8月万博展示 バイオプラスチック製パイプオルガン奏者が決定   1970年大阪万博で演奏した住山玖爾子氏も登壇

環境にやさしいバイオプラスチックを「学ぶ」「体験する」「感じる」会場を音楽で演出

                                      
一般社団法人西日本プラスチック製品工業協会(事務局:大阪市西区、会長:岩﨑能久)は、2025年大阪・関西万博の展示に向けて制作した世界初のバイオプラスチック製パイプオルガンの奏者を決定しました。1970年大阪万博のキリスト教館でオルガンを演奏した住山玖爾子氏など、オルガニストやピアニスト14人が登壇。当協会が「大阪ヘルスケアパビリオン」リボーンチャレンジエリアに出展する8月19~25日、自動演奏時間を挟みながら各奏者がクラッシックからポップまで多様な音楽を奏で、バイオプラスチックを「学ぶ」「体験する」「感じる」会場を音楽で演出していきます。演奏時間や曲目など詳細スケジュールは、後日、WEBサイト(https://www.osa-bio.net/2025expo)でアップする予定です。

現代、パイプオルガンのパイプは金属製が一般的ですが、1970年当時に大阪万博のキリスト教館に設置されたオルガンの一部のパイプは、日本の伝統素材「竹」が使われました。そして55年後の今、私たちはバイオプラスチックという新たな循環型素材を用いて、持続可能な未来の音を紡ぎ出します。監修していただきましたヤマハ株式会社楽器事業本部のオルガンビルダー都留裕幸氏からは「オルガンの基礎音となるプリンシパル管の太めの音色で鳴っており、オルガンの本質的な響きをバイオプラスチックでも再現できたという意味で歴史的な価値あるオルガン製作」と評価いただきました。

見た目はクラシカル。しかし内部には、最先端の音響設計と環境への配慮が込められています。技術と芸術、伝統と革新、そして人と地球の新しい関係。このオルガンは、ただの楽器ではありません。それは「未来の文化とは何か?」という問いに対する、ひとつの提案でもあります。

このパイプオルガンの名前は、「ハーモネイト:Harmoneight」。制作で協働したプラスチック製造企業「8(eight)社」の「調和(harmony)」 をキーワードに、技術・自然・人・音が共鳴しあいながら、共にあることを表現した名前です。ぜひ、未来が奏でる響きをご体感ください。


奏者リスト (五十音順:敬称略)


石川 まぎ (いしかわ まぎ)

      

子どもの頃から音楽が好きで聴いた音を自由に演奏し、18歳でジャズに出会い、ジャズクラブ・「サウンドオブ英国館」で演奏活動を始める。同時期大塚善章氏に師事。
ジャンルは幅広く多数のアーティストのCD制作、舞台音楽などを手掛け2013年アメリカの大学から合唱曲とオーケストラの作曲依頼を受け渡米し初演。
2017年高山右近列福式のオーケストラ演奏においても編曲を手掛けるなど常にクリエーティブな活動をしている。
リーダーユニット「シンフォニー宙」では「星降るほたるの谷」「そらめぐり」「雫とベル」「アルコイリス(虹)」をリリース。
  


 岡林 典子 (おかばやし のりこ)

      

大阪芸術大学 演奏学科 オルガンコース卒業
卒業後〜現在まで結婚式をメインに演奏。
  


川瀬 健 (かわせ けん)

      

関西中心に長年ライブハウス(ソネ)等でジャズピアノ演奏。神戸ジャズストリートは、初回から毎年参加、NHKジャズライブ神戸にも娘(フルート)と度々出演、最近はハモンドオルガン、鍵盤ハーモニカ、ウクレレ、アコーディオン等も演奏。 


金 由香 (きむ ゆか)

      

同志社女子大学学芸学部音楽学科オルガン専攻卒業。
神戸松蔭女子学院大学教会音楽コース、国内外のマスタークラスで学ぶ。
日本オルガニスト協会主催新人演奏会、京都秋の音楽祭等に出演。
同志社女子大学、同志社国際・香里中高、在日大韓基督教大阪教会オルガニスト。

(一社)日本オルガニスト協会会員。 


住山 玖爾子 (すみやま くにこ)

      

神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業。ベルギー王立アントワープ音楽院オルガン科をファーストプライズを得て卒業。
東京NHKホールでのFM録音や大阪NHK「夕べのリサイタル」「音楽アルバム」等の放送に出演。また、ヘンデル「メサイア」、バッハ「ヨハネ受難曲」、「マタイ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」等で京都市交響楽団と共演。
1982年より、バイロイト、シュトゥットガルト、ニュールンベルグ、アントワープより、国際オルガン週間に招かれリサイタルに出演。
1990年ソウルにてチャリティーコンサート開催。1989年より(故)林達次率いる京都、大阪ゲヴァントハウス合唱団のオルガニストとして楽友協会 (ウィーン)、聖トーマス教会 (ライプツィヒ)、バルセロナ (スペイン)、他、各地で演奏。
国内でも長く毎年多くの演奏会に出演。元大阪芸術大学演奏学科非常勤講師。元名古屋音楽大学及び大学院特別講師。
大阪カテドラル聖マリア大聖堂 (玉造教会)オルガニスト。
1970年大阪万博キリスト教館で期間中オルガニストを務める。
  


 原田 仁子 (はらだ さとこ)

      

同志社女子大学学芸学部音楽学科オルガン専攻卒業
神戸女学院大学音楽専攻科修了
関西新人演奏会に出演
卒業後、清教学園・大阪女学院中高等学校にて非常勤講師をすると共に宗教音楽(メサイヤ・オラトリオ・ミサ曲)等の演奏会に出演
大阪シンフォニカー(現大阪交響楽団)主催いずみホールでのひまわりコンサート、サン=サーンス交響曲第3番(指揮、金聖響)でデビュー
数年後の同じくひまわりコンサートでのヒンデミット、オルガン協奏曲(指揮、本名徹次)では、日本初演で好評を得た
奈良まほろばホールにてサロンコンサートを開催
第1合唱団・大阪混声合唱団主催のコンサートに出演
大阪交響楽団、大阪シオンウインドオーケストラ等で演奏
大津寄多美子、鴛淵紹子、井上圭子の各氏に師事
グレース宣教会高美チャペルオルガニスト
 


 不二門 未来 (ふじと みき)

      

大阪府立夕陽丘高等学校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻卒業。
室内楽ピアニストとしてコンサートに多数出演するほか、これまでに5枚のCDレコーディングに参加。
ピアノやソルフェージュの講師、コーラスのピアニストなど、幅広く活動中。
大阪府立夕陽丘高等学校音楽科講師、大阪成蹊大学コーラス部ピアニスト。
  


藤村亘 (ふじむら わたる)

      

鍵盤奏者、作編曲家、指導者。
電子オルガンやピアノを核としたジャンルレスな音楽制作活動・ジャズトリオスタイルのライブ活動に加え、20余年にわたる複数の学校教育で得た豊富な見識を活かし、どの世代にも手が届くような次代の音楽価値創出を目指して活動展開中。2025年愛・地球博公式開幕記念パレード音楽監督。現在、Education & Live Spot otohita主宰。
  


 松井 公子 (まつい きみこ)

      

神戸松蔭女子学院大学文学部卒業。同大学在学中より、パイプオルガンを学ぶ。相愛大学音楽学部音楽学科オルガン専攻卒業。同専攻科修了。聖グレゴリオの家宗教音楽研究所専攻科修了。第40回日本オルガニスト協会新人演奏会に出演。国内外のマスタークラスを受講し研鑽を積む。日本オルガニスト協会会員。神戸ヤマハオルガンコース講師。関西学院大学オルガン講師。六甲カトリック教会オルガニスト。  


道簱 直子 (みちばた なおこ)

      

帝塚山学院高等学校音楽コースを経て、大阪芸術大学芸術学部演奏学科ピアノコース卒業。
高校在学時、ウィーン音楽研修に2度参加。大学在学時、プラハサマーアカデミーに参加。ファイナルコンサートに出演。大学主催学内オーディション選抜者による「学生によるピアノ演奏会」に出演

「ラブリーホール新人演奏会」出演。
大学主催の演奏会や学内式典において、ザ・シンフォニーホールで演奏。大阪芸術大学芸術情報センターアートホールにて、ソロコンサート、声楽・管楽器との演奏を度々行う。ランチタイムコンサートでの演奏。私立羽衣学園中学校・高等学校における式典での演奏。山科ショッピングセンターでのオープニングセレモニー、毎年クリスマスコンサートで演奏。
これまでにピアノを香川智恵子、高久理恵の各氏に師事。パイプオルガンを住山玖爾子氏(元大阪芸術大学非常勤講師及び名古屋音楽大学大学院特別講師)に師事。また、元シュトゥットガルト音楽大学オルガン教授のルドガーローマン氏に指導を受ける。
現在、大阪芸術大学非常勤講師(パイプオルガン)。みちばたピアノ教室、いたくらピアノ教室、オンピーノ子どもピアノ教室、幼稚園の各教室にてピアノ講師を務める。
  


満島 宏美 (みつしま ひろみ)

      

4歳よりピアノを始め、YAMAHAにて、クラシックピアノ、ジュニア専科コース、アンサンブル、作曲コースなどで音感、リズム感を学び、ジャンルにこだわらず、ボーカル、ピアノ奏者としてソロからビックバンドまで幅広く活動中。現在、阪神間中心にホテルバーラウンジ、ライブバー、イベント等に精力的に出演中
 ◎主なレギュラー出演
 ◉ホテル日航大阪BAR夜間飛行(毎週日曜日)
 ◉ラスィート神戸BARグランブルー(毎月第三月曜日)
 ◉芦屋ベイコート倶楽部(毎月数回)
 ◉明石ライブバーPochi(毎月第4水曜日)
 ◉北新地クラブMOMO
 その他Live BAR、イベント不定期出演
 


矢ヶ崎 篤 (やがさき あつし)

      

大学院在学中より埼玉音楽院にて教鞭を執る傍ら、オルガンを酒井潮氏に師事。その後スウェーデン、アメリカ留学を経て、1991年より関西に。作・編曲を北野タダオ氏に師事。柿本秀明(dr)、宮岡信夫(tp)、徳永英彰(g)、Nicholas  Hoffman(g)、箕作元総(g)、田中ヒロシ(ds)、橋本裕(g)等と共演するなど、阪神間で(細々と)演奏活動を行っている。日本では珍しいピアノの弾けないオルガニスト。理学博士でもある。  


谷藤晴美 (やとうはるみ)

      

大阪音楽大学音楽学部オルガン科卒業。同専攻科修了。ドイツ・ウエストファーレン州立教会音楽学校にてA級資格(オルガン・ピアノ・チェンバロ)取得。ドイツ国立シュトッツガルト音楽大学大学院課程にて演奏家資格取得。フランス・モンペリエ音楽院最終課程修了。欧州滞在中はクリストス教会、ローゼンベルグ教会(独  シュトッツガルト)、サンマルシャル教会(仏 アヴィニョン)にてオルガニストを務め、欧州各地で演奏会を行った。帰国後は主に関西で活動し、関西学院、甲南女子大、頌栄保育学院、桃山学院大学、宝塚ベガホール、神戸国際大学、東梅田教会などでの演奏会に出演。現在、神戸栄光教会を拠点に礼拝奏楽や演奏会、管弦楽団の通奏低音、聖歌隊伴奏などの教会音楽に従事。また教会音楽YouTubeチャンネルを立ち上げ、オルガン演奏はじめ聖歌隊やハンドベル演奏など多岐にわたる教会音楽活動の発信を通して、教会音楽の普及と伝道に努めている。日本基督教団神戸栄光教会オルガニスト。日本オルガニスト協会員。
 ・神戸栄光教会 教会音楽チャンネル @神戸栄光教会教会-g4c
 


山本 真也 (やまもと まや)

      

相愛大学音楽学部音楽学科オルガン専攻卒業。
久保田清二氏に師事。
HarmonEight(ハーモネイト)の鍵盤を製作した会社で働いている。


【参考資料】

■関連情報(リリース・記事)

万博展示概要リリース

当協会会長インタビュー記事

展示・商談会リリース
オルガン制作プロジェクト記事

オルガンおひろめリリース

■万博出展に関して

当協会は、公益財団法人大阪産業局と大阪商工会議所が共同設置した中小・スタートアップ出展企画推進委員会の「リボーンチャレンジ」事業を活用し、「Nature Positive from bio plastics.(ネイチャーポジティブ―バイオプラスチックから始まる自然と共生する社会―)」をテーマに万博に8月19~25日の7日間出展します。会場では、本リリースにあるバイオプラスチック製パイプオルガンほか、18社のプラスチック成形会社がバイオプラスチック製品を展示する予定です。

■一般社団法人西日本プラスチック製品工業協会について 

西日本地区におけるプラスチック製品製造業界唯一の総合団体で、正会員297社、賛助会員116社の合計413社で構成しています。技能検定実技試験や人材育成、勉強会・セミナーの実施、情報提供等で会員をサポートするほか、会員同士の交流・情報交換の場の設定、技術振興事業などを展開しています。 

バイオプラスチックに関する取り組みに関しては2022年に開始。SDGsをテーマにした懇談会を開催しているほか、バイオプラスチックに関心を有する企業や大学等研究機関、行政等支援機関で構成するネットワーク「大阪バイオプラスチックビジネス推進ネットワーク(OBPN)」を立ち上げ、脱炭素や海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた動きを加速しています。

団体名 一般社団法人 西日本プラスチック製品工業協会 

所在地 〒550-0013 

大阪市西区新町1-3-12 四ツ橋セントラルビル 

会長 岩﨑能久 

設立 1957年6月 

活動内容 技能検定・人材育成・セミナー・技術振興事業 

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会社概要

URL
https://www.nishipla.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
大阪府大阪市西区新町1-3-12 四ツ橋セントラルビル6階
電話番号
06-6538-6100
代表者名
岩﨑 能久
上場
未上場
資本金
-
設立
1969年11月