博多織元OKANOが初のオンライン展示会を開催
伝統工芸を守り続ける123年目の新たな試み。ぜひオンライン展示会にご参加ください。
OKANO(株式会社岡野 福岡県那珂川市)のルーツである博多織は、1241年の鎌倉時代に始まった日本でも最も古い工芸品の一つで、国の伝統的工芸品にも指定されています。しかし、既に始まっていた着物離れに加え新型コロナウィルス、九州集中豪雨という自然の猛威が押し寄せ、ますます着物需要が減少しました。生産現場の疲弊は、進み職人技の継承問題が深刻化してきました。
このような状況を打破するために、OKANOは2つのことに挑戦します。
1)職人技の転用
博多織の職人技を着物以外に積極的に転用することです。かつて、エルメスが馬具の技術をバックに転用したように、織物の技術をネクタイやストールに転用します。そうすることにより、博多織をファッションアイテムとして、また、ギフトとして進化した伝統工芸品として新しい生活様式に取り入れて身近に感じて貰うことを狙います。2019年に福岡で開催された「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」で各国大臣や総裁への記念品として、自社工房で制作した博多織のネクタイが採用されました。織りの紋様にメッセージを込めてデザインした、博多織ネクタイの新しい歴史の始まりです。
2)デジタル・トランスフォーメーションへの適応
デジタル・トランスフォーメーションが加速する社会に対応して博多織をはじめとする伝統的工芸品が生き残るために、オンラインでの流通開拓を進めます。これまで、古い流通に依存してきた業界ですが、世界がデジタル化する中で、取り残されないように、オンラインで伝統的工芸品の意味や価値をしっかりと伝えられるノウハウを構築します。
今回、最初の取り組みとして、オフライン展示会と併せて「オンライン展示会」を開催することにいたしました。五代目の岡野博一が自らものづくりのこだわりや商品紹介をいたします。
オフライン展示会の日程にご都合の合わない方や遠隔地にいらっしゃる方にも広くOKANOの商品を知っていただきたいと考えております。OKANOは、博多織をはじめ日本の全ての伝統的工芸品を守り、職人技を継承していくことに常に挑戦し続けます。ぜひこの機会に博多織という日本文化を知っていただき、商品をご覧いただけたらと思います。
【オンライン展示会】
日程:7月13日(月)〜7月31日(金)
申込方法:以下のURLより詳細をご確認の上、ご予約をお願い致します。
okano-ex-202007.mystrikingly.com
*商談会はWeb会議ツール「Zoom」を使用いたします。
【オフライン展示会】
OKANO 博多リバレイン店
日程:7月21日(火)〜7月22日(水)
時間:10時30分〜18時00分
住所:〒812‒0027 福岡市博多区下川端町3番1号博多リバレインモール B1F
問い合わせ先:092‒283‒8111
OKANO GINZA SIX店
日程:7月27日(月)〜7月29日(水)
時間:10時30分〜18時00分
住所:〒104‒0061 東京都中央区銀座6‒10‒1 GINZA SIX 4F
問い合わせ先:03‒6274‒6286
【展示アイテム】
以下のURLより詳細を確認できます。
博多織のネクタイ:衿結(えりゆい)
okano-eriyui01.mystrikingly.com
博多織のストール:比礼(ひれ)
okano-hire01.mystrikingly.com
博多織の夏ストール:比礼 涼(ひれ すずし)
okano-hire-suzushi01.mystrikingly.com
博多織元OKANO
OKANOは、福岡県の南に位置する那珂川市という田舎に工房を構える創業123年の博多織元。創業当時より様々な織物を制作しており、平成4年には、福岡県の依頼により、植樹祭の皇后陛下への献上品としての帯の制作依頼を受けます。その後、皇室御用達としても紹介され、内閣総理大臣賞をはじめ、様々な賞を受賞しています。また、日本最古の禅寺、聖福寺、日本最古の密教寺院、東長寺の袈裟や現代アーティスト・小松美羽のキャンバスの制作などを手掛け、伝統と冒険心の精神でものづくりをしています。
*デジタルトランスフォーメーションとは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念のことです。
*ニューノーマルとは、新しい常識・状況のことです。
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