新卒・中途・育休明け従業員の定着に効果!アバターを介したKATAruruによるオンボーディング支援開始
~心理師による自己認知の支援で早期離職低減、3年で10,000名利用を目指す~
■背景:環境が変わったばかりの従業員へのサポートは定着率向上において急務
多様なはたらき方が広がり、はたらく個人を取り巻く環境にはさまざまな選択肢が広がっています。企業が個人から選ばれるために、はたらきやすい環境を整備し定着率や生産性を向上させることは企業人事にとって重要な課題となっています。
中でも中途入社や産休育休からの復帰など環境が変わったばかりの従業員離職率は高く課題となっています。中途入社した従業員は「誰に相談したらいいかわからない」「環境が変わって適応できない」といったストレスを抱え、入社から3年以内に離職する割合が30%*1以上となっています。
また、産休育休から復帰した従業員は「育児と仕事の両立で心身ともに疲弊している」「休業前と同じようなパフォーマンスが発揮できない」といった課題を抱え、第1子出産後に離職する女性従業員の割合は50%以上となり、第2子、第3子では約20%に及んでいます。*2*3
*1 厚生労働省:2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-2/index.html
*2 リアルミーキャリア:「育休明けから半年で退職できる?ママたちの本音と失業保険について」
https://www.realme-career.com/articles/10170
*3 内閣府男女共同参画局:「『第1子出産前後の女性の継続就業率』及び出産・育児と女性の就業状況について」(2018年11月)
https://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_45/pdf/s1.pdf
人材不足が深刻化する中、こうした従業員への定着支援策が企業にとって急務となっている一方で、入社時期や年代もさまざまな従業員に対して個別に対応していくことは大きな負担となっています。また、こころのケアは専門性の高い分野であるため、人事担当者では対応が難しいケースもあります。
パーソルワークスデザインでは、東京大学下山研究室と共同開発したこころの健康 アバター支援サービス「KATAruru」を2021年6月より提供してきました。本サービスは、アバターを介しオンライン面談を実施でき、場所と時間を選ばず気軽に心理師に相談ができる点が特徴です。利用者からは「クリニックや相談センターに行かなくても心理師に相談できて良い」や「本当の顔が見えない分、円滑に話せた」など、気軽に本音で話がしやすいことから、利用者の約8割から「電話や顔を出してのオンラインと比較すると利用しやすい」と評価されています。
■概要:アバターを介したKATAruruによるオンボーディング支援サービスで従業員の早期定着化を実現
パーソルワークスデザインは、中途入社した従業員や産休育休から復帰した従業員など新しい環境ではたらく従業員に対して定着支援が重要であると考え、KATAruruによるオンボーディング支援サービスの提供を開始することとなりました。
オンボーディングとは組織に加わったばかりのメンバーが早期に順応し、パフォーマンスを発揮できるように支援する取り組みです。過去1年以内に転職した人を対象にした調査によると、オンボーディングを実施した対象者は仕事満足率が76.0%と*4、未実施と比較し2倍以上の差が生じ、オンボーディングは定着率向上に重要なものとなっています。
*4:パーソルワークスデザイン調べ。過去1年位以内に無期雇用で転職した人1,412名に対するインターネットアンケート(2023年2月~2023年3月実施)
本サービスではアバターを介した心理師との面談、面談実施後のアンケート、定期サーベイ、レポートによるフィードバックを提供します。このプロセスを6か月間、定期的に行うことで従業員(利用者)自身がストレスに気づき、早めの対処ができるようになります。また、従業員のパフォーマンス向上も期待できます。
人事担当者は導入研修やメンター制度など従来のオンボーディングに加えて、KATAruruを活用したこころのケアをすることで、従業員の仕事満足度やストレス状態を把握し、定着に向けた具体策を講じることができます。
<KATAruruによるオンボーディング支援サービスの特徴>
(1)従業員のセルフケア力を向上
心理師との面談を通して、ストレスに対して早期に気づき対処ができるセルフケア力や、悩みの内容に応じて適切に上長に相談し解決することができるラインケア力を向上させることで定着支援を図ります。
(2)定期サーベイによる自己理解
定期面談とサーベイを組み合わせることにより、従業員が自身の状態を理解し、ストレスやメンタルヘルスに対して早めの対処ができるようにサポートします。
(3)毎月同じ心理師が面談を担当
定期的に第三者(心理師)と面談する場を設け、ストレスを溜め込む前に解消を目指します。毎回同じ心理師が面談を担当するため、相談者自身の変化を把握しやすく、内省をより促すことができるため、職場で早くパフォーマンスを発揮することが期待できます。心理師との面談はアバターを介してオンライン上で行うため、どこからでも相談が可能で、本音を言いやすく、気軽に利用できます。
(4)レポートの提供
面談内容とサーベイ結果は人事担当者・利用者に共有します。必要に応じて利用者の上長にも連携することでラインケアにも活用できます。※面談者の同意のもと共有します。
また、本サービスの先行利用を開始した企業の利用者からは「自分では気づいていない小さな悩みがあったことに気づくことができた」「話を聞いてもらい気持ちが楽になったのと、対応を一緒に考えてくださったので、非常に嬉しかった」「自分のことを知らない人に話を聞いてもらい、気持ちが軽くなった」などの評価を受けています。
サービス | 面談(全6回: 初回面談、月1回×5回面談/1回20~40分) 面談実施後アンケート(全6回: 月1回実施) 定期サーベイ(全6回: 月1回実施) |
実施 | 6か月 |
納品 | 人事担当者: 定期サーベイ結果(組織/個人)、対象者の面談内容(ラインケアが必要な場合) 従業員(利用者): 定期サーベイ結果、面談内容 |
料金 | 12万円/人(税別) ※面談料・サーベイ運用料・レポート作成料 込み |
<サービスサイト>
https://www.persol-wd.co.jp/service/healthcare-service/kataruru/
<本件に関するお問い合わせ先>
パーソルワークスデザイン株式会社
人事ソリューション本部 ヘルスケア企画部 KATAruru課
メール :pwd-katarurueigyo@persol.co.jp
パーソルワークスデザインでは本サービスを通じて、プレゼンティーイズム*5の解消や定着率向上を支援し、多くの人の「はたらいて、笑おう。」を実現してまいります。
*5 体調不良・心身不調を抱えはたらいている従業員がいる状態
■パーソルワークスデザイン株式会社について< https://www.persol-wd.co.jp/ >
パーソルグループのパーソルワークスデザインは、2018年10月に日本アイデックス、ハウコム、テンプスタッフ・ライフサポートが統合し誕生いたしました。BPO(Business Process Outsourcing)のプロフェッショナルとしてあらゆる業種のお客さまの一般事務から情報処理、システム設計、ソフトウェア開発、コールセンター、ヘルプデスク、保健指導、採用代行などのBPOサービスを提供しています。
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