AIが酪農経営を変革するプラットフォーム「Farmnote Cloud Platform V3」と主要4製品を発表
「 Work with Farmnote AI 」をテーマに、持続可能な農業経営に貢献
酪農デジタル・トランスフォーメーション(以下、DX)のリーディングカンパニー、株式会社ファームノート(本社:北海道帯広市、代表取締役:小林 晋也、以下「ファームノート」)は、AIを中心とした革新的な農業経営プラットフォーム「Farmnote Cloud Platform Version 3(以下、V3)」を発表しました。
新しいプラットフォームでは、従来の牛群管理に留まらず、AIによる収益性シミュレーション、毎日の業務組み立てや実行支援を統合する次世代の酪農経営基盤であり、経営者の意思決定が翌日には現場スタッフのタスクとして自動的に変換されることで、牧場経営がサイクルし、生産者による「自律型牧場経営」を実現致します。
Cloud Platform V3のコンセプト
ファームノートは、これまでクラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」や牛個体の状態検知センサー「Farmnote Color」などの製品を通じて酪農・畜産経営に貢献してまいりました。今回の発表でファームノートが提供するプロダクトの大半は新プラットフォーム環境へ移行致します。
V3は「Work with Farmnote AI」をテーマに、生成AI技術を酪農経営に深く取り込むことを目的として開発されました。ファームノートのAI戦略の柱は以下の3点です。
-
人とAIがシームレスに牧場の経営に溶け込むこと。
-
働く人にとって実用的で信頼でき、深く役立つ存在であること。
-
経営をより良くし、酪農畜産を強くすること。
「AIを働く人のために」という発想に基づく、全く新しい技術の提供となります。
Cloud Platform V3と主要製品
V3は酪農・畜産経営のDXを強力に推進する以下の主要製品で構成されています。

Cloud Platform V3と主要製品

|
製品名 |
提供開始予定 |
概要 |
特徴 |
|
Cloud Platform V3(新プラットフォーム) |
随時 |
AIをコアとした酪農畜産経営のための統合プラットフォーム。 |
牧場運営に関わる全てのデータと非構造化データの統合管理、各製品への生成AI技術の応用、モダンなUIと高速表示、全てのアプリケーションの基盤。 |
|
Farmnote Herd Management |
2026年夏 |
牛群管理アプリケーションの刷新(従来のFarmnote Cloudからバージョンアップ) |
牛群管理に必要な機能に特化したアプリ。牧場の見える化をモダンUIで表現。牧場内の牛の変化の情報を集約したアラート機能。海外スタッフも使える多言語対応、権限管理。 |
|
Farmnote Today |
2026年夏 |
牧場業務で一番重要な毎日予定されるタスクの見える化と実行管理をAIが支援。 |
AIとの自然言語対話から得られる文脈を理解し、次のアクションを先回りして提案。業務の自動割り振り、タスク管理、日報の自動作成、会議議事録の自動作成・タスク抽出など、現場実行業務をナビゲート。 |
|
AI Assistant |
2026年夏 |
チャット形式のユーザーインターフェース。牧場データを使った対話を実現。 |
チャット形式のUIと、高精度な音声認識を組み合わせて操作が可能。牛個体データの検索やデータ登録に始まり、専門的アドバイスや牧場の運営計画の立案を支援。 |
|
Farmnote Gene |
2025年冬 |
繁殖ポートフォリオ経営を推進するプラットフォーム。数年後の創出利益をシミュレーションした繁殖計画を自動立案。 |
ゲノム検査データを元に、最も利益の出る運営シミュレーションの提示。育種改良進捗の確認、後継牛確保計画の自動策定、改良のベンチマークを行う。 |




※画面は全て開発中のものとなります。
Farmnote Cloud Platform V3が実現する酪農経営の未来
ファームノートは、これまでクラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」や牛の遺伝子検査「Farmnote Gene」などを通じ、酪農・畜産業の経営に貢献してまいりました。今回の発表で ファームノートが提供するサービスの大半は新しい環境へ移行します。
ファームノートは、「自律型牧場経営」を推進する「Cloud Platform V3」を通じて、原材料費の高騰や人手不足といった厳しい環境にある酪農・畜産業においての持続可能性を追求するべく最新技術を取り入れ、持続可能な経営モデルの確立を支援してまいります。
株式会社ファームノートについて
株式会社ファームノートは「生きるをつなぐ」をビジョンに掲げ、技術革新を通じて持続可能な地球の豊かさへの貢献を目指します。当社製品による有償契約頭数37万頭(日本の乳用牛の約10%)、牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」総出荷台数18万台、牛のゲノム情報を活用して繁殖戦略を立案する「Farmnote Gene」のゲノム検査頭数国内シェア50%到達など、酪農畜産における各分野で実績を積み重ねて参りました。
牧場事業を運営する子会社のファームノートデーリィプラットフォーム社においては、「所有と運営の分離」という新しい酪農モデルを確立し、運営受託牧場での生産量1.3倍、売上1.5倍、利益額の大幅改善を実現しています。
2019年、第5回「日本ベンチャー大賞」農林水産大臣賞(農業ベンチャー賞)受賞、2020年、第8回「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞受賞、2023年、令和4年度「冬のDigi田(デジデン)甲子園」ベスト8受賞。
企業情報

株式会社ファームノート
所在地:北海道帯広市西8条南18丁目3-4
代表者:代表取締役 小林 晋也
事業内容:酪農・畜産業向けDX製品の開発・提供
ウェブサイト:https://corp.farmnote.com/
本リリースに関する報道関係者様からのお問い合わせ先
問い合わせ窓口:マーケティンググループ
連絡先:info@farmnote.co.jp
電話番号:03-3447-8213
すべての画像
