民間にひらかれた宇宙港「北海道スペースポート」の事業運営会社SPACE COTAN、北海道スペースポートを応援するコミュニティ”HOSPO SUPPORTERS”設立

一部上場企業やプロスポーツクラブなど28企業・組織が参加。さらに、SPACE COTANが6,600万円の資金調達を実施。

SPACE COTAN株式会社

世界に開かれたロケットやスペースプレーンの発射場である北海道スペースポート(略称:HOSPO)の事業運営会社SPACE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:小田切義憲、以下SPACE COTAN )は、この度、HOSPOを応援する企業が参加し、HOSPOを核とした宇宙版シリコンバレー形成に向けた相互連携を図るコミュニティ”HOSPO SUPPORTERS”(https://hokkaidospaceport.com/supporters)を設立したことをご報告します。
また、SPACE COTANは、2021年7月30日、第三者割当増資により、総額6,600万円の資金調達を実施したことをご報告します。この度の増資で、累計資金調達額は1億4200万円となります。
これらによりSPACE COTANは、宇宙へのハブとなる北海道スペースポートの施設拡充と、北海道スペースポートを核とした宇宙版シリコンバレーの形成を加速していきます。

 

 
  • 《背景》急成長する宇宙への輸送需要と北海道スペースポート
近年、人工衛星による画像データ分析や、通信サービス提供を目的とした、大規模コンステレーション計画などから、人工衛星の打ち上げ需要が急増しています。また、国際宇宙ステーションへの物資輸送や、月や他惑星の探査プロジェクト、一般人向けの宇宙旅行を民間企業がサービス開発するなど、あらゆる目的と文脈で宇宙への輸送需要が増加しています。

これらの需要を背景に、世界ではロケットやスペースプレーンの開発を目指す会社が100社以上立ち上がっており、既にロケットの商業打ち上げに成功した会社や、数年内の商業打ち上げを計画する会社が多くあります。

このような状況の中、世界中のロケット打上げ事業者をはじめ、宇宙産業に携わるすべての方が利用できる、開かれた宇宙港(ロケットやスペースプレーンを打ち上げるための、射場や滑走路などの複合施設)として北海道スペースポートは2021年4月に本格稼働いたしました。

北海道スペースポートは、東にも南にもロケット打ち上げ可能な立地性、晴天率の高さ、空港や港からの良好なアクセスなどを活かして、アジアの宇宙開発拠点を目指し、さらなる人工衛星用ロケットの射場整備・滑走路の拡充を進めています。
 

インターステラテクノロジズがMOMOを打ち上げているロケット射場「Launch Complex - 0」
 

滑走路と格納庫、JAXA実験施設
 
  • 2025年までに2つの人工衛星用ロケット射場を整備。その先にある宇宙版シリコンバレー
北海道スペースポートは、現在、インターステラテクノロジズ社が観測用ロケットMOMOを打ち上げているLaunch Complex-0や、1000mの滑走路などの施設を有しますが、今後、2023年に人工衛星用ロケット射場「Launch Complex-1」と、スペースプレーンの実験機に対応するための300mの滑走路延伸、2025年に人工衛星用ロケット射場「Launch Complex-2」を運用開始予定です。これにより、世界中のロケットやスペースプレーンが、北海道スペースポートから高頻度で打ち上げ可能な環境を創出します。
 

 

Launch Complex - 1のイメージ
 

Launch Complex - 2のイメージ

また、その先には、北海道スペースポートを核として、地域にロケットやスペースプレーン、人工衛星などの宇宙産業の製造拠点や研究拠点、周辺産業や観光産業が集まり、北海道内の一次産業をはじめとした既存産業とのシナジー効果などの好循環を生み出す”宇宙版シリコンバレー”の形成を目指しています。株式会社日本政策投資銀行 北海道支店と北海道経済連合会によると、北海道大樹町に新射場を整備した場合の道内経済波及効果は、年間267億円にも及ぶとされています(http://www.dokeiren.gr.jp/assets/files/pdf/topics/201902vision_digest.pdf)。このように、北海道スペースポートはただの宇宙港をつくるのみならず、宇宙版シリコンバレーによる地方創生やSDGsに貢献する取り組みとして、多くの方々に共感いただいております。

 

 
  • 国内初となるスペースポートの応援コミュニティ”HOSPO SUPPORTERS”
北海道スペースポートが本格稼働(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000078016.html)したことで、北海道スペースポートの施設拡充と、宇宙版シリコンバレーの形成への、様々な形での応援が、多様な業種から集まっています。これらの企業の多くは、地方創生やSDGsへの貢献に想いの強い企業や、新規事業として航空宇宙ビジネスに取り組む企業です。HOSPO SUPPORTERSは、これら、応援いただいている企業の見える化と、同じ志を持つ企業同士の事業連携を加速することを目的に、設立されました。


現在の会員企業・組織は、以下の28社です。

株式会社IHIエアロスペース
ALSOK北海道株式会社
INCLUSIVE株式会社
インターステラテクノロジズ株式会社
エア・ウォーター北海道株式会社
株式会社オカモトホールディングス
株式会社奥原商会
帯広信用金庫
川田工業株式会社
キャリオ技研株式会社
株式会社釧路製作所
サツドラホールディングス株式会社
株式会社JSOL
株式会社ズコーシャ
大昭電気工業株式会社
税理士法人竹川会計事務所
十勝毎日新聞社
西江建設株式会社
萩原建設工業株式会社
NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター
北海道オール・オリンピアンズ
北海道コンサドーレ札幌
北海道新聞社
北海道スペースポート研究会
北海道電力株式会社
北海道十勝スカイアース
宮坂建設工業株式会社
レバンガ北海道
 
  • HOSPO SUPPORTERSのこれから
HOSPO SUPPORTERSは、北海道スペースポートを応援いただける企業に、以下の価値を提供しつつ、応援の輪をさらに広げ、北海道スペースポートと宇宙版シリコンバレーの形成を加速させます。
 
  • SPACE COTAN、6,600万円の増資
また、SPACE COTANは、この度、INCLUSIVE株式会社、帯広信用金庫、キャリオ技研株式会社、サツドラホールディングス株式会社、西江建設株式会社、萩原建設工業株式会社、北海道電力株式会社、宮坂建設工業株式会社を引受先とした第三者割当増資により、総額6,600万円の資金調達を実施したことをご報告します。この度の増資で、累計資金調達額は1億4200万円となります。

この度の資金調達により、上記活動の促進や、企業間連携・事業展開の促進をすることで、より早く確実な北海道スペースポートの施設拡充と、宇宙版シリコンバレーの形成を目指します。

引受先からのコメント(順不同)

INCLUSIVE株式会社/代表取締役 藤田誠 氏


“北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる”という「北海道スペース構想」の実現にあたり、その推進機関であるSPACE COTANの経営基盤強化が不可欠であると考えます。弊社は同構想に賛同すると共に、強みである情報流通インフラの構築・運営ノウハウを活かすことでSPACE COTANの事業展開と地域の活性化に貢献したいと考えております。



帯広信用金庫/理事長 髙橋常夫 氏


無限の可能性を持つ宇宙産業は将来の成長が見込まれる分野であり、衛星データ活用などの宇宙関連ビジネスにも大きな経済効果が期待できます。世界に開かれた北海道スペースポート(HOSPO)はその核であり、その運営を担う「SPACE COTAN(株)」には宇宙産業発展の牽引役としての活躍を大いに期待しています。



キャリオ技研株式会社/代表取締役 富田茂 氏


キャリオは大樹町との連携協定(2018年3月5日)に基づき、本出資を決定し、実験・計測事業を推進します。有人実機飛行訓練・実験の用に航空公園敷地内に格納庫を有し、無人機飛行訓練・開発の用に自社飛行場を同町内に整備して、実験・計測・モデルベース開発を支えます。



サツドラホールディングス株式会社/代表取締役社長兼CEO 富山浩樹 氏


当社は3年前に大樹町に店舗を出店し、今月1日(2021年7月1日)には大樹町と包括連携協定を締結しました。今後、関係人口の伸長が見込まれる中、それに絡むまちづくりに関わり私たちに出来ることを行い貢献していくことで地域や経済を活性化させて参ります。この北海道から宇宙産業が産まれていく事にワクワクしています。

 

西江建設株式会社/取締役社長 西江靖幸 氏


宇宙事業の進歩は全世界の夢。北海道スペースポート(HOSPO)構想は、その実現に近づくための第一歩と考えます。アジアの宇宙開発拠点として宇宙関連産業の誘致に伴う人口増加や観光による人流の増加は、十勝のみならず北海道全体のインフラ整備及び地域経済の活性化に大きな影響を与えてくれるものと期待しております。全社挙げて応援して参ります。



萩原建設工業株式会社/代表取締役 萩原一利 氏


弊社はこれまでも、宇宙産業がこの十勝の地から飛躍する事を信じ、インターステラテクノロジズ社のお手伝いを通して、その実現に携わって参りました。そうした下での、HOSPO構想の具体化は、「宇宙への夢」が現実となり、北海道の新しい基幹産業に発展する第一歩と確信します。これまでの関係者のご努力に敬意を表すると共に、事業の着実な前進を祈念し、応援してまいります。


北海道電力株式会社/代表取締役社長 藤井裕 氏


宇宙版シリコンバレーの実現は、産業の多様化や業界横断的なイノベーションの創造など、北海道経済全体の活性化に繋がる大きな可能性を秘めています。北海道スペースポートの拡充はまさにその第一歩であり、弊社は北海道における新たな価値の創造を支援してまいります。




宮坂建設工業株式会社/ 代表取締役社長 宮坂寿文氏


いよいよ「HOSPO構想」が大樹町で本格稼働しました。北海道スペースポートの施設拡充と宇宙版シリコンバレーの形成が、地域のみならず北海道経済全体の活性化につながるものと大いに期待しております。
今後更なるインフラ整備に取り組むにあたって、地域企業として一翼を担えるよう全力で応援させていただきます。


  

【北海道スペースポート施設拡充のため、ふるさと納税を大募集】
北海道大樹町およびSPACE COTANは、北海道スペースポート施設拡充の資金の一部に寄付金を充当いたします。大樹町への企業版ふるさと納税や、個人版ふるさと納税を募集しております。日本の宇宙産業の未来をつくるため、地域振興やSDGsへの貢献の為、皆様のご協力をお願いいたします。

【企業版ふるさと納税について】
詳細はこちら:https://hokkaidospaceport.com/donate/join-us/
お問合せはこちら:press@spacecotan.com

【個人版ふるさと納税について】
詳細はこちら:https://www.furusato-tax.jp/city/product/01641

【会社概要】
社 名 : SPACE COTAN株式会社
所在地 : 北海道広尾郡大樹町字芽武183
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲
URL:http://hokkaidospaceport.com/
Twitter:https://twitter.com/hospojapan

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会社概要

SPACE COTAN株式会社

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URL
-
業種
サービス業
本社所在地
北海道広尾郡大樹町芽武183番地1
電話番号
-
代表者名
小田切 義憲
上場
未上場
資本金
7600万円
設立
2021年04月