マップフォー、株式会社イメージワンと販売代理店契約を締結

マップフォー

2024年10月29日 15時30分

空間知能を追求する株式会社マップフォー（本社：愛知県名古屋市、共同代表：橘川雄樹、田中一喜、以下「マップフォー」）は、「ヘルスケアソリューション」「地球環境ソリューション」を主要事業とする株式会社イメージワン（本社：東京都品川区、代表取締役社長：川倉歩、以下「イメージワン」）と2024年10月1日付で販売代理店契約を締結しました。本契約により、マップフォーはイメージワンを通じて、マップフォーが開発・提供する3次元データ計測システム「SEAMS」および3次元点群地図作成ソフトウェア「MAP IV Engine」の提供を促進し、建設や土地開発、環境モニタリング、資源管理など、さまざまな産業における測量および地図作成を支援します。

SEAMS LX（車載モデル）

3次元データ計測システムの車載モデル。高精度なデータ収集と作業効率の向上を両立し、低コストで導入が可能です。マルチセンサー（カメラ×8台、LiDAR×2台）を搭載し、走行中に周囲の3次元形状、全方位画像、位置情報を同時に取得できます。これにより、電力や道路インフラ設備の保全管理、建設業界や測量業界向けに、精密な3次元データを提供できます。

SEAMS ME（ウェアラブルモデル）

3次元データ計測システムのウェアラブルモデルで、歩行しながらの計測が可能です。軽量で持ち運びが容易なため、狭い場所や複雑な地形でも操作がしやすく、都市部や屋内外のさまざまな環境に対応できます。測量や建設業界など、細部までの地図作成が求められる現場での計測に最適です。

MAP IV Engine

マップフォー独自のSLAMアルゴリズム※を使用した、3次元点群地図作成ソフトウェアです。SEAMSに搭載された3D LiDAR（レーザー測定技術）で計測されたデータから、実世界の形状や物体を3次元点群として精密に取得します。さらに、RTK-GNSSやIMU（慣性計測装置）を組み合わせることで、より高い精度が求められる公共測量にも対応可能です。

※SLAM（Simultaneous Localization and Mapping）アルゴリズム
移動するデバイス（ロボット、ドローン、車両など）が、周囲の環境の地図を作成しながら、自身の現在位置を同時に推定する技術。この技術は、自律移動やナビゲーションシステムの核となっており、特にGNSSが届かない環境や未知の場所での利用に有効。

マップフォーはこれまで、自動運転分野での要素技術研究をベースに、インフラ保全、測量、製造業やXRなど幅広い業界での空間情報の利活用に係る実証実験を重ね、3次元データ収集・データ作成の効率性と精度を向上してきました。3次元データの取得技術は、さまざまな分野で利活用が期待されています。マップフォーは、「あらゆる産業に不可欠な空間知能を追求する。」をミッションに、ユーザー様の空間情報の取得・活用を推進していきます。