持続可能な農業”放牧”から学ぶ ~ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト ディスカッショングループ・東京セミナー 実施レポート公開~
ニュージーランド政府、フォンテラジャパン株式会社、ファームエイジ株式会社が主体となるニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトにて、放牧酪農に関するセミナーを北海道興部(おこっぺ)町、足寄(あしょろ)町、さらに東京都港区で報告会を開催致しました。当日は農業従事者、関係団体など、多くの方にご参加いただきました。
北海道2地区では、実際に放牧を行っている農場で、現地を見ながら草地管理や放牧のノウハウについて、NZコンサルタントと参加者によるディスカッションを行いました。
東京報告会では、これまでのプロジェクトの成果や今後の可能性について報告し、コープ九州の江藤理事長、新井課長、そして株式会社きのとやの長沼会長から、プロジェクトを機にグラスフェッドに関する取り組みをはじめた理由やその成果についても、ご報告いただきました。
いずれの参加者からも、多くの質問が寄せられ、充実したセミナーとなりました。
北海道2地区では、実際に放牧を行っている農場で、現地を見ながら草地管理や放牧のノウハウについて、NZコンサルタントと参加者によるディスカッションを行いました。
東京報告会では、これまでのプロジェクトの成果や今後の可能性について報告し、コープ九州の江藤理事長、新井課長、そして株式会社きのとやの長沼会長から、プロジェクトを機にグラスフェッドに関する取り組みをはじめた理由やその成果についても、ご報告いただきました。
いずれの参加者からも、多くの質問が寄せられ、充実したセミナーとなりました。
- 1.北海道興部(おこっぺ)町 ディスカッショングループ
1-1.開催要項
開催日時:2022年9月27日
開催場所:興部町 松岡牧場
参加人数:約30名(地元JA営農、資材課職員、普及員、新規就農予定者ほか)
1-2.ディスカッション内容
・フリーストール農家の放牧転換の可能性とステップについて
・新規就農と集約放牧のメリットについて
1-3.開催の感想
フィールドの舞台となっていただいた松岡牧場は、いわゆる中規模とよばれる北海道内では標準クラスの農家で、飼養形態も一般的なフリーストールです。そういったこともあり、参加者は地元の普及員から、新規就農を目指す方まで幅広く、注目度も高いようでした。
こうした、一般的な規模・飼養形態から放牧への転換が、どのような経営変化をもたらすかを示すことで、放牧に対する意識が変わるきっかけとなるでしょう。今後もサポートを続けてまいります。
- 2.北海道足寄(あしょろ)町 ディスカッショングループ
2-1.開催要項
開催日時:2022年9月29日
開催場所:足寄町 ありがとう牧場
参加人数:約20名(地元普及員、大学生、新規就農予定者、官公庁職員ほか)
2-2.ディスカッション内容
・なぜ集約放牧をする必要があるのか
・農家が財務データを知ることの重要性
・放牧前後の草の確認方法
・季節分娩の特徴(乳検データ)
2-3.開催の感想
昨今世界情勢の変化に伴い、従来の放牧だけでは、経営が厳しくなるのではないか、という話題が、多く挙げられました。ディスカッションの中では、高原牧場(北海道天塩町)の成果を他の農場でも実践する(集約放牧の価値)ことと、中規模の農場でできる草地管理のモデルを作ることが必要性が注目されました。
- 3.東京セミナー
3-1.開催要項
開催日時:2022年10月3日
開催場所:ビジョンセンター 品川
参加人数:約60名(企業、畜産関連、乳業メーカー、報道関係者、官公庁職員 ほか)
3-2.報告内容
・ニュージーランド協力プロジェクトの成果と今後について
・企業代表者によるグラスフェッド実践事例
3-3.開催の感想
今回のセミナーではメインの活動のほかに、プロジェクトをきっかけに新しい事業をスタートしたきのとやの長沼会長とコープ九州からグラスフェッドの取り組みをご紹介頂きました。特に、長沼会長のビジネスを意識した新しい農業に対する取り組みは、多くの企業の方にも影響を与えたと思われます。
- 4.全体を通じて
今回も多くの方と放牧の今後について、意見を交わすことができました。特に、初開催となった東京報告会では、普段は農業の現場には居合わせない企業や関連団体の方も多く、グラスフェッドに関する理解や認識も、深まったことと思います。
- 5.次回の開催予定
詳細は、ウェブサイトまたはSNS(Twitter、インスタグラム)などで発信してまいりますので、お待ちください。情報を間違いなく受け取りたい方は、お手数ですが弊社まで直接お問合せください。
【ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトとは】
日本の酪農の収益性と持続可能性に貢献することを目標に、ニュージーランドの放牧酪農のノウハウを活かし北海道内での放牧酪農の可能性を調査するプロジェクト。
2014年にスタートしたこのプロジェクトは、ニュージーランド政府、ファームエイジ株式会社、フォンテラジャパン株式会社の3者の共同プロジェクトで、北海道庁およびホクレン農業協同組合連合会の協力のもとで行われています。
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