豆菓子・ナッツメーカーの有馬芳香堂が創業100周年を記念し、特設サイトを開設
〜100年分の感謝の気持ちを込めて〜
株式会社有馬芳香堂(本社:兵庫県加古郡、代表取締役:有馬英一)は、「まめ一粒を大切に」という理念のもと、みなさまへの100年分の感謝の気持ちを込めて、特設サイトを開設しました。同サイトでは、創業100周年のロゴに込められた想いや、弊社の歩みについて詳しく説明しています。現在開催中の100周年キャンペーンの詳細もご覧いただけます。
■100周年記念サイト
特設サイト内では、「有馬芳香堂100年の歩み」「100周年ロゴに込められた想い」や、お客様への感謝の想いを込めて現在実施中の「賞品総額100万円分のプレゼントキャンペーン」の詳細などがご覧いただけます。
100周年記念サイトURL:https://arima.co.jp/100th_anniversary/
■創業の背景
有馬芳香堂は、大正10年創業の2021年10月で100周年を迎えるナッツ・豆菓子・ドライフルーツを取り扱う食品メーカーです。社名「有馬芳香堂」は、創業者の有馬嘉馨の「嘉馨(よしか)」を現代字に直した「芳香」が由来になっています。有馬嘉馨は「鹿児島県姶良郡加治木町」出身で、苦学の末、慶応義塾を卒業し東京信託に入行後、大正4年に神戸税関に奉職しました。妻「さと」とは東京で知り合い結婚し、商売の好きな「さと」は、神戸の友人に頼まれて「お茶の小売り」を始めました。嘉馨は税関で落花生の輸入管理に携わっていたことから、「お茶より落花生を」という、さも自然な流れから二人で「落花生加工業」を営むことになりました。三代目現社長の有馬英一は、「まめ一粒を大切に」という理念のもと、豆類からナッツ類中心の商売へと幅を広げ、さらに新たな商品の開発にも社をあげて取り組んでいます。
■新たな挑戦への想い
次の100年に向けて、「経営基盤の強化」と「新たな挑戦」を軸にした中期経営計画「Challenge2021」を策定しました。具体的には、お得意先様と消費者様との関係強化と、製品・商品の品質向上のための「進化・深化・変化」策を示し、「安全を担保し、安心できる工場見学会などの実施(コロナ禍で一般の方からの募集は中止しています)」「製造工程と製法の数値化・数値管理」を目指しました。そして、新たな挑戦として「海外市場への参入」と「NUTS LAB」の開店です。海外進出を進める上で、世界規模で重要なマーケットとなるイスラム市場に数年前から注目しており、マレーシア市場が「英語が通じる」「東南アジアのハブ」「ハラール市場の中心地」という条件が整っていることからマレーシア市場への参入を決め、2021年1月から商品販売を開始しました。今後は、シンガポールやインドネシアなどのイスラム商圏への販路拡大を目指します。一方国内事業においては経営基盤を強化しつつ、「ナッツを食卓へ」という新しいスローガンを掲げ、できることは何かを思考した結果、100周年を迎える2021年にナッツスイーツ専門店と商品開発研究所のNUTS LABの開店を目指し、今年4月に開店を迎えることができました。今後は食を通した交流の場を提供しつつ、地域活性化にも貢献していきたいと考えています。
■特設サイトにおける「創業100周年ご愛顧ありがとう!賞品総額100万円プレゼントキャンペーン」について
当社は100周年を迎えるにあたり、地域のみなさまへの恩返しの気持ちを込めて、「創業100周年ご愛顧ありがとう!賞品総額100万円プレゼントキャンペーン」を10月1日(金)~12月1日(水)まで開催します。
※詳しくは、以下URLからキャンペーンページをご確認下さい。
https://arima.co.jp/100th_anniversary/
参考資料
■有馬芳香堂の歩み
創業当時の製造
創業当初の店は、住居も兼ねた小さな2階建ての建物であり、その2階で「さと」が一人で製造を行っていました。当初店舗近隣にあった、皿池温泉のお客様が銭湯帰りに有馬の豆菓子を買って帰るということが次第に多くなり、人が人を呼んで、店は繁盛し商品の製造が追いつかなくなりました。これをきっかけに、昭和に入ってまもなく神戸市兵庫区中道通8丁目に工場と店舗を作り、本格的な製造を始めました。
第二次世界大戦の企業整備令による廃業と再興
地域の方々に支えられながら、順調に商いを続けてきた弊社でしたが、第二次世界大戦の企業整備令により1943年に廃業を経験しました。しかし、戦後1948年の統制下において徐々に家業の再興を図り、神戸市長田区の自宅でピーナッツの加工を始め、翌年の1949年には戦前に工場があった兵庫区下沢通7丁目の近くに工場兼店舗建設を行い、本格的に事業を再開しました。3年後の1952年には、三宮で直営店を開店し、小売りが始まりました。
左:1954年 工場-初代(サト)
右:1955年 サンパル外観
事業拡大のため稲美町へ工場を移転・新設
将来を見据えた事業拡大のため、1977年に稲美町へ倉庫と包装工場を移設しました。経理・営業・製造は下沢本社のまま、2ヵ所経営がしばらく続きましたが、その後製造部門も移転し一貫製造が可能となりました。現社長の有馬英一は創業100周年を視野に入れ先々の事業継続を考えたところ,「工場内の労働環境の改善」「安心・安全の向上」が必要だと考え、2012年に稲美工場敷地内に新工場が竣工することとになりました。
左:1981年 本社
右:1986年 稲美工場
■有馬芳香堂のものづくりへのこだわり
産地訪問(よい豆を仕入れる秘訣は、産地と想いをともにすること)
素材選びは、日本や中国、アメリカ、インドなど世界に広がる生産地に購買担当者自らが足を運ぶことから始まります。栽培環境や加工設備だけにとどまらず、工場の衛生管理が隅々まで行き届いているか、従業員が真摯に素材と向き合っているかをチェックし、生産者の方々の品質に対する姿勢を見極めながら、私たちの一粒を大切にする想いを伝えています。美味しさはもちろん、安全で見た目にも美味しい商品をお届けするには、想いに共感して頂くことは欠かせません。
焙煎へのこだわり
弊社は熱風で豆を動かしながらムラなく焙煎することができる「流動層焙煎機」を使用しており、独自の製法で原料ごとに調節を行うため、独特のコクと旨みを出すことが出来ます。ご年配の方でも食べやすい柔らかさは、現在に至るまで長らく顧客に支持されています。
左:アーモンド焙煎の様子
右:焙煎したアーモンドを
選別する様子
■有馬香堂が行うSDGsについて
<貢献しているSDGs>
弊社はナッツの生産だけでなく、地域との関わりや新規事業を通して、県立大学とのプロジェクトゼミや、公共団体への支援金寄付、調理製菓専門学校との商品開発、そしてハラール認証取得など、SDGsへの貢献を目指して様々な取り組みを行ってきました。また100周年に向けた新たな挑戦として、ナッツスイーツ専門店と商品開発研究所「NUTSLAB」を開店しました。店舗で提供するスイーツを乗せるトレイには、本来破棄される六甲山の間伐材を有効活用しているほか、地域活性化の取り組みとして、豆まき文化の承継と地域活性化を目的とした「Fuku wa Uchi」などを実施しています。
SDGsに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000069658.html
■有馬芳香堂について
有馬芳香堂は、2021年に創業100年を迎えるナッツ・豆菓子・ドライフルーツを扱う食品メーカーです。創業以来、素材にこだわり鮮度を大切にする「真面目で頑固な豆屋」として商いを続けてまいりました。だからこそ、「素材」「鮮度」「清潔」を重視した、「正直」「誠実」な経営という5つのSを掲げ、当たり前の事を当たり前に行い、皆様に信頼いただける企業を目指してまいりました。現在は直営店に加え、全国130以上の小売店、量販店でもお取り扱いいただいております。また、航空会社をはじめとした企業とのコラボイベントや商品開発も行っています。近年は地域での活動にも力を入れており、製菓学校と洋菓子屋との商品開発・販売だけでなく、動物園とのコラボイベント・企画や、節分イベント「Fuku wa Uchi」(神戸元町商店街六丁目)を主催するなど、様々な地域活動を行っています。私たちはこれからも「まめ一粒を大切に」の精神を忘れることなく、豆菓子の美味しさを多くの方に届けてまいります。
【会社概要】
会 社 名 :株式会社有馬芳香堂
所 在 地 :〒675-1105兵庫県加古郡稲美町加古3627-3
代 表 者 :代表取締役社長 有馬 英一
設 立 :昭和25年5月(1950年5月)
創 業 :大正10年10月(1921年10月)
U R L :https://arima.co.jp/
事 業 内 容 :各種豆類ナッツ類落花生加工、菓子一般食品・珍味類販売
【報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社有馬芳香堂 事業開発部 広報:小田
電 話 番 号 :070-2675-8998
ア ド レス :oda@arimahokodo.com
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