Tricentis、年次イベント「Tricentis Transform 2025」にてAI主導の品質工学の新時代を発表

ソフトウェア品質の自律性、インテリジェンス、相互接続性に根差したビジョンの下、ソフトウェアに対する信頼構築を再定義

Tricentis Japan合同会社

Tricentis Japan 合同会社 – 2025年10月16日 – AI拡張型ソフトウェア品質分野のグローバルリーダーであるTricentisは本日、同社のグローバルイベント「Tricentis Transform」(ロンドン:10月14〜15日/ナッシュビル:10月21〜22日)にて、AI駆動型品質工学に関する新たなビジョンを発表しました。これは、AIが台頭する時代において、ソフトウェアの開発・テスト・提供の在り方が大きく変わりつつあることを示唆するものです。 

 

今回の発表では、TricentisのAIエージェント群やモデルコンテキストプロトコル(MCP)サーバー、AIプラットフォームサービスを統合するAIワークスペースおよびエージェントエコシステムを初公開しました。これにより、現代の開発スピードとスケールに対応した品質管理を一元的に行うための統合ハブを提供します。 

 

AI時代における自律的な品質保証へのビジョン 

生成AIの進化によりソフトウェア開発は加速し、コード量と複雑性が急速に増大しています。そのため、従来型のテストアプローチでは対応が難しくなっています。Tricentisが掲げる新たなビジョンでは、品質工学を人とAIが協働する戦略的領域として再定義し、すべてのソフトウェアリリースをより迅速、安全、かつ確実に実現する世界を目指しています。 

 

Tricentis最高製品責任者(CPO)である、Eran Sher(エラン・シェア)は、次のように述べています。「AIはコードの書き方だけではなく、品質保証の在り方そのものを変革しています。人間の創造性と自律的AIシステムを組み合わせ、かつてないスピードと精度で品質を管理するチームこそが、未来をリードするでしょう」
 

Tricentis AIワークスペース:品質工学の中核ハブ 
Tricentisの新たなAIワークスペースは、ソフトウェアライフサイクル全体でAIエージェントやワークフロー、ガバナンスを統合的に管理するエンタープライズ向けの環境です。 

 

2026年に提供開始予定である本サービスにより、次のことが可能になります: 

  • Tricentisやパートナー、他社製のAIエージェントの導入と統合 

  • 責任あるAI活用に向けたガバナンスおよびセキュリティポリシーの設定 

  • Jira、GitHub、ServiceNowなどの既存ソフトウェア開発ライフサイクルツールとのシームレスな連携 

  • AIエージェントのパフォーマンスやコンプライアンスを統合ダッシュボードで可視化 

  • AIエージェント群をAIワークフォースとして品質保証の自律的拡張のために運用し、チームがより戦略的な業務に集中 

本AIワークスペースは、Toscaによるテスト自動化、SeaLightsによる品質インテリジェンス、qTestによるテスト管理、NeoLoadによるパフォーマンスエンジニアリングなど、Tricentisのエージェントポートフォリオを統合し、MCPサーバーを通じてAIシステムやエンタープライズツール間の安全で柔軟な連携を実現します。 

 

AIによる新たな品質基盤の構築 

Tricentis Quality Transformation Report 2025」によると、企業の約3分の2(63%)が「十分なテストを行わずにコードを出荷」しており、81%が「年間50万ドル(約7580万円)以上のソフトウェア欠陥による経済的損失」を報告しています。AIによる開発とデリバリーのサイクルが加速する中、適応性の高い、自律的なテストに対する需要が急速に増加しています。 

 

TricentisのエージェントAI技術は、テストの生成と実行に加え、継続的に学習することで信頼性を向上させ、リスクを低減します。 

  

AIポートフォリオの拡張:ビジョンの実現へ 

Tricentis Transform 2025にて、以下の新ソリューションを発表しました。 

  • Tricentis Agentic Performance Engineering(2026年にベータ版提供予定):AIによるユーザーパス生成と動的パラメータ化を活用した自己最適化型パフォーマンステスト。 

  • Tricentis SeaLights: AI駆動型ソフトウェア品質インティジェンスプラットフォームであるSeaLightsは、C/C++対応のほか、SAP環境向け「SeaLights for ABAP」を新たに提供。高度なテスト影響分析や品質分析を通じて、SAP等を活用しているエンタープライズに対して、テストにかかる時間、コスト、リスクの大幅削減と、可視性、効率性、信頼性の向上を実現。 

  • Tricentis Agentic Test Automation for Salesforce:Salesforce環境向けのテストを、より迅速かつ柔軟に構築できるAI自動化ソリューション。 

 
Tricentis Transform 2025について  

Transform 2025は、品質工学分野の最新動向を共有する年次イベントです。Tricentisの製品戦略アップデートのほか、SAPやOracleとのパートナーシップによるインサイトの共有、ライブテスティングデモ、業界リーダーとのネットワーキングの機会などが提供されます。基調講演には、Zack Kass氏(ロンドン)やTim Tebow氏(ナッシュビル)が登壇し、新AIワークスペースのライブデモを初めて披露いたします。
Tricentis Transformについての詳細は、こちら(英語)をご覧ください。 

 

参考資料(英語) 

 

Tricentisについて 

Tricentisは、AI駆動型ソフトウェア品質分野のグローバルリーダーです。トライセンティスのAIを活用したソリューションおよび品質工学は、ソフトウェアテストをこれまでとは根本的に異なるレベルまで変革します。完全にコードレスで自動化された、AIによってインテリジェントに実行するアプローチです。アジャイル開発と複雑なエンタープライズアプリケーションの両方に対応し、ソフトウェアリリースのスピードを加速し、コストを削減し、品質を向上させることで、お客様のデジタル変革をご支援します。トライセンティスは、DevOps、クラウド、エンタープライズアプリケーション向けのソフトウェアテストを革新したことで広く評価され、Gartner社、Forrester社、IDC社を含む主要な業界アナリストからリーダーとして認められています。McKesson社、Allianz社、Telstra社、Dolby社、Vodafone社などの世界の著名なブランドを含む3,000社以上がトライセンティスのテストソリューションを活用しています。詳細については、https://www.tricentis.com/ja をご覧ください。

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会社概要

Tricentis Japan合同会社

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URL
https://www.tricentis.com/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー 6F
電話番号
03-4588-6322
代表者名
成塚 歩
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年12月