Space QuartersはJAXAと革新的材料接合技術に関する共同研究開発を2024年度から開始しました
大林組、オリガミ・イーティーエスと共同提案の「月面・軌道上における壁面自走型の電子ビーム溶接ロボットによる金属・レゴリス材料の革新的接合技術」がJAXA宇宙探査イノベーションハブ第11回研究提案に採択
株式会社Space Quarters(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:大西正悟、以下「Space Quarters」)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)の宇宙探査イノベーションハブが実施した第11回研究提案募集(RFP:Request for Proposal)のアイデア型に係る「革新的材料接合技術」の研究開発の公募において「月面・軌道上における壁面自走型の電子ビーム溶接ロボットによる金属・レゴリス材料の革新的接合技術」を、株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:蓮輪 賢治、以下「大林組」)、オリガミ・イーティーエス合同会社(本社:茨城県つくば市、代表社員:小澤 悟、以下「オリガミ・イーティーエス」)と共同で提案し、採択されました。
(JAXA公表HP:https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/topics/RFP_announcement11.html)
JAXA宇宙探査イノベーションハブでは、月・火星のような重力天体での探査活動に資する技術の創出を、地上における技術課題解決と融合させ、我が国の産業界や大学とともに共同研究を通じて、革新的な技術の開発を行い、得られた成果を宇宙利用のみならず地上で社会実装することを目的としています。
月面などの重力天体や周回軌道上等の宇宙空間において、現地で材料を接合する技術は、今後の宇宙探査を加速させる上での重要な要素の一つと認識されており、現地での材料接合が可能となれば、宇宙空間での構造体の製造や修理等の際、完成体モジュールとしてではなく、接合前の半完成体や構造材料として容積効率の良い状態で輸送することが可能になります。また、月面などでは現地材料を用いた建材の接合を実現することで資材の輸送量を減らし、月面基地建設に貢献します。
この実現には、自動遠隔操作型ロボット等による革新的材料接合技術の獲得が必要ですが、地上の生産設備での無人材料接合はロボットアーム等の基準点、設置点を持つ据付設置型であることが多く、宇宙空間では基準点を設定することが難しいという課題があります。そこで、自走型ロボットでの材料接合が可能になれば現地での材料接合の可能性が高まるという点で、弊社の開発技術が評価されました。
本事業においてSpace QuartersはJAXA、大林組、オリガミ・イーティーエスと共同で、自動接合(ロボット)技術および金属/非金属接合技術を開発し、一定以上の接合強度を獲得することを目標としています。
Space Quartersでは、月面探査向けの各種構造体、基地の建築に活用できる技術としてのみならず、軌道上を含む将来の宇宙適用も見据えた技術開発を行ってまいります。
宇宙建築スタートアップとして、月面・軌道上の宇宙開発を加速させる宇宙構造物を手掛けることで、宇宙建築によって宇宙開発全体を加速させ、私たちのビジョンである「人類が宇宙を生活圏とし可能性を広げ続ける世界」を創り出します。
■株式会社Space Quarters
宇宙空間における電子ビーム溶接技術を用いた大型構造体の建築サービスを提供する。
IHI及びWHILL出身の大西 正悟が2022年6月に創業。
“人類が宇宙を生活圏とし可能性を広げ続ける世界を創る”ことをビジョンに次世代の宇宙建築技術の開発を行う。
HP: https://space-quarters.com/
Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100083318501147
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/89223306/admin/notifications/all/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像