“孟宗竹”が原料の国産メンマは旨味7.0倍・コク9.6倍!麻竹を使用する海外産メンマと比較した成分分析を実施

放置竹林問題の解決を目指し、日本に多い「孟宗竹」の食材としてのポテンシャルを追求

LOCAL BAMBOO株式会社

放置竹林の課題解決を目指し国産メンマの製造販売を行うLOCAL BAMBOO株式会社(本社:宮崎県延岡市、代表取締役:江原太郎)は、宮崎県延岡市の孟宗竹(モウソウチク)を原料とする「延岡メンマ」の成分分析を実施しました。その結果、麻竹(マチク)を原料とする中国産メンマと比較し、当商品の旨味が約7.0倍、コクが約9.6倍あることがわかりました。
SDGsに関連した取り組みとして各地の国産メンマづくりが話題になる一方で、現状、メンマは中国や台湾からの輸入品が大半を占め、国産メンマの流通量は極めて少ない状況です。日本の竹は食材や資源としてまだまだ活用の余地があります。当社では今回の分析結果を活かし、さらなる国産メンマの消費活性化および竹の活用促進を目指します。

 

※数値は味付け前の「延岡メンマ」と、麻竹を使用した中国産メンマとの比較※数値は味付け前の「延岡メンマ」と、麻竹を使用した中国産メンマとの比較

延岡メンマ公式サイト:https://nobeokamenma.com/
  • 成分分析概要
LOCAL BAMBOOでは、国産の孟宗竹を使用した「延岡メンマ」と中国産の麻竹を使用したメンマを対象に、グルタミン酸(旨味)、総有機酸(コク)、糖度(甘味)、硬度(かたさ)の項目の成分分析を実施しました。両商品とも、味付けを行う前の水煮の状態で分析を行っています。

・分析対象:延岡メンマ(原料:孟宗竹)、中国産メンマ(原料:麻竹)
・成分分析委託先:dot science株式会社
・分析方法:成分分析ブランディング(https://rebranding.science/
・分析時期:2022年12月

味付けを行う前の水煮の状態味付けを行う前の水煮の状態

  • 分析結果:
1. 国産メンマの「旨味」は約7.0倍
「延岡メンマ」のグルタミン酸含有量は48.10mg/100gであり、中国産メンマの6.85mg/100gに対し、約7.0倍の量が含まれていることがわかりました。グルタミン酸はアミノ酸の一つであり、旨味物質の代表的存在です。したがって、孟宗竹が原料の延岡メンマ(国産メンマ)は、麻竹を原料とする中国産メンマと比べ、約7.0倍の旨味があるといえます。

 

2. 国産メンマの「コク」は約9.6倍
「延岡メンマ」の総有機酸含有量は3.55mg/100gであり、中国産メンマの0.37mg/100gに対し、約9.6倍の量が含まれていることがわかりました。総有機酸は、食べ物のおいしさを引き出す「コク」を感じる成分です。したがって、孟宗竹が原料の延岡メンマ(国産メンマ)は、麻竹を原料とする中国産メンマと比べ、約9.6倍のコクがあるといえます。

3. 国産メンマの「甘味」は約1.4倍

「延岡メンマ」の糖度は1.55%であり、中国産メンマの1.11%に対し、約1.4倍であることがわかりました。糖度は食べ物の「甘味」を表します。したがって、孟宗竹が原料の延岡メンマ(国産メンマ)は、麻竹を原料とする中国産メンマと比べ、約1.4倍の甘味があるといえます。

4. 国産メンマの「硬さ」は約64.8%
「延岡メンマ」の硬度は11.50Nであり、中国産メンマの17.76Nに対し、約64.8%であることがわかりました。硬度は「硬さ」を表します。孟宗竹が原料の延岡メンマ(国産メンマ)は、麻竹を原料とする中国産メンマと比べ、柔らかいことが特徴といえます。

  • 今後の展開/「クラフトメンマ」のプロデュースを通じて国産メンマの消費活性化と竹の活用促進を目指す
「延岡メンマ」は宮崎県延岡市の放置竹林問題を解決することを目指し、2020年に発売を開始した国産メンマです。日本では主にラーメンの具材として親しまれているメンマですが、そのほとんどが輸入品で、台湾や中国に生息する「麻竹」という品種のタケノコが使用されています。
当商品は日本国内で多く生息する「孟宗竹」を原料としており、タケノコのシーズンが終わる4月中頃、約1〜2mに育った幼竹(ヨウチク)を収穫し、カットした竹を煮た上で独自の方法で発酵させ、味付けをして製造しています。

LOCAL BAMBOOでは、国産の竹と地域の素材を活かして製造されたご当地メンマを「クラフトメンマ」と称し、全国に広めて行きたいと考えています。今回の分析結果を活かし、今後は全国の放置竹林課題を持つ地域と協力しながら「クラフトメンマ」のプロデュースを通じて国産メンマの消費活性化および竹の活用促進を目指します。

味付け後の「延岡メンマ」商品イメージ味付け後の「延岡メンマ」商品イメージ

  • LOCAL BAMBOO(ローカルバンブー)株式会社について
地方発のサステナブルな事業をつくる会社です。放置竹林でつくる「延岡メンマ」、町屋をゲストハウスにした「日向美々津の宿」など、地方の資源を活用した持続可能なアイディアを形にしています。

会社名:LOCAL BAMBOO株式会社
所在地:宮崎県延岡市上三輪町3401番地39
代表者:代表取締役 江原 太郎
設立:2020年5月
事業内容:国産メンマの製造・販売、宿泊施設の管理運営、屋上農園のプロデュース
URL:https://localbamboo.co.jp/
延岡メンマ公式サイト:https://nobeokamenma.com/
 
  • お問い合わせ
LOCAL BAMBOO株式会社
https://localbamboo.co.jp/contact/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
食品・お菓子農林・水産
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

LOCAL BAMBOO株式会社

7フォロワー

RSS
URL
https://localbamboo.co.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
宮崎県延岡市上三輪町3401番地39
電話番号
080-3556-9517
代表者名
江原太郎
上場
未上場
資本金
20万円
設立
2020年05月