【上司部下の溝に関する実態調査】部下の約9割が、育成において叱ることより「褒めること」の方が重要と回答、上司より10ポイント高い結果に
〜「指示を汲み取れない部下」、「気分で態度が変わる上司」に不満の声〜
勝ち続ける営業組織へのソリューション(https://sb-service.co.jp/service/)を提供するソフトブレーン・サービス株式会社(代表:野部剛、本社:東京都千代田区)は、営業部長・課長110名と営業を行うZ世代一般社員107名を対象に、上司部下の溝に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年3月20日〜同年3月21日
有効回答:営業部長・課長(緩和で係長・課長補佐相当)110名と営業を行うZ世代一般社員107名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「ソフトブレーン・サービス株式会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://sb-service.co.jp/
- 上司も部下も、67.3%が「部下の話に耳を傾ける上司」が理想
<上司(n=110)>
・部下の話に耳を傾ける:67.3%・言動に矛盾がない:59.1%
・適切にサポートできる:54.5%
・感情的にならない:53.6%
・リーダーシップがある:40.0%
・定期的にコミュニケーションをとる:30.0%
・視座が高い:12.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:5.5%
<部下(n=107)>
・部下の話に耳を傾ける:67.3%
・感情的にならない:52.3%
・適切にサポートできる:52.3%
・定期的にコミュニケーションをとる:43.0%
・リーダーシップがある:41.1%
・言動に矛盾がない:37.4%
・視座が高い:15.9%
・その他:0.9%
・わからない/答えられない:4.7%
- 部下に対する不満は「指示をうまくくみ取れない」、上司に対する不満は「気分で態度が変わる」が最多に
<上司(n=110)>
・指示をうまくくみ取れない:34.5%・気分で態度が変わる:27.3%
・周りの意見を聞き入れない:24.5%
・上手くいかないことがあった際に責任転嫁する:20.0%
・決断力がない:20.0%
・情報共有をしない:17.3%
・人によって態度が変わる:17.3%
・プライベートに干渉してくる:6.4%
・その他:3.6%
ー50歳:実行力がない
ー59歳:受け身であり、積極性に欠ける
ー46歳:マイペース
・特に不満はない:19.1%
・わからない/答えられない:4.5%
<部下(n=107)>
・気分で態度が変わる:32.7%
・指示が一貫しない・分かりにくい:28.0%
・人によって態度が変わる:24.3%
・情報共有をしない:20.6%
・周りの意見を聞き入れない:15.9%
・プライベートに干渉してくる:14.0%
・決断力がない:12.1%
・上手くいかないことがあった際に責任転嫁する:10.3%
・その他:0.0%
・特に不満はない:30.8%
・わからない/答えられない:5.6%
- 人材育成において、76.4%の上司と86.0%の部下が、叱ることより「褒めること」が重要と回答
<上司(n=110)>
・褒めること:27.3%
・どちらかと言うと褒めること:49.1%
・どちらかと言うと叱ること:6.4%
・叱ること:3.6%
・どちらともいえない:13.6%
<部下(n=107)>
・褒めること:39.3%
・どちらかと言うと褒めること:46.7%
・どちらかと言うと叱ること:7.5%
・叱ること:0.9%
・どちらともいえない:5.6%
- 上司の約7割が「部下をよく褒めている」と回答する一方で、「よく褒められていると思う部下」は約6割
<上司(n=110)>
・非常にそう思う:10.0%・ややそう思う:58.2%
・あまりそう思わない:25.5%
・全くそう思わない:6.4%
<部下(n=107)>
・非常にそう思う:11.2%
・ややそう思う:50.5%
・あまりそう思わない:30.8%
・全くそう思わない:7.5%
- 上司の約7割が「的確に物事を伝えられている」と回答する一方で、「上司から的確に物事を伝えられている」と感じる部下は64.5%
<上司(n=110)>
・非常にそう思う:9.1%・ややそう思う:60.0%
・あまりそう思わない:26.4%
・全くそう思わない:4.5%
<部下(n=107)>
・非常にそう思う:13.1%
・ややそう思う:51.4%
・あまりそう思わない:31.8%
・全くそう思わない:3.7%
- 上司の47.3%が「キャリアプランについて詳細に共有できている」と回答、部下の45.7%が「上司からキャリアプランについて詳細に共有されている」と回答
<上司(n=110)>
・非常にそう思う:10.9%・ややそう思う:36.4%
・あまりそう思わない:43.6%
・全くそう思わない:9.1%
<部下(n=107)>
・非常にそう思う:9.3%
・ややそう思う:36.4%
・あまりそう思わない:37.4%
・全くそう思わない:16.8%
- 上司の約半数が「部下の成長状況に満足していない」と回答する一方で、部下の44.0%が「自身の成長状況に満足している」と回答
<上司(n=110)>
・非常に満足している:7.3%・やや満足している:36.4%
・あまり満足していない:36.4%
・全く満足していない:11.8%
・わからない/答えられない:8.2%
<部下(n=107)>
・非常に満足している:1.9%
・やや満足している:42.1%
・あまり満足していない:34.6%
・全く満足していない:13.1%
・わからない/答えられない:8.4%
- 部下の7割以上が「上司の説明に納得感を持って行動に移せている」と回答
・非常にそう思う:12.1%
・ややそう思う:58.9%・あまりそう思わない:23.4%
・全くそう思わない:5.6%
- 上司の説明に納得感を持てていない理由、「指示に一貫性がないから」や「適切な説明や理由付けがなく、理解しづらいから」など
・指示に一貫性がないから:41.9%
・適切な説明や理由付けがなく、理解しづらいから:41.9%・効率の悪いやり方を指示されているから:35.5%
・具体的なアクション(行動)の仕方の説明がないから:32.3%
・指示の目的や意義が不明確だから:29.0%
・そもそも上司との信頼関係が不十分だから:25.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:6.5%
- 上司の46.4%が「部下の育成は成功している」と回答
・非常にそう思う:8.2%
・ややそう思う:38.2%・あまりそう思わない:48.2%
・全くそう思わない:5.5%
- 上司の約8割が「育成ではなく、プレーヤーとして自分が実施したいと思ったことがある」と回答
・非常にある:23.6%
・ややある:54.5%・あまりない:17.3%
・全くない:4.5%
- 「プレイヤー」として自分が実施したいと思った場面、「部下の能力不足により、仕事が上手く進まない時」や「部下がやるべきことをやらない時」など
・部下の能力不足により、仕事が上手く進まない時:46.5%
・部下がやるべきことをやらない時:46.5%・部下の理解が浅い時:27.9%
・部下が意見や提案を積極的に出さない時:22.1%
・部下の業務に取り組む姿勢が悪い時:19.8%
・部下が自分の指示や方針に従わない時:14.0%
・その他:2.3%
ー59歳:顧客に対して迷惑と感じたとき
・わからない/答えられない:9.3%
- まとめ
まず、営業部長・課長に「どのような上司でありたいか」、部下に「どのような上司と働きたいか」について聞いたところ、どちらも「部下の話に耳を傾ける」が最多回答となり、目指す上司像と求められている上司像が一致していることが分かりました。次に、部下に対する不満に関しては、「指示をうまくくみ取れない」、「気分で態度が変わる」などが挙がり、上司に対する不満に関しては、「気分で態度が変わる」や「指示が一貫しない」などが挙がりました。
また、営業部長・課長の76.4%と、部下の86.0%が、「育成において、叱ることよりも褒めることが重要」と回答しました。営業部長・課長の約7割は、実際に部下を褒めることを実践しているものの、「褒められている」と実感している部下は61.7%に止まる結果となりました。そして、上司は的確に物事を伝える努力をし、部下もそれに対して納得した上で行動に移すことができているケースが多いものの、一部の部下からは、「指示に一貫性がなかったり、適切な説明や理由付けがなくて理解しづらい」というときに、上司の説明に納得ができないこともあるということが分かりました。最後に、営業部長・課長に対して、育成に時間を割くのではなく、プレイヤーとして自分が実施したいと思ったことがあるか尋ねたところ、約8割が「そう思ったことがある」と回答し、部下の能力不足が原因で仕事が進まない時や、部下がやるべきことをやらない場合に、育成の煩わしさやもどかしさを感じることが明らかとなりました。
営業部長・課長と部下の関係性や本音を調査した結果、上司は部下の話を聞き入れ、的確に説明し、キャリアプランについても共有するよう努めており、その努力が部下の育成に、しっかり反映されていることが伝わってくる内容となりました。しかし、「部下の育成に成功している」と言い切れる上司は半数以下となっており、時には自分が手を動かした方が早いのではないかと思いながらも、部下の成長を見守っていることが分かりました。世代のギャップがある上司と部下が良好な関係を築き、共に成長するためには、上司が忍耐強くコミュニケーションを取ること、そして、部下は上司の言葉を素直に受け入れ、アウトプットを続けることが大切と言えるでしょう。
- 実態調査解説セミナー
~自分の部下は何を考えている?意図を伝えるためには~
日時 :5/12(金)14:00—15:00
参加費:無料(オンライン開催)
https://sb-service.co.jp/seminer-tokyo-230512online/
- 会社概要
【URL】https://sb-service.co.jp/
【住所】〒101-0047 東京都千代田区内神田3-2-8 いちご内神田ビル10階
【代表者】代表取締役社長 野部剛
【事業内容】営業コンサルティング事業/ビジネススクール運営事業/研修・セミナー事業/実行継続支援事業/アセスメント開発・販売
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