株式会社YOKOITO、生産用3Dプリンター台数4倍に。1億円投資でAM生産を加速 〜YAMC最新アップグレードを発表〜
2021年10月オープン以来の大幅拡張。生産用3Dプリンター台数は3台から12台へ。
株式会社YOKOITO(本社:京都府京都市、代表取締役:中島 佑太郎、以下YOKOITO)は、Yokoito Additive Manufacturing Center(YAMC)の最新アップデートを発表しました。今回、新たに1億円相当を施設に投資し、生産用3Dプリンター台数が3台から12台へと4倍となりました。新技術を導入し、YAMCをアップデートすることで、樹脂AM(Additive Manufacturing)技術の包括的ソリューションを提供します。
YAMCとは
YAMCは、「Yokoito Additive Manufacturing Center」の略称です。
3Dプリントと樹脂AMに特化した研究・ファクトリー施設として2021年10月にオープンしました。オープン以来、YOKOITOのAM普及部門であるYAM(Yokoito Additive Manufacturing)が運営をし、国内のAM普及の拠点として運営をしてきました。
関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000086669.html
運用台数を倍増、1億円相当の大規模投資
今回のアップデートで、3Dプリンターや関連する機械の運用台数を20台から40台、そのうち量産・生産用3Dプリンターについては3台から12台へと4倍にしました。この1億円相当の投資により、オートメーション化が進み、製造体制が大幅に強化されました。最終製品を想定した少量パーツの製造はもちろん、中量以上の量産がより効率的にできるようになりました。これにより、設計・開発から生産までの一貫した製造プロセスがYAMCのファクトリーで実現しました。
樹脂AMの普及の鍵を握るPBF方式の3Dプリンターを多数導入
2014年の創業以来、YOKOITOでは10年間、樹脂AM技術の研究と普及に尽力してきました。最近では最終製品化も目指すことができるPBF(Powder Bed Fusion)技術に注力し、今回のアップデートではPBF方式のプリンターを3台から12台へと増強しました。これにより、マルチマテリアルの対応ができ、幅広い業界で支持される複数の材料を使用した高品質な樹脂製品を低コストで生産することが可能となりました。
自動化された後処理で多彩な製品を実現
新たに導入したPBF方式プリンターの造形品の日本初稼働となる自動染色機により、従来の単色製品から多彩なカラーバリエーションを実現しました。この技術では、樹脂製品を染色することで、表面全体に均一な色を付けることができます。染色プロセスでは、塗装では得られない均一性と耐久性を提供し、色が素材に浸透するため、表面の剥がれや色褪せが発生しにくくなります。さらに、オートメーション化されており、効率的な後処理が低コストで実現できます。これにより、従来は難しかった多様な色の選択肢を提供し、製品の質を一層高めることができます。
代表取締役CEO 中島佑太郎氏のコメント
AM普及推進部門であるYAMでは、樹脂AMを設計から製造、後処理・加工まで一貫して運用する日本で数少ないプレーヤーとして、国内における樹脂AMの普及を推進してまいりました。この度のアップデートでは、世界トップクラスの産業用3Dプリンターの導入をしました。これにより、プロセスとしての先進性だけではなく、造形品についても世界最先端の品質を実現できるようになります。弊社のファクトリーはすでに自動車などを含む各業界のトッププレーヤーたちが視察に訪れる施設になっていましたが、今後は同ファクトリーで検証したノウハウを含めた包括的産業向けAM生産ソリューションの提案を進めてまいります。
メディア向け取材案内
今回のアップデートに関する詳細な説明と取材のため、2024年7月31日(水)にメディア向け取材対応日を設けます。当日は代表の中島も出席し、直接ご質問にお答えいたします。オンラインでも対応できます。
ご興味のあるメディア関係者の皆様は、ぜひご参加ください。
【詳細】
時間:2024年7月31日(水) 10:00-18:00(最終受付時間 17:30)
場所:Yokoito Additive Manufacturing Center
〒600-8357 京都府京都市下京区柿本町588-22
※代表取材を検討されている方は事前にお電話もしくはメールよりお問い合わせください。
株式会社YOKOITO
DF(Digital Fabrication)技術を通じて、「全てのアイディアをカタチにできる社会を目指す」をミッションに2014年に創業。歯科向け及び一般向け3Dプリンターの販売事業からはじまり、研究開発分野である「新工芸舎」の立ち上げ、そして2021年10月にはAM技術の研究と普及を目指すブランド「Yokoito Additive Manufacturing」を立ち上げる。
また同年、AM技術の研究・普及、3Dプリントサービス施設として「Yokoito Additive Manufacturing Center」を京都市内にオープン。
AM技術を背景にした生産プロセスの改革により、日本のモノづくりを発展させる事業を展開中。現在、自動車・家電・コンシューマー製品等の大手メーカー・サプライヤーや全国の主要大学・研究機関をはじめとする1200以上の顧客へAM技術に関するソリューションおよびサービスを提供している。
2022年11月よりDfAMからポストプロセスを含めたAMエコシステムの提供を開始。
【YAMが提供するサービス】
・3DプリンターなどのAM関連装置導入・導入後の支援
・DfAMコンサルティング
・3Dスキャニングおよび3Dデータ作成・編集
・AM量産支援/3Dプリントサービス
・AMに関連する各種講習・教育の実施
などAMに関わるトータル支援
代表者:代表取締役 中島 佑太郎
所在地:〒600-8357 京都府京都市下京区柿本町588-22
設立:2014年3月
事業内容:Additive Manufacturingにおける、ソリューション開発事業/ツールソリューション事業/研究開発事業
資本金:6800万円
URL:https://www.yokoitoinc.com/
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