ジップロック®・テラサイクル・アイカサ・ BEAMS COUTURE 4者協働でジップロック®をリサイクルした傘のシェアリングサービスを運用『Ziploc RECYCLE PROGRAM』

【まいにちを、たいせつに。サステナブルアクション】循環型社会の実現を目指し、廃プラスチック問題解決に貢献 2020年7月29日(水)より一般回収スタート。9月中旬より傘シェアスタート

 旭化成ホームプロダクツ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:澤江 潔、以下旭化成ホームプロダクツ)は、 持続可能な社会の実現に向けてサステナブル方針の策定を行いました。この方針のもと、ステートメント「あたりまえのまいにちを、この先も、ずっと。」を掲げ、新規プロジェクトを発足します。
 この度、旭化成ホームプロダクツ、テラサイクルジャパン合同会社(本社:神奈川県横浜市、アジア・リージョナル・マネージャー 、エリック・カワバタ、以下テラサイクル)、株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋谷区、代表取締役:丸川照司、以下Nature Innovation Group )、株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋、以下ビームス)の4者で協働し、ジップロック®をリサイクルした傘のシェアリングサービスを展開する『Ziploc RECYCLE PROGRAM』を、2020年7月29日(水)より開始します。

『Ziploc RECYCLE PROGRAM』は、使用済みジップロック®を回収し、別のプラスチック製品に作り替えることで廃プラスチック問題の解決に貢献する活動です。使い捨てになるビニール傘の廃棄問題に着目し、ジップロック®をリサイクルしたビニール傘を、傘シェアリングサービスで運用します。旭化成ホームプロダクツを中心とした4者協働のプロジェクトであり、回収とリサイクルをテラサイクルが、傘のデザイン監修をBEAMS COUTUREが、傘シェアリングサービス運用をアイカサが行います。まずは、7月29日(水)よりテラサイクルのウェブサイト(https://www.terracycle.com/ja-JP/brigades/ziploc )にて、ジップロック®の一般回収をスタートします。また9月中旬より、生産過程で出る廃棄品を使用したリサイクル傘のシェアサービス運用を、西武鉄道池袋線の池袋〜飯能駅を中心に都内で開始します。今後も、ジップロック®はお客様に貢献するブランドとして、一般家庭からの使用済みジップロック®の回収や、全国主要都市での傘シェアリングサービス活用を目指します。

 
  • 1人あたりの使い捨てプラスチックごみの廃棄量、日本は世界2位。国内資源循環体制の整備が急務
 日本人1人当たりの使い捨てプラスチック容器包装の廃棄量は、米国に次いで世界第2位※1、廃プラスチック輸出量は世界第3位※2となっています。近年日本の廃プラスチック輸出先のアジア各国が輸入規制を行ったことにより、行き場を失った廃プラスチックの国内資源循環体制の整備が急務とされています。
※1:UNEP 国際連合環境計画 SINGLE USE PLASTICS 2018   
※2:世界貿易統計データベース(グローバル・トレード・アトラス)
 
  • 年間廃棄量8000万本、深刻な「ビニール傘の廃棄問題」
 現在日本では年間8000万本※3ものビニール傘が消費され、安易に廃棄されたものは環境問題につながってます。1本当たりに使用されるプラスチック量がストローの約400倍に相当するビニール傘の廃棄も、プラスチックごみ廃棄量の多さの要因の一つです。
※3:環境へ与える傘の廃棄問題 Environmental issue of Umbrella(サレジオ工業高等専門学校 デザイン学科 価値創造研究室)

  2018年に旭化成ホームプロダクツは、アップサイクルを理念とするレーベル「BEAMS COUTURE」とのコラボレーションによって、ジップロック®を素材に使用したビニール傘を発売。キッチン以外でのジップロック®の使用のイメージ作りに取り組みました。この度、取り組みを発展させ、テラサイクル、アイカサ、ビームスと協働することで、使い捨てプラスチックをビニール傘にリサイクルするのみならず、傘シェアリングサービスとして運用することで、廃プラスチック問題の解決に貢献します。
 旭化成ホームプロダクツは、本プログラムを通して持続可能な環境・社会の実現を目指してまいります。
 
  • 回収フローについて

  • リサイクルフローについて

  • 「アイカサ」設置エリア・方法について

■設置エリアについて
 
今回のジップロック傘は西武鉄道池袋線の池袋〜飯能駅までの26駅を中心に設置します。また一部の首都圏のスポットにも設置します。急な雨に近くのスポットでかりて、好きなスポットで返せるため、今回の傘がいろんな街や人を渡ることで循環型社会を目指した取り組みと想いが多くの方へ届くよう運営をして参ります。


■アイカサの利用方法について
 公式アプリをダウンロードしアイカサの傘立てにあるQRコードを読み込むことで傘のレンタル/返却ができます。
Google Play :https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nig.ikasa
App Store :https://apps.apple.com/jp/app/アイカサ-ikasa/id1506370081
 
  • デザインについて(デザイナーコメント) 
 Ziploc製品のデザインが大好きで、これまで2度のコラボレーションコレクションでZiplocを使ったファッションアイテムを作りました。この度Ziploc RECYCLE PROGRAMでは、傘のデザインを担当させていただきました。Ziploc製品そのものをリサイクルしてシェア傘として生まれ変わらせるこのプログラムは、アップサイクルやリメイクを通して物作りのサステナビリティを考えるBEAMS COUTUREの理念とマッチしており、参加の機会をいただき大変光栄です。
 急な雨で傘が必要になった時に、年齢・性別・TPOを問わずどなたにでも似合うデザインにしたい。誰が見てもすぐにZiplocのバッグを思い起こすようなデザインにしたい。そんな想いにBEAMS COUTUREらしい遊び心を添えたデザインになりました。
 この傘をさした時、雨の日が、少しでも楽しくなりますように。

                     BEAMS COUTUREデザイナー 水上路美
 
  • 「Ziploc RECYCLE PROGRAM」発足によせて(旭化成ホームプロダクツ 代表者コメント)
 ジップロック®は食品だけでなく、持ち運びや整理収納など、幅広くお使いいただいており、ジッパーバッグ市場は過去10年で1.7倍の成長を遂げております。多くのお客様にご支持いただいているからこそ、これまで以上にお客様の暮らしに貢献できるブランドを目指し、更には循環型社会を推進していくため、『 Ziploc RECYCLE PROGRAM 』を開始いたしました。
 旭化成ホームプロダクツ、そしてジップロック®としての取り組みとして、この度テラサイクルジャパン様、 Nature Innovation Group様、ビームス様と『Ziploc RECYCLE PROGRAM』で協働することができ、大変光栄に思います。テラサイクル様との連携は“循環させる工夫”、アイカサ様との連携は“シェアする工夫”、ビームス様との連携は“積極的に使いたくなる工夫”と、様々な工夫が込められています。本プログラムによって、お客様に楽しんで頂きながら「持続可能な社会」「循環型社会」について考えるきっかけをご提供できればと思っています。
 
  • テラサイクルについて
 テラサイクルは「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、従来廃棄物として捨てられていたモノや、リサイクルが困難とされているモノを世界各国で回収し、様々な製品にリサイクルする米国発の環境ソーシャルベンチャーです。現在21カ国で事業を展開しており、大手企業やブランドと協働で使用済み製品やパッケージなどを回収し、原料や製品としてマテリアルリサイクル(再資源化)しています。
 
  • アイカサについて
 「アイカサ」は、2018年12月にサービスを開始した、日本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な雨にもビニール傘をわざわざ購入せずに、アイカサを借りて利用し、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することができるのが特徴。現在は、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と、福岡、岡山、関西、名古屋などでの展開を合わせて、スポット数約700箇所。登録ユーザー数は10万人を達成。傘がないことによって移動ができないことや濡れて不快になることを無くし、「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築と同時に、使い捨て傘ゼロの社会の実現をミッションにしております。
 
  • 「BEAMS COUTURE」について
 「BEAMS COUTURE(ビームス クチュール)」はBEAMSのデッドストック商品などをリメイクし新たなアイテムへアップサイクルするブランドとして2017年10月にデビューしました。1点1点、手の込んだアート作品のようなハンドワークで服やアクセサリーに新たな命を吹き込み、お客様が自分だけの1着を見つけ身につける喜びをお届けしています。こうした「BEAMS COUTURE」の取組に共感してくださる様々なアーティストやブランドとのコラボレーションも続けています。
 
  • 旭化成ホームプロダクツ サステナブル方針について
  現在、「持続可能な社会」の実現に向けて、世界のさまざまな場面で議論がなされています。旭化成グループでは、2019 年度より3カ年の中期経営計画『Cs+for Tomorrow 2021』を開始し、持続可能な社会への貢献と、持続的な企業価値の向上を図っています。「まいにちを、たいせつに。」という企業スローガンを掲げ、これまで食生活の様々な場面に寄り添ってきた旭化成ホームプロダクツにおいても、「持続可能な社会」の実現に貢献すべく、この度、「あたりまえのまいにちを、この先も、ずっと。」を ステートメントに、サステナブル方針の策定を行いました。
  豊かな食生活や健康的な暮らしをかなえるためのアイディアなどの日々の暮らしに寄り添う取り組みから、食料問題やエネルギー問題、気候変動への対策といった未来の暮らしを守る取り組みまで、SDGs(持続可能な開発目標)に表される社会課題を見据えた取り組みを推進してまいります。

<サステナブル方針ステートメント>

「まいにちを、たいせつに。」というミッション・ステートメントのもと、
これまで食生活の様々な場面に寄り添ってきた、旭化成ホームプロダクツ。

私たちは今、SDGsに表される社会課題を見据え、あらためて自らの存在意義を見つめ直しました。
今日の暮らし。未来の暮らし。その両方を守っていくために、できることは何か。

変わりつづける食生活に対応することはもちろん、
食料資源の有効活用や、男女共同参画社会の実現、エネルギー問題や気候変動への対策など、
私たちが取り組める領域は、キッチンを超え、暮らしを超え、地球環境へと広がっています。

“暮らしの技術”を、今日のため、明日のため、未来のために活かすこと。

私たち旭化成ホームプロダクツは、
サステナブルな取り組みを進めていきます。

未来の子どもたちが笑顔で暮らせる、あたりまえのまいにちを守るために。
 
  • サステナブル方針 WEBサイト
旭化成ホームプロダクツ サステナブル方針のウェブサイトを公開いたしました。
ミッション・ステートメントや、「今日」「明日」「未来」の3つ暮らしのために取り組む7つの社会課題について紹介しています。
URL  : https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/sustainability/

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会社概要

URL
http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー
電話番号
-
代表者名
高橋 克則
上場
未上場
資本金
2億5000万円
設立
1979年03月