就労継続支援B型トミオヴィレッジ「アトリエひふみよ」アートを通した地域社会の貢献​

千葉市初の国際芸術祭に参画、インクルーシブアートの輪から社会進出への一歩を踏み出す​

多角的な事業で新しい価値を創出する「地域コングロマリット企業」 株式会社トミオホールディングス(本社:千葉県千葉市、代表取締役社⻑︓⼤澤成⾏)は、2025年9月19日(金)より開催される「千葉国際芸術祭2025」のアートプロジェクトに参画し、インクルーシブアートを通じた取り組みを展開いたします。​

 本プロジェクトでは、千葉国際芸術祭2025のアートプロジェクトに参画するアーティスト・宮本はなえ氏と共に、就労継続⽀援B型トミオヴィレッジ「アトリエひふみよ」の利⽤者6名、ならびに「トミオワーク源町」の利⽤者5名が参加 し、「ち」型モニュメントを制作しました。​

ワークショップは8月2日(土)に実施され、参加者それぞれが多様な⾊彩や技法を活かしながら、⼀つの作品を共同で仕上げました。​

▲完成したモニュメント「ち」の前で記念撮影​

完成したモニュメントは、アーティスト・宮本はなえ⽒と共に制作したもので、千葉国際芸術祭2025 アートプロジェクト「ちから、ちへ」の会期中(2025年9⽉19⽇〜11⽉24⽇)「ペリエ千葉(千葉市)」に展示されます。​

■プロジェクト参加の背景​
就労継続支援B型利用者様のインクルーシブアートに​着目

就労継続⽀援B型事業所 トミオヴィレッジ「アトリエひふみよ」は、株式会社トミオホールディングスが運営する「私らしい暮らしかた体験」を提供する複合施設 トミオヴィレッジ高品内にあります。​

ここでは、ドーナツ製造やお花の水やり、トミオ本社での事務作業など、さまざまな業務を通じて、スタッフ一人ひとりが⾃分の個性を活かし、生き生きと活躍できるよう支援しています。​

しかし、利用者の中には、このような仕事は型にはまった仕事だけになってしまう為、継続していく事が難しいという課題もありました。 近年、障がいのある方が芸術活動を通じて社会とつながる「インクルーシブアート」が注目され、多くの事業者がこの分野での取り組みを始めています。しかしその一方で、「文化芸術活動を実施しない理由」全国調査では2割以上の施設が、職員の不足や、文化芸術活動への理解不足から、利用者様の個性を活かす機会を設けられないという現状も課題として存在しています。(図1)​

(図1)文化芸術活動を実施しない理由         ​全国の障害者による文化芸術活動の実態把握に資する基礎調査報告書​ 出展:厚生労働省 令和2年度障害者総合福祉推進事業​


■「アトリエ」の設立により、利用者のやりがい、個性を活かす場面を増やす​ 

就労継続⽀援B型事業所 トミオヴィレッジ「アトリエひふみよ」は、福祉施設が抱える課題の解決と、既にご利用いただいている利⽤者様のさらなる活躍の場を広げることを⽬的に、2025年5⽉に開設しました。美術大学出身のスタッフを迎え⼊れ、誰もが正解や失敗にとらわれず、⾃由度の⾼いお仕事を楽しめる環境を整えることで、利⽤者⼀⼈ひとりのやりがいや個性をより発揮できる場を提供しています。​

「アトリエひふみよ」の名前の由来は、ひとつ、ふたつ、みっつと、一つひとつのステップを大切に、利用者ができることを増やしていく、そして日本の美しさを感じることで心が穏やかになる、そうした願いを込めて名付けました。 このアトリエでの活動から、自分で生み出したアート作品がトミオヴィレッジ内に展示されることでやりがいを感じ、自己肯定感が高まるという効果があり、さらに、自分の作品を販売する。という一連の流れで社会参画、今後の社会進出の一歩となります。トミオホールディングスが掲げる障がいの有無に関わらず「私らしい」働き方をトミオヴィレッジ スタッフと一緒に作り出しています。  ​

▲「アトリエひふみよ」でアート活動をする利用者様​

■千葉国際芸術祭ワークショップ開催後の利用者様の意識の変化

 「アトリエ ひふみよ」の利用者様が参加した今回の「千葉国際芸術​祭ワークショップ」では、巨大な「ち」型モニュメントをキャンバスに⾒⽴て、絵の具やスプレー、マーカーを使って⾃由に表現を⾏いました。​

就労支援スタッフや宮本氏との会話を楽しみながら、約4時間にわたり創作活動に没頭。​最初は⼾惑いを⾒せていた利用者様も、制作が進むにつれて次第に打ち解け、生き生きと手を動かし始めました。「好きなだけ好きなものを描けて楽しかった」「また参加したい」といった前向きな感想が寄せられ、アートに対する苦手意識を乗り越えるきっかけや、他者との交流に前向きに取り組む姿勢の変化が見られました。​

▲千葉国際芸術祭2025 アートプロジェクトワークショップの様子​

完成したモニュメントは、千葉駅「ペリエ千葉」1Fフードコート付近に期間中展示されます。地域の皆さまに「アトリエ ひふみよ」の活動を知っていただく機会であると同時に、インクルーシブアートがもたらす豊かな効果を感じていただければ幸いです。

■将来の展望​ アートを通じた社会とのつながり​ ​

1. 作品販売から生まれる、仕事・アートに対するモチベーション​

生み出した作品が人の手に渡ることで、作品が持つ価値を形にし、次なる制作への強いモチベーションと、課題となっている利用者様への工賃の反映を実現します。​

2. 発表の場の創出とコミュニケーション能力の向上​

トミオヴィレッジ⾼品での展⽰に加え、市⺠ギャラリーなど地域の⽅が多く訪れる場所で作品展示会を開催し、利用者様が自らの表現を社会に発信する機会を設けます。​展⽰を通じて地域の方々と交流し、コミュニケーション能力を育みながら、自信を持って社会参画できるよう支援します。​

3. インクルーシブアートの普及と地域連携​

インクルーシブアートの魅力をより多くの人々に知っていただくため、トミオヴィレッジ各店舗や地域企業との連携を強化していきます。病院や料亭など、様々な人々が集まる場所に作品を展示することで、インクルーシブアートの輪を広げ、地域社会に貢献します。​

このような取り組みで、利用者様のアート活動をさらに発展させ、社会との接点を広げていくことを目指しています。​

<千葉国際芸術祭2025 アートプロジェクト参画のお知らせ>​

地域の可能性をひらく参加型アートプロジェクト「千葉国際芸術祭2025」に、就労継続⽀援B型トミオヴィレッジ 「アトリエ ひふみよ」の利⽤者様と、アーティスト・宮本はなえ⽒が共同制作した「ち」型モニュメントが出展され、千葉市内「千葉ペリエ」1Fフードコート付近に展示されます。​

展⽰期間:2025年9⽉19⽇(⾦)〜11⽉24⽇(⽉・振休)​

詳細:https://artstriennale.city.chiba.jp/visit/2025-22-20250820/​

(サイト内に公式記載あり)​

プロジェクト協賛:株式会社トミオ​

参加施設:株式会社トミオ 就労継続⽀援B型 トミオヴィレッジ アトリエひふみよ​

指定事業所番号:1210105274​

所在地:千葉県千葉市若葉区高品町296-1​

アトリエひふみよ Instagram​​

​会社概要​

​【社名】 株式会社トミオホールディングス​

【所在地】千葉県千葉市若葉区高品町250-1​

【代表者】代表取締役社長 大澤 成行​

【創業】2000年1月(株式会社トミオは、 1970年10月1日)​

【事業概要】 住宅・不動産、雑貨・インテリア、グルメ、介護、子育て、美容・医療、​海外、環境・エネルギー​

【トミオホールディングスグループ】株式会社トミオ、株式会社トミオケア、​社会福祉法人鹿鳴福祉会、Tomio Monglia LLC​

【URL】 https://tomiohd.co.jp/

弊社は「千葉開府900年記念メンバーシップ」に登録しています。​​​
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会社概要

URL
https://tomiohd.co.jp/
業種
建設業
本社所在地
千葉県千葉市若葉区高品町 250-1
電話番号
-
代表者名
大澤成行
上場
未上場
資本金
-
設立
-