商工会議所からの依頼開催も実現。プロ棋士の戦略的思考を活かす『将棋式』組織開発セミナーが、深刻化する「介護離職」の課題に新たな解決策(一手)を提示する。
IT経営者も「まさに目から鱗でした」と絶賛したリーダーシップ体験会が、将棋の聖地・高槻で再び。テーマは、社員の「介護離職防止」から「ウェルビーイング向上」へ。

11月11日は「介護の日」。働きながら介護を担う「ビジネスケアラー」の増加が続く中、
一般社団法人けあとともに(非営利型法人|代表理事:松本瑞夫、棋士のまち・兵庫県加古川市出身、将棋歴34年、日本将棋連盟アマチュア三段)と 将棋経営塾®(代表:松本瑞夫)は、第2回目となる『将棋式組織開発セミナー』を、2025年11月29日(土)高槻市立生涯学習センターにて開催します。
本セミナーは、日本の伝統文化「将棋」の戦略的思考を応用し、企業の課題である「介護離職防止」や「社員のウェルビーイング向上」を目指す、他に類を見ないプログラムです。
同年5月の第1回開催での成功が、同年10月の東大阪商工会議所からの正式な依頼開催に繋がるなど、
そのユニークさと実践性は外部機関からも評価されています。
本リリースでは、組織の課題解決に「将棋」の思考法を応用する理由と、第2回の核心に迫ります。
【 なぜ「将棋」なのか?:徐々に減りゆく将棋人口と、組織開発への応用 】
将棋は、平安時代から続く日本の伝統文化であり、思考力・戦略性・礼節を育む知的スポーツです。
藤井聡太棋士の活躍もあり、プロの対局を観戦して楽しむ将棋ファン(いわゆる「観る将」)の人数が増える一方で、将棋を指す人口は1982年に2,280万人だったと推計され(『レジャー白書』等による)2022年時点では約460万人にまで減少しています。

「周囲との対話による意思決定」「状況の三手先を読む先見力」「チームで最善手を導く協働」など、
将棋の思考プロセスには、現代の組織に不可欠な要素が凝縮されています。
私たちは、「将棋思考」を組織づくりに活かし、より多くのビジネスパーソンが体験する機会を広げることで、働く人と組織の成長、そして伝統文化の継承に貢献していきたいと考えています。

【 背景:見過ごされる「静かな時限爆弾」― 介護離職の根底にある組織課題 】
総務省の「就業構造基本調査」によると、ビジネスケアラー(働きながら介護をする人)は約365万人にのぼります。年間約10万人が「介護離職」を余儀なくされている状況です。
これは、単に個人の問題として片づけられるものではなく、企業の生産性の低下、優秀な人材の流出、そして採用コストの増大に直結する経営リスクとなっています。
しかし、この問題は単なる福利厚生の不備だけが原因なのではなく、社員が悩みを打ち明けられない、助けを求められないという、「組織のサイロ化(※)」や「チームの機能不全」が根底にあります。
私たち『一般社団法人けあとともに』は、この「静かな危機」に対して、「対話」「先見」「連携」の力を育むことが鍵になると考えています。
※組織の縦割り構造や、部門間の壁。
【 証明された価値:自主開催での成功が、商工会議所からの「依頼開催」へ 】
この組織課題に対する新しい解決策として『将棋式組織開発セミナー』を企画し、5月18日に高槻市で第1回を自主開催しました。将棋が初心者だったIT企業の経営者から、「将棋が、ここまでビジネスに密接につながるとは、まさに目から鱗でした」と評されるなど、大きな反響を呼びました。
この成功と実践的なプログラム内容が評価され、10月27日には東大阪商工会議所より正式にご依頼をいただき、経営者向けセミナーとして開催。15名が参加したアンケートで、総合満足度90点超(※)という、高い評価をいただくことができました。
※満足度は、アンケートの4段階評価(1:満足~4:不満)の回答結果を、100点満点に換算したもの。
参加された方からは「チーム運営の考え方が整理できた」「楽しかった」「実務に活かせそう」など、
前向きなご感想が多く寄せられました。自主開催での成功が、公的な経済団体からの客観的な評価と、
さらなる実績に繋がったことは、本プログラムの有効性を物語っています。

【「変則将棋」を活用する理由 】
本セミナーでは、将棋の経験が少ない方でも参加できるように、「どうぶつしょうぎ」や「5五将棋」という変則将棋も扱います。これは、参加者全員がルールを理解しやすく、初心者を巻き込んで楽しむためです。また、経験のある級位者や有段者にも、新鮮な思考と対話を促します。
チーム編成は、一つの将棋盤に3名(対局者とオブザーバー)を基本とします。特にオブザーバーは、対局終了後の「感想戦」という名のグループ・フィードバックの時間に、重要な役割を果たします。
これは勝敗に関わらず、「あの時、なぜその手を選んだのか」を深く振り返り、学びを最大化します。
【 本セミナーの醍醐味:「チーム将棋」で体得する、実践的なリーダーシップ 】
最終的には、「本将棋」でのチーム戦に移行します。「将棋が強くなること」が一番の目的ではなく、
複雑な局面をチームで乗り越えるリーダーシップと、対話の重要性を体得することに主眼を置きます。
以下の一連の学びは、現代に必要なリーダーシップそのものを、盤上で「模擬体験」するものです。
■ 対話:メンバーの意見を傾聴し、チームの最善手を探る過程で、心理的安全性の重要性を知る。
■ 先見:将棋の思考に学び、「三手先」を読むことで、目先の事象にとらわれない大局観を養う。
■ 連携:三手先を読み、チームの対話と駒の連携で攻守の布陣を築き、最善手を重ねて勝利へ導く。


【 第2回のテーマ:企業の持続的成長の鍵「ウェルビーイング」を探究 】
前回の好評を受けて開催する第2回では、「介護離職防止」を一歩進めて、より本質的なテーマである「社員のウェルビーイング」にも焦点を当てます。組織に勤めている社員一人ひとりが幸福を実感し、
安心して働き続けられることこそが、これからの時代を生き残る競争力の源泉です。
プロ棋士、介護支援専門家、組織開発コーチ、将棋教室代表という異色の専門家たちが登壇します。
それぞれの視点から、働く人と組織の成長に向けた具体的な「次の一手」を、参加者と共に考えます。
【 登壇者紹介 】

プロ棋士の視点
船江 恒平 七段 (公財)日本将棋連盟 プロ棋士 / 公認会計士

介護支援専門家の視点
益田 嘉和 (一社) 日本顧問介護士協会 介護まるごとアドバイザー

組織開発コーチの視点
松本 瑞夫 (一社)けあとともに 代表理事 / 組織開発コーチ

体験プログラム・ファシリテーター
中司晃貴 朝霞将棋教室 代表 将棋経営塾® 塾長

総合司会
加藤 あや (株) プレアクト 代表取締役COO代行 / スピーチコンサルタント
【 開催概要 】
■イベント:第2回『将棋式組織開発セミナー』in 高槻
■開催日時:2025年11月29日(土)9:30~13:40
■会 場:高槻市立生涯学習センター 第2会議室(高槻市役所総合センター内)
■住 所:大阪府高槻市桃園町2-1
■アクセス:JR高槻駅、阪急高槻市駅より徒歩約8分
■定 員:20名
■対 象:経営者、管理職、人事担当者、チームリーダー、行政・商工会議所関係者
■費 用:5,000円(事前決済)
■お申込み:https://shogishiki.peatix.com/view
■主催団体:一般社団法人けあとともに / 将棋経営塾®
■特記事項:将棋経験は問いません。初心者も歓迎です。
【 主催団体について 】

■一般社団法人けあとともに
「ケアする人が、置き去りにされない社会を。」が活動の使命。
兵庫・大阪を中心に、ビジネスケアラーを守るために、中小企業の介護離職防止支援・両立支援コンサルティングを行う。
必要な時に気軽に相談できる仕組みで、助成金・補助金を活用した制度整備や研修・組織開発にも対応する。日々の相談から本格的な組織づくりまで、ワンストップでサポートを提供。
公式サイト:https://keatomo.jp/

■将棋経営塾®
日本の伝統文化「将棋」が持つ魅力をビジネスに応用するために、統率力・論理的思考力・状況判断力などの、ビジネスで必須となる15種類のセンスを磨くことを目的としたオンラインコミュニティ。
働く人と組織の成長に向けた組織開発・人材開発も提唱しており、「戦略的思考」「意思決定」「リーダーシップ」「チームワーク」などの力を育てる、研修プログラムやワークショップを提供。
【 本件に関するお問い合わせ・取材お申し込み先 】
■団体名:一般社団法人けあとともに
■メール:info@keatomo.jp(担当:代表理事 松本)
■取 材:当日の取材等は可能です。お気軽にお問い合わせください。
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