有限会社ひらやま × 株式会社Genki Global Dining Concepts、サーモンに加え、「いくら」の陸上養殖の協業開始。今後、規模も拡大へ

~熊本・八代から「国産サーモン」の未来を創る~共同で放流祭を実施し、次の成長ステージへ~

株式会社Genki Global Dining Concepts

 株式会社Genki Global Dining Concepts (本社 : 東京都台東区、代表取締役 社長執行役員 藤尾 益造、以下「当社」)と、有限会社ひらやま (本社:熊本県八代市、代表取締役 平山 正、以下「ひらやま」)は、サーモンに加え、新たに「いくら」の陸上養殖における協業を開始するとともに、規模の拡大についても協議していくことといたしました。

 熊本県八代市の豊かな自然環境と、ひらやまが長年磨き上げてきた高度な陸上養殖技術を組み合わせることで、「国内最大級のスケール」でサーモンといくらを安定的に供給する体制の構築を目指してまいります。

■ 協業の背景
【ひらやまの技術に対する高い評価】

 当社は、熊本県八代市における陸上養殖に適した自然環境、そして有限会社ひらやまが手掛ける「桃太郎サーモン(※)」の品質・味わい・生育技術の高さに深く感銘を受けました。今後、国内外で需要が高まる一方、調達難や価格高騰が想定される「いくらの養殖」への取り組みを見据え、当社は平山社長に事業連携について相談を行いました。その結果、サーモンといくらの養殖事業を中長期的に共同で成長させるパートナーシップとしてご快諾をいただき、今回の協業が実現しました。

※登録商標 第6678493号(株式会社山平)

■ サーモン陸上養殖:1,000槽に向けた規模拡大について協議開始

 当初は36槽から事業を開始する計画でしたが、当社とひらやまは、今後7年間で 1,000槽規模 へと段階的に拡大することで協議を開始いたしました。実現すれば、最終的に生産量は年間最大1,000トン規模(約26万匹)に達する見込みで、これにより、以下の取り組みが実現可能となります。

(1)  安定的なサーモンといくらの通年供給

(2)  輸入サーモン・いくらより低コストで生産

(3)  魚べいをはじめとする国内外の当社グループ全店舗で「プレミアム(国産)サーモン・国産いくら」寿司の提供

 こうした大規模な生産基盤により、お客さまへ新たな価値をお届けできる体制が整います。

                     水槽増設予定地

■「国産いくら」陸上養殖の協業開始

 現在、国産いくらは品薄と価格高騰が続いており、将来的にも以下の構造的課題が存在します。

(1)国内外での原材料不足

(2)秋サケの不漁による供給量の減少

(3)国際情勢・物流・円安の影響による価格高騰

 このような背景から、将来的にも調達難や価格高騰が続くことが予想されます。

 そこで両社は、「サーモンといくらの陸上養殖を同一基盤で両立させる」という、日本でも極めて先進的な協業を開始することに合意いたしました。年間40~60トン規模のいくらを安定的に生産できる体制を確立することで、将来的には魚べい全店舗での「国産いくら」提供の実現を目指します。

 サーモンといくらを「完全に国産化」できる未来は、日本の水産業にとって極めて大きな意義を持つと確信しております。

■ 放流祭の概要

 今回の放流式では、育成中のサーモン約500匹を当社が導入した水槽へ放流しました。当日は、地域関係者にもご参加いただき、ひらやまと当社の社員が成長と安全を祈願しながら放流を行いました。本式典は、水産資源の保全や持続可能な養殖への理解を深める貴重な機会となりました。

                 熊本県の神主による放流祭の様子
              サーモン約500匹を放流している様子

■ ひらやまの強み
 ひらやまは熊本の豊かな水資源を活かした水産養殖で実績を重ね、近年は「桃太郎サーモン」として知られる高品質な陸上養殖サーモンを生産しています。独自の飼育技術と徹底した水質管理により、脂のりがよく、臭みのないクリアな味わいが特徴です。地元企業ならではのきめ細かい生産体制と確かな品質は、国内外から高い評価を得ています。

       放流したサーモン約500匹
           桃太郎サーモン

■各社コメント

左:㈲ひらやま 平山社長、右:㈱Genki Global Dining Concepts 藤尾社長

●有限会社ひらやま 代表取締役 平山正

「この協業を通じて、八代の恵まれた環境と当社の技術力を最大限に生かし、日本におけるサーモン・いくら養殖の新たなモデルづくりに挑戦します。Genki Global Dining Concepts様と共に、世界に誇れる国産水産ブランドを確立してまいります。」

●株式会社Genki Global Dining Concepts 代表取締役 社長執行役員 藤尾益造

「平山社長の技術力と情熱、そして桃太郎サーモンの素晴らしさに触れ、このプロジェクトは、日本の水産業の未来を変える挑戦だと確信しております。国産サーモン・国産いくらの安定供給は、当社にとって長年の悲願でもあり、全国の魚べいのお客様に新しい価値をお届けできると期待しています。」

■今後のスケジュール

2025年11月 : 協業の本格開始。2032年までに段階的に拡張、1,000槽体制へ

2027年春頃 : プレミアム(国産)サーモン・国産いくらの一部店舗での提供開始予定

2032年   : 魚べいをはじめとする国内外の当社グループ全店舗でプレミアム(国産)サーモン・国産いくらの提供を目指す

■会社概要

会社名  : 有限会社ひらやま
所在地    : 熊本県八代市鏡町内田1543-1
代表者  : 代表取締役 平山 正
事業内容 : 陸上養殖事業、水産物販売、農業機械事業、パッケージ事業 等

会社名   :  株式会社Genki Global Dining Concepts

      (東証スタンダード 証券コード:9828)

所在地   :  東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー19階

創業    :  1968年12月12日

会社設立  :  1979年 7月26日

代表者   :  代表取締役社長執行役員 藤尾 益造

事業内容  :  レストランチェーンの経営

企業理念  :  私たちは、まごころ込めた一皿で、豊かで楽しい時間(ひととき)を提供し、

         世界中を“元気”にします

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会社概要

URL
https://www.genki-gdc.co.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー19階
電話番号
03-6824-9200
代表者名
藤尾 益造
上場
東証スタンダード
資本金
1億円
設立
1979年07月