認知症の方の意見を取り入れ、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」と「結ばなくていいガーデニングエプロン」を開発
当社のコーポレートブランド「welzo(ウェルゾ)」は「新しい種を植えよう。」を合言葉に、持続可能な社会と人々の暮らしを豊かにする商品・サービスの提供を目指しております。この度、園芸やガーデニングを通じて、誰もが心身ともに健康な暮らしができるよう貢献したいという思いから、ユニバーサルデザインをベースとした「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」と「結ばなくていいガーデニングエプロン」を開発しました。
■「 モノが無くならないガーデニングトートバッグ、結ばなくていいガーデニングエプロン」について
商品の企画検証を重ね、認知症の方にも安心して使っていただけるよう様々な工夫を凝らしました。世界的にも品質に定評のある倉敷帆布を使い、丈夫で長く使用できます。障がい者福祉施設「光あけぼの園」のはんぷ工房「結」にて一点ずつ手作りで製作しております。認知症の方に限らず、誰もが使いやすい商品を目指し開発しました。
<トートの特徴>
・ガーデニングツールのポケット付き
・大容量収納
・収納場所がわかるポケットアイコン
・視認性が良いコントラスト配色
<エプロンの特徴>
・簡単に着脱できるリング式
<サイズ・素材・価格>
トートサイズ : 奥行20cm・高さ31cm・幅36cm
ハンドル長さ56cm
エプロンサイズ: 全長87cm・腰回り75cm
素材:倉敷帆布(トート:8号帆布生地・エプロン:11号帆布生地)
トート・エプロンセット価格:22,000円(税込)
企画進行協力:株式会社Zero-Ten
企画検証協力:福岡市・医療法人すずらん会たろうクリニック
企画・プロダクトデザイン:BRIDGE KUMAMOTO
バッグ製作:社会福祉法人大和福祉会 光あけぼの園 はんぷ工房「結」
■開発のプロセス
<1. 社会課題調査・ヒアリング>
厚生労働省によると、2025年に約700万人(65歳以上の5人に1人)が認知症になると予測されています。今後、高齢化が進むにつれ、認知症の状態となる人がしばらくは増え続けるとみられており、高齢者や認知症の方など、誰もが安心して暮らせる社会の実現が求められています。また、医療法人すずらん会たろうクリニック内田院長先生にヒアリングしたところ、「土に触れることで、昔の記憶呼び起こす」「外にでて日光を浴びる」「役割や責任を持つことができる」という観点から、認知症と園芸やガーデニングの親和性が高いことが判明しました。
<2. プロダクト選定・試作品制作>
開発するプロダクトを決めるにあたり、「認知症の方にも使いやすいもの・園芸やガーデニングに使うもの」という2つの基準を設けました。そして、福岡市が発行する「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」を参考にしながら、デザインに工夫の余地があると判断し、ガーデニング用のバッグとエプロンを制作することにしました。
<3. 検証・改良>
「認知症フレンドリーシティ」を目指す福岡市と医療法人すずらん会たろうクリニックの協力を得て、デイケアセンターに通う認知症の方の意見を聞きながら、「反射素材は使用せず、不快な眩しさを押さえる」「認知症の方にも優しいコントラストのある色使いにする」などの改良を重ね、記憶に頼らなくても、その場で得られる手掛かりだけでモノを収納できるバッグが完成しました。
■「ガーデニングトートバッグ、ガーデニングエプロン」の販売について
7月上旬より当社のネット通販サイトで販売開始予定。
お問い合わせはこちら
担当:山村(理)080-3023-4464
メールアドレス:r.yamamura@nichiryunagase.com
■福岡オレンジパートナーズについて
福岡市は、「認知症の人が住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまち」を目指し、「ユマニチュード」の普及促進や「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」の策定など、認知症フレンドリーシティ・プロジェクトに取り組んでいます。この度、認知症の人の「支援」からステップアップし、認知症の人がいきいきと「活躍」できる環境づくりを進めるための新たなチャレンジとして、2021年6月に産学官民オール福岡で構成する「福岡オレンジパートナーズ」を設立しました。当社は、今後も福岡オレンジパートナーズに参加する企業として認知症の人にやさしいまちづくりに貢献できるよう、事業活動を通じ様々な活動に取り組んでまいります。
■株式会社ニチリウ永瀬(概要)
今年 2021 年で創業 100 年を迎えたニチリウ永瀬は、食・農業を通して、持続可能な社会と人々の暮しを豊かにする商品やサービスを提供する、農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社です。BtoB を中心としたビジネススタイルを築き、国内に 18 拠点を置いています。社内外のビジネスパートナーと共創し、 IT や AI の技術を活用しながら、日本が直面する課題にも積極的に取り組んでいます。
本 社:福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目 14-3
代表者:代表取締役社長 金尾佳文
設 立:1952年8月(創業1921年8月)
資本金:470百万円
売 上:32,558百万円(2020年12月期)
事 業:農業資材・家庭園芸用品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社
公式ウェブサイト:https://www.nichiryunagase.co.jp/
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