エキュメノポリス、Beyond 5G事業に「会話AI品質評価」技術開発プロジェクトが採択

教育・医療など公共領域で信頼性の高い運用を支える、マルチモーダル会話AIの品質評価基盤を構築し、Beyond 5G時代の日本発の国際標準化と産業化を推進。

株式会社エキュメノポリス

株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山 洋一、以下「当社」)は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が公募する令和7年度「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 要素技術・シーズ創出型プログラム」において、当社の提案「Beyond 5G時代の高信頼マルチモーダル会話AIエージェントの自動評価基盤の研究」が採択されました。

次世代Beyond 5G高速通信を介した、公共的なセクターにおける高信頼マルチモーダル会話 AIエージェント

現在開催中のCEATEC(2025年10月13日〜17日・幕張メッセ)でも展示中です。
(ネクストジェネレーションパーク、ブース番号:6H005

https://www.ceatec.com/ja/

本研究開発は、世界的競争の激しいAI分野において、教育・医療・行政など公共性の高い領域でAIを安全かつ高い信頼性のもとで活用するための「対話品質評価基盤」を構築するものです。音声・表情・発話構造などマルチモーダルな対話データを統合し、AIの信頼性を定量的に可視化する新たな評価モデルと指標を開発します。

本成果を通じてAI社会の信頼を支える新たな社会インフラを創出し、日本発の国際標準化を推進するとともに、人とAIが協働する次世代社会の実現を目指します。

エキュメノポリスの研究開発の詳細

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■ AI競争時代に求められる「対話品質評価」という新たな社会基盤

2030年代に実用化が見込まれるBeyond 5G(6G)通信環境では、AIが人間とリアルタイムに協調し、学び・ケア・行政支援など、社会のあらゆる現場で基盤的役割を担うことが期待されています。

しかし、音声・言語・表情など複雑な情報を統合するマルチモーダル会話AIにおいて、「どのように信頼できるか」を客観的に測る仕組みはいまだ確立されていません。

いま、AIの性能を競う時代から、信頼性・安全性・倫理性を保証する時代へと転換が進む中で、対話AIの品質を評価する技術は、次世代AIの根幹となる「信頼の基盤」となることが期待されます。

■ 研究開発の概要

当社の開発する会話AIエージェントプラットフォーム「EQU AI Platform」を中核に、以下の4つの項目について研究開発を推進し、Beyond 5G時代に適合した高信頼AI評価基盤を構築します。

  1. ユーザーエミュレーション:多様なユーザーの発話・表情・行動を模倣可能なマルチモーダル・シミュレータを開発し、会話AIの品質評価における再現性と信頼性を担保します。

  2. 自動評価モデル:音声・映像・発話構造などを統合し、ユーザーとの信頼関係やタスク達成度を反映する対話品質自動評価モデルを構築。AIの「信頼される振る舞い」を定量化します。

  3. ネットワーク適応型アーキテクチャ:Beyond 5G通信環境下での遅延・帯域変動に強いアーキテクチャを設計し、通信環境の変動下でも安定したAI対話を維持できる高信頼通信制御技術を開発します。

  4. 国際標準化:上記の成果を統合し、会話AIの信頼性評価に関する共通参照枠とワークフローを国際標準化。ITU-TやISOなど国際機関への提案を通じ、世界的なルールメイキングを主導します。

これにより、AI対話の品質保証技術を「測定可能な信頼性」として社会に実装し、教育・医療等の公共領域における安全で説明可能なAI活用の基盤を確立します。また、日本発の評価技術が世界のAI産業の「信頼基準」を形成することが期待されます。

CEATEC 2025に出展中

CEATEC 2025 に出展中!

2025年10月13日(火)〜17日(金)
10:00〜17:00

幕張メッセ

https://www.ceatec.com/ja/

ネクストジェネレーションパーク
ブース番号:6H005

株式会社エキュメノポリス

■ 採択事業詳細

革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 要素技術・シーズ創出型プログラム

次世代情報通信インフラBeyond 5Gの実現に向けて、社会実装まで一定の期間を要し、中長期的な視点で取り組む要素技術の確立や技術シーズの創出のための研究開発を主な対象としています。

NICTの公募結果のページ

https://www.nict.go.jp/publicity/topics/2025/09/26-1.html

研究開発プロジェクト名

Beyond 5G時代の高信頼マルチモーダル会話AIエージェントの自動評価基盤の研究

提案者

株式会社エキュメノポリス


研究開発期間

2025年度〜2027年度

概要

Beyond 5G時代には、高信頼を前提とするマルチモーダル会話AIが、医療・教育をはじめとした公共サービスにおいて社会インフラとして機能することが期待されている。一方、音声・言語・非言語を統合する高密度な対話体験に対して、信頼性を客観的に評価する基盤は未整備である。本研究では、多様なユーザー行動を模倣するマルチモーダル・エミュレータ、対話品質を多軸で評価する自動スコアリングモデル、B5G通信環境に最適化されたネットワークアーキテクチャ、および評価フレームの共通参照枠と標準化手法を統合的に開発・検証し、日本発モデルとして世界の会話AIエージェント産業の本格的な立ち上がりを牽引することを目指す。

■ 人材採用と組織体制の強化

本研究開発事業をはじめ、エキュメノポリスでは事業成長と技術進化を加速するため、幅広い専門分野やバックグラウンドを持った新たなメンバーを募集しています。あなたの専門性や情熱を、世界を変える最前線で活かしてみませんか?主な募集職種は以下の通りです。

  • エンジニア:MLOps、AIインフラ、バックエンド、フルスタック、QA、データエンジニアリングなど、大規模にスケールするプラットフォーム開発を担う。

  • AIリサーチャー:マルチモーダル対話技術、音声言語処理など、次世代AIの研究開発を担う。

  • プロダクトマネージャー:社内外の関係者と連携しながらプロダクト開発とプラットフォーム運用をリードする。

  • セールス:教育機関・法人向けの提案、価値の共創を担う。

  • コーポレート:管理部長、人事など、挑戦するチームを支援する。

エキュメノポリスは、多様な才能を尊重しあい、最新のAI技術の本格的な社会実装を推進しています。

キャリアサイト

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会社名

株式会社エキュメノポリス

代表取締役

松山 洋一

設立

2022年5月

事業内容

会話AIエージェントプラットフォーム及びそのアプリケーションの開発

ウェブサイト

https://www.equ.ai/

本店所在地

〒169-0051

東京都新宿区西早稲田1-22-3早稲田大学19-3号館

アントレプレナーシップセンター内

本社オフィス

東京都新宿区早稲田町27

早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究センター 301

(※ 郵送物はオフィスに送付をお願いします。)

■ 本件に関するお問い合わせ先

株式会社エキュメノポリス 広報担当

Email:info@equ.ai

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会社概要

株式会社エキュメノポリス

10フォロワー

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URL
https://equ.ai/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学19-3号館
電話番号
-
代表者名
松山洋一
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年05月