就活セクハラ被害に遭った学生への対応とは?国立大「東京農工大学」の教職員に向けて日本ハラスメント協会代表理事が講演。他大学の教職員も学べる機会を想定し、講演会の動画をYouTubeに公開。
テーマ「就活ハラスメントとはなにか。教職員が理解すべきこと」2021年11月30日「東京農工大学」で開催された講演会をレポート
ハラスメント専門家として企業のハラスメント対策を支援する一般社団法人日本ハラスメント協会(本部事務局:大阪市西区、代表理事:村嵜要)は、2021年11月30日に国立大学法人「東京農工大学」で開催された講演会のレポートを配信いたします。同大学の教職員に向けて「就活ハラスメントとはなにか。教職員が理解すべきこと」をテーマに講演した当日の動画は他大学の教職員の方も学べるように2022年4月11日動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」に一般公開したことをお知らせいたします。
【国立大学法人東京農工大学 講演会概要】
日時:2021年11月30日(火)
時間:12:10~12:55
開催方法 オンライン
参加者:国立大学法人東京農工大学 教職員
講師:一般社団法人日本ハラスメント協会 代表理事 村嵜要
講演会テーマ「就活ハラスメントとはなにか。教職員が理解すべきこと」
(アジェンダ)
1.「就活ハラスメント」となにか
2.「就活ハラスメント」の現状について
3.「就活セクハラ」の具体的な事例紹介
4.「就活ハラスメント」被害に遭った学生に何をアドバイスすればいいのか
5.「就活ハラスメント」を改善しない企業へどのように対処すると良いのか
6.「就活ハラスメント」防止に関して、大学は何をするべきか、何を求められているのか
【講演会の資料をダウンロードできます】
https://prtimes.jp/a/?f=d81459-20220404-a2bf9bc4188fa15afea3d160b89b21d4.pdf
(アジェンダより一部抜粋)
〇就活セクハラの具体的な事例紹介」 被害に遭った学生の声を一部紹介します
【面接の場面で】
「不必要に全身、後ろ姿を見せて下さいと言われた」
「彼氏がいる女性の方がキラキラしていますよ。なぜ彼氏つくらないの?」
「あなたは女性を武器にするタイプですか?」
「女性なのになぜスカートではないのですか?」
〇オワハラ(就活終われハラスメント)とは
企業が就活中に学生に対して、プレッシャーをかけたりして、自分の会社に決めることを誘導する行為
(オワハラの事例)
・内定承諾書(誓約書等)を●●まで(短期間に設定されていることが多い)に提出したら内定を出します
⇒学生の悩み 第一志望の企業の選考はまだ続いているのにどうすれば良いのか
・教授の推薦状を●●までに提出したら内定を出します
⇒学生の悩み 教授の顔をつぶすことになるので推薦状を提出すると入社するしかない
経団連は「正式な内定前に他社への就職活動終了を迫る、誓約書等を要求するといった採用選考における学生の職業選択の自由を妨げる行為を行わないように徹底することと企業に通達しています。
仮に内定承諾書(誓約書等)や教授の推薦状を提出した後、内定を辞退しても法的拘束力はありません。
〇「就活ハラスメント被害に遭った学生に何をアドバイスすればいいのか」
学生の話をさえぎらず受け止める。本人が今、何を必要としているのか?本人の希望を尊重する。学生がアドバイスを求めてきたら、人生の先輩として(教職員)としての経験値を活かしてアドバイスする。新卒での就活は日本では人生を左右するくらい大きなことと教職員が理解し、本人が納得する就活が出来るように支える。
「やってはいけないこと」 ⇒ 一方的に個人的なアドバイスを押し付けない
(例)「そんなことくらい我慢しない」「それくらい当たり前」など
「就活ハラスメント」を容認する発言は教職員として絶対にNG
〇「就活ハラスメントを改善しない企業へどのように対処すると良いのか」
大学として企業との関係は良好にしていきたい考えがあると思います。例えば今回、就活ハラスメントを起こした企業に卒業生が就職している。これから就活を始める現役の学生に悪影響があってはならない。このような状況になると大学としての対応も難しいところだと思います。
第三者機関を利用してください。厚生労働省が管轄する「労働局」では就活生の就活ハラスメント被害の相談を無料で聞いてくれます。
学生本人からの相談、学生と教職員が一緒に相談することもできます
・被害の事実を伝える
・学生が望んでいることを尊重して対応してほしい内容を伝える
・状況によっては音声やメッセージのやりとりをスクリーンショットした画像など、
証拠を提出する可能性があります
〇「就活ハラスメント防止に関して、大学は何をするべきか、何を求められているのか」
・教職員は「就活ハラスメント」が実際に起きている事実を認識する
・大学として「就活ハラスメント」はあってはならないこと、厳正に対応する方針を固める
・「就活ハラスメント」被害に遭った場合、対処の流れを決めて学生、教職員に周知する
対処の流れ(参考)
①学生がキャリアセンターに相談
② ①で解決が難しい場合はキャリアセンター職員と学生が一緒に、「労働局」or「就活ハラスメント無料相談ホットライン」に相談する
※学生の希望を尊重して進めていくことが望ましい
大学としての方針を明確に打ち出すことで、学生は安心して就活に専念することができ、学生を送り出している保護者も安心に繋がります。方針を大学パンフレットに記載することも望ましいと考えます。
【国立大学法人東京農工大学 担当者コメント】
本日は、ご講演いただきまして、ありがとうございました。おかげ様をもちまして、大変有意義な講習会とすることができまして、感謝しております。また、いただきました講演会資料及び講演会の録画コンテンツにつきましては、本学のHPに掲載し、教職員の研鑽に活用させていただきます。
【一般社団法人日本ハラスメント協会 代表理事 村嵜要コメント】
大学側が就活ハラスメント対応方針を明確化して、周知することの大切さは講演をさせていただく中で、あらためて感じました。実情として、教職員の方々もケースによっては対応方法に迷うことも当然にあるかと思います。しかし、教職員の方々が迷うと学生はもっと迷います。学生が安心して就職活動できるように各大学は早期に方針を定めていくことが望ましいでしょう。
他大学の教職員、学生、一般の方も学べるように講演会当日の動画をYouTubeに公開しています。
(2019年5月)
日本ハラスメント協会は社会貢献活動の一環として全国の学生が無料で相談できる『就活ハラスメント無料相談ホットライン』を日本で初めて設置しました。
※2021年卒対象:就活ハラスメントの被害相談件数は142件にも上っています
(就活ハラスメント無料相談ホットライン調べ)
(2021年10月)
「就活ハラスメント相談窓口を2022年4月から企業に義務化」パワハラ防止法の改正を求めて日本ハラスメント協会代表理事村嵜要が厚生労働省、文部科学省、経団連に2021年10月27日(水)オンライン署名・提言書を提出
(2022年3月)
「厚生労働省が就活セクハラ対策を強化すると発表」
日本ハラスメント協会が2021年10月、厚生労働省雇用機会均等課に訪問し署名と提言書を提出し意見交換したこともあり、就活生へのハラスメント対策が一歩前進した背景があります。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
一般社団法人日本ハラスメント協会 事務局
担当:村嵜
TEL:06-6556-6413 FAX:050-3588-1422
E-mail: info@jpn-harassment.or.jp
【法人概要】
法人名:一般社団法人日本ハラスメント協会
所在地:550-0012 大阪市西区立売堀1-4-12 立売堀スクエアビル8F
代表理事:村嵜要
設立日:2020年2月4日
一般社団法人日本ハラスメント協会 公式サイト: https://harasumentt.jimdofree.com/
就活ハラスメント無料相談ホットライン: https://shukatsu-sekuhara.jimdofree.com/
【一般社団法人日本ハラスメント協会の活動内容】
・ハラスメントに関する情報の発信、施策の研究、提言活動
・ハラスメント対策に関する診断及び実態調査、専門的知見を活用した対策の指導
・企業、団体、学校、病院、行政等のハラスメント社外相談窓口設置・運営
・ハラスメントの事実調査、健全な職場環境の整備に向けたコンサルティング
・ハラスメントに関する講演会、セミナー、研修、情報交換会、フォーラムの企画・開催・運営
・ハラスメントに関する出版物の刊行・書籍、映像、印刷物等の企画、製造、販売
・その他当法人の目的を達成するために必要な事業 社会貢献活動
・全国の学生が利用できる「就活ハラスメント無料相談ホットライン」の運営
【主なハラスメント対策サービス】
・ハラスメント社外相談窓口・内部通報窓口(公益通報窓口)の外部委託
・ハラスメント研修・ハラスメント研修動画コンテンツの販売・ハラスメント相談員研修の実施
・パワハラコーチング研修(パワハラ更生プログラム)の実施
・パワハラ第三者委員会・ハラスメント第三者委員会・ハラスメント調査委員会の外部委託
・ハラスメント認定調査の外部委託
・ハラスメント匿名アンケートの実施
・ハラスメント資格の発行(ハラスメント対策認定アドバイザー資格講座)
日時:2021年11月30日(火)
時間:12:10~12:55
開催方法 オンライン
参加者:国立大学法人東京農工大学 教職員
講師:一般社団法人日本ハラスメント協会 代表理事 村嵜要
講演会テーマ「就活ハラスメントとはなにか。教職員が理解すべきこと」
(アジェンダ)
1.「就活ハラスメント」となにか
2.「就活ハラスメント」の現状について
3.「就活セクハラ」の具体的な事例紹介
4.「就活ハラスメント」被害に遭った学生に何をアドバイスすればいいのか
5.「就活ハラスメント」を改善しない企業へどのように対処すると良いのか
6.「就活ハラスメント」防止に関して、大学は何をするべきか、何を求められているのか
【講演会の資料をダウンロードできます】
https://prtimes.jp/a/?f=d81459-20220404-a2bf9bc4188fa15afea3d160b89b21d4.pdf
(アジェンダより一部抜粋)
〇就活セクハラの具体的な事例紹介」 被害に遭った学生の声を一部紹介します
【面接の場面で】
「不必要に全身、後ろ姿を見せて下さいと言われた」
「彼氏がいる女性の方がキラキラしていますよ。なぜ彼氏つくらないの?」
「あなたは女性を武器にするタイプですか?」
「女性なのになぜスカートではないのですか?」
〇オワハラ(就活終われハラスメント)とは
企業が就活中に学生に対して、プレッシャーをかけたりして、自分の会社に決めることを誘導する行為
(オワハラの事例)
・内定承諾書(誓約書等)を●●まで(短期間に設定されていることが多い)に提出したら内定を出します
⇒学生の悩み 第一志望の企業の選考はまだ続いているのにどうすれば良いのか
・教授の推薦状を●●までに提出したら内定を出します
⇒学生の悩み 教授の顔をつぶすことになるので推薦状を提出すると入社するしかない
経団連は「正式な内定前に他社への就職活動終了を迫る、誓約書等を要求するといった採用選考における学生の職業選択の自由を妨げる行為を行わないように徹底することと企業に通達しています。
仮に内定承諾書(誓約書等)や教授の推薦状を提出した後、内定を辞退しても法的拘束力はありません。
〇「就活ハラスメント被害に遭った学生に何をアドバイスすればいいのか」
学生の話をさえぎらず受け止める。本人が今、何を必要としているのか?本人の希望を尊重する。学生がアドバイスを求めてきたら、人生の先輩として(教職員)としての経験値を活かしてアドバイスする。新卒での就活は日本では人生を左右するくらい大きなことと教職員が理解し、本人が納得する就活が出来るように支える。
「やってはいけないこと」 ⇒ 一方的に個人的なアドバイスを押し付けない
(例)「そんなことくらい我慢しない」「それくらい当たり前」など
「就活ハラスメント」を容認する発言は教職員として絶対にNG
〇「就活ハラスメントを改善しない企業へどのように対処すると良いのか」
大学として企業との関係は良好にしていきたい考えがあると思います。例えば今回、就活ハラスメントを起こした企業に卒業生が就職している。これから就活を始める現役の学生に悪影響があってはならない。このような状況になると大学としての対応も難しいところだと思います。
第三者機関を利用してください。厚生労働省が管轄する「労働局」では就活生の就活ハラスメント被害の相談を無料で聞いてくれます。
学生本人からの相談、学生と教職員が一緒に相談することもできます
・被害の事実を伝える
・学生が望んでいることを尊重して対応してほしい内容を伝える
・状況によっては音声やメッセージのやりとりをスクリーンショットした画像など、
証拠を提出する可能性があります
〇「就活ハラスメント防止に関して、大学は何をするべきか、何を求められているのか」
・教職員は「就活ハラスメント」が実際に起きている事実を認識する
・大学として「就活ハラスメント」はあってはならないこと、厳正に対応する方針を固める
・「就活ハラスメント」被害に遭った場合、対処の流れを決めて学生、教職員に周知する
対処の流れ(参考)
①学生がキャリアセンターに相談
② ①で解決が難しい場合はキャリアセンター職員と学生が一緒に、「労働局」or「就活ハラスメント無料相談ホットライン」に相談する
※学生の希望を尊重して進めていくことが望ましい
大学としての方針を明確に打ち出すことで、学生は安心して就活に専念することができ、学生を送り出している保護者も安心に繋がります。方針を大学パンフレットに記載することも望ましいと考えます。
【国立大学法人東京農工大学 担当者コメント】
本日は、ご講演いただきまして、ありがとうございました。おかげ様をもちまして、大変有意義な講習会とすることができまして、感謝しております。また、いただきました講演会資料及び講演会の録画コンテンツにつきましては、本学のHPに掲載し、教職員の研鑽に活用させていただきます。
【一般社団法人日本ハラスメント協会 代表理事 村嵜要コメント】
大学側が就活ハラスメント対応方針を明確化して、周知することの大切さは講演をさせていただく中で、あらためて感じました。実情として、教職員の方々もケースによっては対応方法に迷うことも当然にあるかと思います。しかし、教職員の方々が迷うと学生はもっと迷います。学生が安心して就職活動できるように各大学は早期に方針を定めていくことが望ましいでしょう。
他大学の教職員、学生、一般の方も学べるように講演会当日の動画をYouTubeに公開しています。
「日本ハラスメント協会の提言活動」とは
(2019年5月)
日本ハラスメント協会は社会貢献活動の一環として全国の学生が無料で相談できる『就活ハラスメント無料相談ホットライン』を日本で初めて設置しました。
※2021年卒対象:就活ハラスメントの被害相談件数は142件にも上っています
(就活ハラスメント無料相談ホットライン調べ)
(2021年10月)
「就活ハラスメント相談窓口を2022年4月から企業に義務化」パワハラ防止法の改正を求めて日本ハラスメント協会代表理事村嵜要が厚生労働省、文部科学省、経団連に2021年10月27日(水)オンライン署名・提言書を提出
(2022年3月)
「厚生労働省が就活セクハラ対策を強化すると発表」
日本ハラスメント協会が2021年10月、厚生労働省雇用機会均等課に訪問し署名と提言書を提出し意見交換したこともあり、就活生へのハラスメント対策が一歩前進した背景があります。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
一般社団法人日本ハラスメント協会 事務局
担当:村嵜
TEL:06-6556-6413 FAX:050-3588-1422
E-mail: info@jpn-harassment.or.jp
【法人概要】
法人名:一般社団法人日本ハラスメント協会
所在地:550-0012 大阪市西区立売堀1-4-12 立売堀スクエアビル8F
代表理事:村嵜要
設立日:2020年2月4日
一般社団法人日本ハラスメント協会 公式サイト: https://harasumentt.jimdofree.com/
就活ハラスメント無料相談ホットライン: https://shukatsu-sekuhara.jimdofree.com/
【一般社団法人日本ハラスメント協会の活動内容】
・ハラスメントに関する情報の発信、施策の研究、提言活動
・ハラスメント対策に関する診断及び実態調査、専門的知見を活用した対策の指導
・企業、団体、学校、病院、行政等のハラスメント社外相談窓口設置・運営
・ハラスメントの事実調査、健全な職場環境の整備に向けたコンサルティング
・ハラスメントに関する講演会、セミナー、研修、情報交換会、フォーラムの企画・開催・運営
・ハラスメントに関する出版物の刊行・書籍、映像、印刷物等の企画、製造、販売
・その他当法人の目的を達成するために必要な事業 社会貢献活動
・全国の学生が利用できる「就活ハラスメント無料相談ホットライン」の運営
【主なハラスメント対策サービス】
・ハラスメント社外相談窓口・内部通報窓口(公益通報窓口)の外部委託
・ハラスメント研修・ハラスメント研修動画コンテンツの販売・ハラスメント相談員研修の実施
・パワハラコーチング研修(パワハラ更生プログラム)の実施
・パワハラ第三者委員会・ハラスメント第三者委員会・ハラスメント調査委員会の外部委託
・ハラスメント認定調査の外部委託
・ハラスメント匿名アンケートの実施
・ハラスメント資格の発行(ハラスメント対策認定アドバイザー資格講座)
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