音声感情解析AIのEmpathにスプツニ子!がアーティストとして就任
アートからテクノロジーの倫理的なあり方を構築
音声感情解析AIを開発する株式会社Empath(本社:東京都渋谷区代表取締役:下地貴明、以下Empath)はスプツニ子!がアーティストとして就任することを発表いたします。スプツニ子!はアーティストとしてEmpathが有する感情解析AIの倫理的あり方を構築していきます。
・テクノロジーの倫理を問う
人工知能が汎用化していく中で欧州におけるGDPR規制など、テクノロジーに対する倫理的問題がこれまで以上に注目されるようになってきました。音声感情解析AIを開発するEmpathは自らのテクノロジーの倫理性を見つめながら営利企業としての未来の在り方を再考するにあたり、今回アーティストとしてスプツニ子!が就任することを発表します。スプツニ子!のバック・グラウンドであるスペキュラティブ・デザインを参照枠とすることで、自らのテクノロジーが引き起こし得るディストピア的未来の可能性にも注意を払いながら、より人道的なテクノロジーの在り方を共に考察および構築していきます。
・議論を公に開く
自らのテクノロジーの倫理性を見つめる取組の一環として、Design Academyのスプツニ子!のワークショップ「スペキュラティブ・デザイン -AIと感情の未来を考える」にEmpath共同創業者およびCSO(最高戦略責任者)の山崎はずむがゲスト講師として参加します。Design Academyは英国・ロンドンの王立美術大学院大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art: RCA)がもつデザインと技術の知見に支えられた「デザイン・イノベーション教育プログラム」を提供しています。今回のワークショップでは、参加者にEmpathの感情解析技術からさまざまな未来をスペキュラティブ・デザインとして提起してもらうことで、営利企業としての倫理性という問題を公の議論に開いていきます。
今後もEmpathはスプツニ子!のアーティストとしての知見に依拠しながら、倫理面からテクノロジーを再考し、理念である「共感(Empathy)」を軸にしたコミュニケーションの実現を目指して行きます。
スプツニ子!コメント
テクノロジー自体に善悪はなく、それを使う人間の在り方こそがテクノロジーの未来を決定します。感情解析という分野を切り開くEmpathとそのチームに可能性を感じるからこそ、今回アーティストとして一緒によりよいテクノロジーの未来を構想していくことに賛同し、Empathに参画することになりました。表面的なアート×テックという文脈を超えて、本質的にテクノロジーのよりよいあり方を追求していくことにワクワクしています。
Empath CEO 下地 貴明コメント
感情解析AIという先端技術を扱っているEmpathは「共感(Empathy)」を軸としたコミュニケーションの構築を目指しています。その一方で、Empathのような先端技術はその使い方を誤ればディストピアを招来してしまう可能性を秘めていることも事実です。自分たちの持つ技術の倫理的なあり方を見つめなおし、「共感」に基づいたよりよいテクノロジーと社会の関係を創出するため、今回スプツニ子!にアーティストとして就任してもらいました。
スプツニ子!プロフィール
アーティスト、東京藝術大学デザイン科准教授。ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学部を卒業後、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士課程を修了。2013年からマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教としてデザイン・フィクション研究室を主宰。2019年より現職。RCA在学中より、テクノロジーによって変化する社会を考察・議論するデザイン作品を制作。最近の主な展覧会に,「Japanorama」(ポンポドゥー・メッツ,フランス)、「NEW SENSORIUM」(ZKMアートセンター,ドイツ)など。VOGUE JAPANウーマン・オブ・ザ・イヤー2013受賞。2016年第11回「ロレアル‐ユネスコ女性科学者日本特別賞」受賞。2017年世界経済フォーラムの選ぶ若手リーダー代表「ヤング・グローバル・リーダー」に選出。2019年にTEDフェローに選出され、TED2019に登壇。著書に『はみだす力』。
株式会社Empath概要
所在地:東京都渋谷区神宮前6-18-13 神宮前浅間ビル7F
代表者:代表取締役 下地 貴明
事業内容:音声感情解析AI「Empath」の開発および販売
設立:2017年10月31日
Webサイト:https://webempath.com/
株式会社Empathは音声感情解析AI Empathを開発・販売する東京発のグローバル・スタートアップ企業です。Empathはメンタルヘルス、コールセンター、ロボティクスなど多様な分野で活用されており、アラブ首長国連邦内務省をはじめすでに世界50か国以上で採用されています。また、Tech in Asia Singapore 2018やICT Spring 2018など世界的なピッチ・コンテストで8度優勝した実績を有しています。
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