • 調査概要
下記2つの調査を実施し、データを統計的に処理・分析しています。

【企業側への調査】
◆ 調査名称:育休取得者に対する経営者・人事の意識調査
◆ 調査対象:
- 全国の経営者または人事
- 性別:男女
- 年代: 20〜69歳
◆ 調査期間:2022年1月11日(火)〜2022年1月14日(金)
◆ 調査方法:インターネット調査
◆ 調査主体:XTalent株式会社
◆ 調査実施機関:GMOリサーチ株式会社
◆ 有効回答数:2,129名

【当事者側への調査】
◆ 調査名称:育休取得者の意識調査
◆ 調査対象:
- 全国の育休取得経験のある正社員
- 性別:男女(男女別均等割付)
- 末子の年齢:0〜12歳
◆ 調査期間:2022年1月11日(火)〜2022年1月20日(木)
◆ 調査方法:インターネット調査
◆ 調査主体:XTalent株式会社
◆ 調査実施機関:GMOリサーチ株式会社
◆ 有効回答数:2,000名
 
  • 今後の動き
3月8日の国際女性デーに向けて、性別にかかわらず、キャリアとライフをトレードオフにしない働き方を目指すワーキングペアレンツのための転職サービス「withwork」を展開するXTalent株式会社と、働き手個人に寄り添い”本質的な”組織課題を可視化するWork Techサービス「WorkEx-働き方の健康診断」を展開する株式会社Enbirthが連携し、ワーキングペアレンツをはじめとしたあらゆる人が活躍できる組織づくり、企業のDE&I推進を目的とした取り組みを2社で共同企画・運営いたします。

3月7日〜3月11日の5日間、スタートアップを中心とした25社に実施した調査結果をもとに、経営におけるDE&I推進や具体的取り組み等、多様なテーマでのディスカッションとともに企業や社会の現況を広く発信するオンラインイベントを開催します。調査の全体概要と結果は別途、来週公開予定です。

▼イベントページはこちら
https://withwork-week.peatix.com/

 



【取材や協業のお問い合わせ】
メールアドレス:info@xtalent.co.jp
担当者:筒井 八恵

【withwork公式SNS】
Twitter:https://twitter.com/with_yourwork @with_yourwork
Instagram:https://www.instagram.com/withwork_official/ @withwork_official
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【XTalent株式会社の会社概要】
会社名:XTalent株式会社
所在地:〒106-0047
東京都港区南麻布3丁目20‐1 Daiwa麻布テラス5F
代表者:上原 達也
設立:2019年7月
公式HP:https://xtalent.co.jp/
事業内容:人材紹介事業
許認可:職業紹介許可番号 13-ユ-311270
関連会社:XTech株式会社

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会社概要

URL
https://xtalent.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区南麻布3丁目20‐1 Daiwa麻布テラス5F
電話番号
050-1791-1779
代表者名
上原 達也
上場
未上場
資本金
919万円
設立
2019年07月