【意識調査2025】シニアの通信販売に関する実態調査
シニア専門の調査プラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)が通信販売に関する市場調査・アンケートリサーチのレポートをリリースいたしました。
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シニア・高齢者に特化したマーケティングリサーチ コスモラボ
https://cosmolab.jp/lp/research/
調査のポイント
▶シニア層のネットショッピング活用状況と利用実態
シニア世代の56.7%が1年以内に通信販売を利用し、そのうち52.8%がインターネットショッピングを選択しています。カタログ通販も30.4%と一定の支持を得ており、デジタルとアナログ双方のニーズが確認できます。通信販売はシニア層の新たな購買手段として着実に浸透しています。
▶慎重な購買判断と計画的な消費行動の特徴
通信販売の利用頻度は「数か月に1回程度」が46.8%、「月に1回程度」が26.4%となっています。1回あたりの購入金額は「5,000円以上~10,000円以下」が42.8%を占め、計画的で慎重な購買行動が特徴です。頻繁な少額購入より、まとまった金額での計画購買を好む傾向が見られます。
▶安心・安全を重視した決済方法の選択傾向
決済方法では「コンビニ決済」が56.4%で最多となっています。「クレジットカード決済」39.2%、「代金引換」30.0%が続き、現金決済を重視する傾向が顕著です。一方、電子マネーやキャリア決済は5%未満にとどまり、安全性と確実性を重視する選択が特徴的です。
1:この1年以内に通信販売を利用して商品を購入しましたか?(有効回答者数:441名)
通信販売の利用者は56.7%となっており、シニア層における通信販売の普及が進んでいることが確認できます。未利用者は39.2%で、「分からない」の回答は4.1%でした。利用者の過半数がインターネットショッピングを活用している一方で、未利用者層も依然として一定数存在しています。
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2:利用した通信販売の種類を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:250名)
インターネットショッピングの利用が52.8%と最も高く、シニア層のデジタル化が着実に進んでいることを示しています。従来型のカタログ通販も30.4%と一定のシェアを維持しており、特に商品の詳細な説明や写真での確認を重視する層に支持されています。一方、折込チラシ(10.0%)やラジオショッピング(4.0%)の利用は限定的です。
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3:通信販売を利用する頻度を教えてください(有効回答者数:250名)
最も多い利用頻度は「数か月に1回程度」で46.8%を占め、次いで「月に1回程度」が26.4%となっています。頻繁な利用である「週に1回程度」(5.2%)や「週に数回」(1.2%)は少数派です。
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4:通信販売を利用して購入する金額(1回あたり)を教えてください(有効回答者数:250名)
購入金額は「5,000円以上~10,000円以下」が42.8%と最も多く、「3,000円以上~5,000円以下」が21.6%で続いています。「10,000円以上~50,000円以下」も17.2%と一定の割合を占めており、中価格帯商品への需要の高さが確認できます。一方、「1,000円未満」(2.4%)や「50,000円以上」(1.2%)の極端な価格帯は少数です。
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5:通信販売の決済方法で利用するものを教えてください(複数回答可)(有効回答者数:250名)
決済方法は「コンビニ決済」が56.4%で最も多く、「クレジットカード決済」(39.2%)、「代金引換」(30.0%)が続いています。これらの従来型決済方法が高い支持を得ている一方で、「電子マネー決済」(4.0%)や「キャリア決済」(1.2%)などの新しい決済手段の利用は限定的です。
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6:通信販売を利用して購入しない理由を教えてください(複数回答可)(有効回答者数:173名)
通信販売を利用しない最大の理由は「実際の商品を見てから購入したい」(51.4%)という商品確認へのニーズです。続いて「利用する必要がない」(39.9%)、「個人情報やクレジットカード情報の漏洩が不安だから」(18.5%)となっています。
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総評
今回の調査から、シニア層における通信販売の利用実態が明確になりました。56.7%が通信販売を利用しており、そのうち52.8%がインターネットショッピングを選択するなど、デジタル化への適応が進んでいることが確認できます。一方で、カタログ通販も30.4%と一定の支持を得ており、従来型の購買スタイルも併存している状況です。
購買行動の特徴としては、「数か月に1回程度」の利用が46.8%と最多で、1回あたりの購入金額は5,000~10,000円が42.8%を占めるなど、計画的で慎重な購買傾向が見られます。決済方法では、コンビニ決済(56.4%)が最も多く、現金決済を重視する傾向が顕著です。
一方、未利用者の存在も明らかになり、その主な理由として「実際の商品を見てから購入したい」(51.4%)、「個人情報やクレジットカード情報の漏洩が不安だから」(18.5%)といった懸念が示されました。これらの結果は、シニア層特有の購買行動や、安全性を重視する傾向を反映したものと考えられます。
今回の調査を通じて、シニア層の通信販売利用には、デジタルとアナログの両面での対応が必要であることが明らかになりました。また、安全性や確実性を重視する傾向が強く、これらが通信販売の利用拡大における重要な要素となっていることが確認されました。
【コスモラボについて】
コスモラボは、シニア・高齢者に特化したマーケティングリサーチサービスを提供しています。
主に60歳以上の13万人のシニア会員を対象に、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステスト(HUT)など、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
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【過去の調査レポート】
【調査概要】
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:441
◾️調査対象期間:2024年10月7日
【データのご利用に関して】
調査データの引用および転載の際は、出典元の記載及び出典リンクを必ず明記いただき、
あわせて広報担当までご連絡をお願いいたします。
https://cosmolab.jp/contact
【会社概要】
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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