福岡伝統工芸と伝統芸能で新たな産地活性
博多織、博多人形、博多曲物の3産地と連携した商品開発支援
日本で「あたりまえ」とされていた文化や技術を活用し、新たな事業価値を創造するビジネスデザインファームの株式会社ピハナコンサルティング(本社:東京都港区、代表:岡本幸樹、以下ピハナコンサルティング)は、株式会社JTB福岡支店が2023年度に福岡市から受託している「福岡伝統産業オープンイノベーション事業」において、博多織、博多人形、博多曲物の職人と連携し、今後拡大が見込まれるインバウンド需要及び富裕者層向けお土産品需要の獲得を目指し、新たな新商品開発支援・事業プロデュースを行いました。
「福岡伝統産業オープンイノベーション事業」とは?
福岡・博多の地に、古くから職人の手によって培われてきた「博多織」「博多人形」「博多曲物」という伝統工芸品があります。本事業では、伝統産業(博多織・博多人形・博多曲物)の事業者をパートナーに、歌舞伎の演目『菅原伝授手習鑑』をテーマに新商品開発を行っています。『菅原伝授手習鑑』は、『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』と並ぶ歌舞伎の三大名作の一つとして知られ、菅原道真(菅丞相)の太宰府流罪を題材にし、今もなお歌舞伎の代表的な演目の一つです。福岡に“縁”のある『菅原伝授手習鑑』を通して、福岡市と歌舞伎の歴史的な深い結びつきという観点から商品開発を実施する事業です。
新商品について
博多人形 菅原伝授手習鑑 車引 梅王丸
『菅原伝授手習鑑』の「車引」の場の主要な登場人物である三つ子の一人、牛飼い舎人(とねり)として菅丞相に仕える梅王丸をモデルにしながら、隈取の代表格の筋隈をク ローズアップしたオリジナル博多人形(胸像)です。「車引」は三つ子の舎人の争いを描く様式美溢れる荒事の名場面と言われています。
博多織 ボトルカバー歌舞伎献上
菅丞相が雷神と化したことを視覚的・象徴的に示すよう、歌舞伎の衣裳に表現された雲と雷の図案を参考にしながら、鎌倉時代から受け継がれる博多織献上柄のデザインと掛け合わせ再構築したオリジナル献上柄です。本事業では、上記で開発した博多織のオリジナル献上柄を使用したボトルカバーを制作しています。
博多曲物 2段重かご付 菅原伝授手習鑑
『菅原伝授手習鑑』の梅王丸、松王丸、桜丸の三つ子が神社の前で対峙する「車引」の場のイメージをベースに、福岡県の県花でもある「梅」に加えて「松」「桜」を博多曲物の絵付風にアレンジし、2段重の蓋に絵付けを行ったオリジナルの博多曲物2段重かご付です。直線の多い形は凛とした雰囲気をまとい、晴れの席 に打ってつけです。お料理以外でも、和菓子の菓子器などにご使用頂きたい器です。
上記商品のご購入お申し込みは、下記ボタンより行えます。
福岡伝統工芸NFTの配布
本事業で新たに開発した商品をデジタルデータ化し、ブロックチェーンを活用した「福岡伝統工芸NFT」を発行いたします。NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)とは、ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータを意味しています。NFT配布をご希望の方は、下記QRコードよりお申し込みください。
【お申し込み期間】令和6年2月3日~29日午後11:59
【NFTイメージ】
新商品デザインの観光プロモーション活用
本事業で新たに開発した商品のデジタルデータについては、株式会社J&J事業創造(東京都港区、代表取締役社長:森 保幸、以下J&J事業創造)と協業し、伝統工芸品や地域の観光資源の活用による新たな収益機会の創出を目指す「Bank of Craft」プロジェクトにおいて、今後地域観光プロモーションでのデザイン活用等を予定しています。
*「Bank of Craft」とは、新たなテクノロジーとアイデアの力で、伝統工芸品を工芸品というモノの価値に留めず、観光資源の開発や地域課題の解決、また工芸産地における新たな収益の軸になりえるよう、地域エコシステムへの活用をすすめるプロジェクトです。
■株式会社ピハナコンサルティングについて
株式会社ピハナコンサルティングは、デザインやITのプロフェッショナルと共に新しい事業価値を創造するビジネスデザインファームです。
設立日:2011年12月19日
所在地:東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー27F
URL:http://www.pihanaconsulting.co.jp/
代表取締役:岡本 幸樹
TEL:03-3434-8978
事業内容:コンサルティング、新規事業開発支援、工芸メディア運営、EC・ウェブ構築サービス
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